2021/05/06:僕ならそろそろ整理する
バイデンがコロナワクチン特許放棄することを支持したというニュースが流れ、MRNA, BNTXなどが軒並み下落している。こんな共産主義みたいなことが本当に起こる?
- 特許を放棄するというのは、その特許が取得された国以外の国々における特許権利の主張をやめるということ。
- 特許を取得された国においては、逆に強化されます。
- 全部のパテント(特許)を放棄するのではないということを理解してください。
- 知財を保護するという意味で最も重要なのは、実はパテントではない。何が重要か。実際の製造がメチャクチャ難易度が高く、その製造ノウハウが知財の保護に繋がっていると思う。
- 実際に、モデルナのワクチン、バイオンテック・ファイザーのワクチンの差はない。もっと言えば、誰でも作れる。でも、青写真はコピーされても、どうせできない、作れない。
- バイデン大統領が特許放棄を指示すると打ち出したところで、何も変わりません。
- 実際にこのノウハウに基づいてワクチンを製造できるのは、ファイザーとモデルナだけ。
- 百歩譲って、楽観的に見ると、ひょっとすると中国はそのノウハウをコピーして、ワクチンを完成するかもしれないが、その場合でも難易度はメチャクチャ高い。
- アメリカはもうワクチン接種がすごいスピードで進んでいる。二十代の息子も接種を終えている。20代でも注射が行き渡っている。ということは、小中高校生を除けば、大人全員にワクチンが行き渡ったと考えて良い。
- 夏にかけて3億回分のワクチンがアメリカ国内だけで余ると言われている。そのワクチンは輸出することになる。そのなかにモデルナ、ファイザーに加えてアストラゼネカのワクチンも含まれています。
- トランプがワークスピード計画を発表したときは、どのワクチンが成功するか分からなかった。イギリスのアストラゼネカからもアメリカ政府はワクチンを買いました。で、もらった。
- しかし、結果としてアストラゼネカのワクチンは、緊急使用承認は下りていない。ワクチンは届いているが、未使用で保存されている。アストラゼネカのワクチンはたぶん再輸出されると思う。
- アストラゼネカや中国のシノファームのワクチンは変異種にあまり効かないと言われている。
- セネガルとかアフリカ大陸の沖合にある島国では、中国の新型コロナワクチンの接種が国民の60%ぐらい終わっているが、でも変異種に効かず、ワクチン接種済みでも新型コロナにかかっている。
- どのブランドのワクチンを接種するのかというのが、非常にポイントになっている。結論的には、ファイザー・バイオンテックかモデルナのワクチンが一番良い。
- ジョンソンエンドジョンソンやアストラゼネカも悪くはないけど、ん〜どうだろうねぇ〜という感じ。
- 本当に効くワクチンは数が限られている。2種類しかない。ファイザー・バイオンテックかモデルナのどっちか。
- 最終的には、ファイザーは生産能力を上げているので、世界の人々にもファイザーのワクチンが回っていくと考えるのが自然。
- その場合、一回当たり19ドルということにアメリカではなっているが、新興国ではお金がないので安い値段になりそう。その交渉のひとつとして、特許放棄の話がそれにからめて出てきている。
- 世界の人々がワクチンを接種しないと、アメリカ人が全員注射したとしても安全ではない。世界から新型コロナを駆逐しなければ、また脅威にさらされる。
- 安い値段で世界の人にワクチンを輸出するというのは、ファイザーやバイオンテックは、最初からそういうふうに考えていたと思う。
- 今回のワクチンに限らず、他のお薬でもそう。ただ同然でアフリカとかに出している。それと変わらない。
- バイデンのパテント放棄に賛成というニュースは、ニュース性はゼロ。
- バイオンテックやモデルナの株価が下がっているのは、理想を買い現実で売り。実際に大きな売上高がたって、ビッグビジネスとして成立したということが明確になったから、株価が下がっているんです。
- 売りタイミング?⇒今かもしれない。
- もうすでにギクシャクしたチャートになっている。
- 買いのチャートになっているとは思えない。
- ひと相場終わった。あまりワクワクしないね。
- 僕ならそろそろ整理する。
- EPS予想2.47ドルに対して結果2.84ドル。売上高予想20.6億ドルに対して、結果19.4億ドル。まぁ、ミスしていますね。
- 新型コロナワクチンは、かれこれ1年突っついてきた材料。新鮮味はない。アップサイドはしれているんじゃない?
2021/05/01:株価の妙味はだんだん薄れている
- 今、株価が凄く伸びている。
- カップを形成し、189ドルまでいけば、そこでカップ完成。
- 株価自体はそれほど割高ではない。
- 今年23ドルEPSを稼ぐから。
- 問題点としては、来年以降、EPSの数字が下がっていくことが予想されている。
- 来年のワクチン需要が今年ほど多くないだろうというのがウォール街の考え方。
- でも、ワクチンの接種は来年、再来年もやることになると思うのでそれに対する見直し買いが入っている。
- ホールドでいい。
- これから入るなら、強いて言えばバイオンテックよりモデルナ。
- 足元の業績は良いと思うが株価の妙味はだんだん薄れている。
2020/10/08:劣勢はあきらかに
MRNAは売り?
- 微妙なところだね。
- ちょっと劣勢は明らかになっている。
2020/09/20:超えていくんじゃない?
BNTXを100、MRNAを90、EBSを130で買った、将来超える?
- 3銘柄ともぜんぶ超えるんじゃない?たぶんね。
2020/09/18:バイオンテックは買い!
MRNAとBNTXの出口戦略を教えて
- 10月中旬ぐらいまでは持っていて大丈夫だと思います。
- それ以降は、ワクチンの承認、非承認のニュースが出てくる。
- もし、非承認になったら株価は半分になると思う。
2020/09/09:重要な臨床試験がスタート
VIR、MRNAの見解教えて
- VIRに関してはモノクローナル抗体を使った新型コロナの治療薬の臨床試験がスタートした。そのニュースが今後出てくると思うので、それを待ちたい。
- モデルナに関しては、昨日下がった理由はSVBリーリンク証券がモデルナをダウングレードした。
- バイオンテックとモデルナの第三層臨床試験の進捗状況をみると、バイオンテックのほうが進行している。モデルナが承認された時点では遅いんじゃないかと。バイオンテックにシェアを奪われると。
- これは間違っていると思う。
- 今臨床試験で2週間ぐらい遅れているからといって、最終的に後れを取るかというのはわからない。そのアナリストは全部のワクチンを承認されるという想定でモデルナは売りだと言っている。しかし現実は違うかもしれない。ワクチンが失敗するリスクもある。実際、アストラゼネカのワクチンは、被検者の様子がおかしいというニュースが出た。その後でモデルナが買われた。一社消えることで他の銘柄が受ける恩恵は絶大。まだ、わからない。
- モデルナ、バイオンテックは脈があると思う。アストラゼネカですらわからないと思っている。
ワクチン株について承認、未承認の結果が出るまでは持ってないと言ってたけど、そのスタンスは変更なし?
- バイオンテックやモデルナに関しては、10/15まではニュースが出ないはず。その間は、遊べるということ。つまり、トレードしていて良い。
- でも、昨日のアストラゼネカのニュースのように、安全性に関していつネガティブな要素が出るかわからないので、リスクはあると思う。
- でも、全般的にいえば、ワクチン株はバリュエーションがメチャクチャ安い。ZMとバイオンテックのPER比べてご覧?あれって思うぐらい株価が安い。
AZN臨床中ですけど、MRNA、BNTXは10月中旬までニュースは出ない?
- はい、そういう見解です。
- 何も変更はアリマセン。
MRNAを76で掴んでるけど、ホールドでOK?
- もうしばらくしたら景色が変わるかも。僕なら抱いておく。
MRNA、BNTXを買い増すのは、IPO(Unityなど)が不発に終わってからで良い?
- IPOのほうが先に来ると思います。なので、少しキャッシュを残しておいた方がいい。
ワクチン株がこれまでパーフェクトなのにここまで低いのはなぜ?
- 全滅するリスクがあるからですよね。
ワクチン株はハイテクに比べて、好材料が出てもパフォーマンスが悪いのは投資家が両者をグロース株と認識しているから?
- ワクチン株はグロース株に分類されると思う。
- 大きな違いは、決算を手がかりにして買えないということ。それがハンディキャップになっている。
MRNAからBNTXに移るべき?
- それは必要ないと思う。どちらも魅力的だと思う。
MRNA、BNTX、EBSの足抜き戦略を語ってほしい。
- バイオンテック、モデルナに関しては10/15までは遊べる。それまでは売らない。
- EBSは、それよりもっと後に臨床試験があるので、もう少し長い期間遊べる。
- アストラゼネカのニュースでEBSが下がっているけど、ニュースそのものが欺し。でも、ニュースには気を付けたい。
- 基本的には、ワクチンそれほど簡単だと思っていないから、ニュースは確認しておきたい。
2020/09/05:110ドルぐらいになってもおかしくない
ワクチン緊急承認、10月の可能性があるのはファイザー/バイオンテックだけかと思うけどどう?
- 一番早くなるのはバイオンテックとファイザー連合だと思う。
- 早ければ10月末ぐらい。
- 2番手はモデルナ、3番手はアストラゼネカだと思う。
モデルナの役員が持ち株を売り続けているのは治験の結果が悪くなると思ってるから?
- 関係ない。
- 一番誤解されている常識としては、インサイダー、つまり会社の役員が株を売ったらもうだめと考えている人が非常に多い。
- とりわけバイオテクノロジーでは、当てはまらない。
- 僕ならそのニュースは無視します。
モデルナの治験は遅延してる?
- ファイザーとバイオンテックに対して、すでに遅れていますよね。
- 遅延は承認と関係がないからまったく心配しないでいい。
- 順番的に、バイオンテックが承認一号になったとしても、モデルナの株も上がると思うので心配しないで。
緊急承認される際、モデルナは株価80ドル以上になる?
- それは110ドルぐらいになるんじゃない?
- 何もニュースがない場合でもそのぐらいになると思う。
- それぐらいが妥当株価だと思う。
- 今までにアメリカ政府から受注した売上高を逆算すると110ドルぐらいになってもおかしくはない。
2020/08/28:もし承認されたら…
バイオンテック、モデルナの出口戦略は?承認されたらどこまで引っ張る?
- 僕の考えでは10月半ばまではニュースが出ないと思う。
- いずれにせよ、最大限でそこまで遊べる。
- 10月半ば以降は承認されたーというニュースがでると思う。そしたら、しばらく抱いておいて。
- もし、他の一社が承認されたら、それだけが株価が上がるわけではなくで、ワクチン株ぜんぶがあがると思う。逆に一社がダメだったら、全体で下がる。
- ニュースの順番からすれば、FDAがやることは、一番見込のある臨床データの会社にフォーカスして、承認できるものから承認していくと思う。
- ごぶごぶな会社の場合は、データが揃うまで様子を見ると思う。
- 良いニュースが先に出るか、悪いニュースが先に出るかといえば、良いニュースが先にでる可能性が高い。しかし、ぜんぶのワクチンが50%の足きり基準に達していない場合もあると思う。むしろそれがメインシナリオ。だから、判断が難しいよね。
- でも、ニュースが出ない間は抱いておけばいいんじゃない?
MRNAバカ下がりだけど、いつになったら上がるの?
- 僕は19ドルの時から推奨している。だから儲かっている。
- さっきも言ったが、株価調べてみ?高いのは3日だけ。上昇値幅100%というのがいくらでもある。
- 嫌なら今降りれば?だけど降りた瞬間にバーンと来たら、僕は責任もたないよ。
- 僕が言っていることは、ひとつひとつのステップを確認してとしか言っていない。第一層、第二層、第三層臨床試験がクリアできているのかということ。データも紹介している。注射を打った人にちゃんと抗体ができてT細胞もできている。
- それらが確認されただけではダメで、実際に大規模な臨床試験をしてみて、薬効が確認されなければ承認しないとはっきりFDAが言っている。注射した人としていない人で50%以上の差がでないとFDAは承認しない。
- もう一回目の大規模な第三層臨床試験は終わっている。注射した後で気分が悪くなって具合が悪くなったとかの副作用の問題、ぜんぜん出てきていない。だから、臨床は上手くいっている。それで、最後に結果を待たなければならない。
- 結果が出るのが10/15だと言っているのに、なぜ今そわそわしているんだよ!これ以上、どうやってクリアに説明しなきゃいけないの?そこんとこよろしくお願いいたします。
2020/08/20:株価だけを見るな!抱いておいて!!
9/7にバイオンテック(BNTX)、モデルナ(MRNA)売りは変わらない?
- そういうふうに言われると、グッとわだかまるw
- 基本的には、9月の第一週ぐらいまでにはニュースが出ないということを強調していた。ニュースが出ないということは、安心して遊ぶことができる。
- 要するに、ワクチンは博打。いろんな創薬、ガン、リウマチ、アルツハイマー、糖尿病などいろんな疾病分野のなかで、伝染病のワクチンがもっとも難しいもののひとつ。もうひとつ難しいのは、アルツハイマー治療薬。今、良い薬がひとつもないですよね。
- そのふたつは難易度がメチャクチャ高いんです。だから、安易な気持ちで当然承認されるという気持ちでもってほしくない。それ以降のニュースに関しては、責任持てないと言っている。
- …なんだけど、これまでのニュースフローを見ると、完全試合!でてくるデータはぜんぶピカピカ。ワクチン打ったみんなに抗体ができている。コロナと戦うT細胞もできている。
- 分かっていないのは、統計データとしてグループとしてみた場合、ワクチンが感染率を大幅に下げるということが統計的に証明されていないだけ。
- ワクチンが効くかどうかという必要条件(抗体ができたか、T細胞ができたか)はクリアしている。普通に考えれば、このワクチンは効くだろうと言われている。
- だけど、ウォール街の理解は、抗体はでき、T細胞があるけど、大幅に差し引いて、これらの株をトレードしようということ。
- モデルナの例で言えば、今までにトランプ政権から24億ドルのお金を渡されている。これは売上高に立てて良い。モデルナのワクチンが効こうが効くまいが、この金は持ってけ!ワクチンは備蓄しておけ!もしFDAが承認しなくても、その金は売上高に上げて良いよ言っている。
- その24億ドルに対して、モデルナの時価総額は260~270億ドルぐらい?かな。そのPSRは11倍ぐらいで取引されている。グロース株でPSR11倍というのは、普通のバリュエーション。モデルナが今回受けたお金は前渡し金。
- 今後、FDAから承認されれば、もっとたくさんのワクチン注文が舞い込んでくる。それに関しては最大5倍までの追加注文を出すといわれている。だけど、ぜんぜん株価に織り込まれていない。
- 僕は、9月第一週以降はどんなニュースがでるかわからないから知らないよとみんなに言っている。だけど、ウォール街もまったく同じ態度でモデルナやバイオンテックに接している。つまり、投資家は将来のアップサイドを株価に織り込んでいない。これ非常に大事な話。
- モデルナやバイオンテックの株価がずるずる下がっているけど、左うちわでゆったりしている。なぜなら、ある時点でFDAから承認されるとなったら、楽勝で30%ぐらい暴騰すると思うよ。
- そういう状況なのに、なんで今株価が下がっているという理由だけで、そわそわするの?株価だけを見てないで、どの時点で誰がどういうデータを手にして、FDAはどうするのかということのほうが遙かに重要!だから、その辺の銘柄は抱いておいて!!
マーケットシェアについて、モデルナとバイオンテックはどっちが有望?
- バーンスタイン証券のレポートで、バイオンテックのほうがマーケットシェアが高くなると書いている理由は19ドルという単価が長期で見た場合、承認された場合、バイオンテックのほうが有利だという理由だと思う。
- アナリストは、モデルナもバイオンテックも両方とも承認されると読んでいると思う。
2020/08/11:買いだと思う
モデルナ(MRNA)下げてるけど買い?
- はい、買いだと思います。
モデルナ9月までに上がるニュースある?
- ありそうです。それは、トランプ政権のワープスピード計画で、大口の受注があると思うから。
米国政府からモデルナへのワクチン発注について単価設定で商談が難航しているという懸念はある?
- 関係ないと思いますよ。
- そんなケチなことは考えていないと思う。
2020/07/31:一銘柄だけ選ぶなら…
モデルナ、バイオンテック、エマージェント、ギリアド…買増するならどれ?
- 一銘柄だけ選べと言われたらモデルナですね。
モデルナとバイオンテックは今の株価のまま9月まで迎えるシナリオはある?
- それはあると思います。だけど普通に考えれば両方の銘柄とも右肩上がりになっている。
- 定規を当ててトレンドラインを引いて、その延長で物事を考えれば良いと思う。
2020/07/19:もしダメなら株価は半値になると思う
BNTX売却後、MRNA EBSを買うやり方は?
- それもいいと思う。タイミングで言えば、バイオンテックは被検者を募って第三層臨床試験をやりはじめるタイミング。
- ワクチンは一度投与したら3~4週間時間をおいて2回目を打つ。すると、第1回目の注射を打っているということは、3~5週間ぐらいは遊べる。2回目を打たないと効いたかどうかという議論ができないから。
- しばらくの間はニュースがない。それは鬼の居ぬ間に命の洗濯で、今だったら遊べるということ。
- ワクチン株が相場になっているんだったら、踊っておけば良い。ただそれが過ぎると、効かないとか、副作用が出たとか悪いニュースがでてくるリスクが残っている。もし、悪いニュースが出たら瞬殺で半値になると思う。
- そういうニュースが出たときにそういう銘柄を持っているということは割に合わない。だから、ワクチン株は早く乗ってとお願いしていた。早ければ早いほどリスクがないから。今は、仕上げの段階。その段階に一番早く到達するのはバイオンテック。
- 結果的にバイオンテックが効いたとなれば、株価は爆騰する。だけどそれは博打。だから、その最後の部分は取れなくてもいいと諦めている。なぜなら、相場の頭と尻尾はくれてやれという格言がある。最後まで行けば博打です。投資ではない。
- 臨床試験で一呼吸遅れているモデルナに乗り換えるということはある。だけど、バイオンテックもモデルナもmRNA技術を使っている。バイオンテックがダメだとなったら、モデルナが無傷でいられると思う?モデルナもだめかもしれないとくじけるかもしれない。
- EBSは別だよ。ジョンソンエンドジョンソン、ノババックス、バックスアート、アストラゼネカとか、mRNA以外のワクチンを量産するから。
今から買える?
- ん〜〜、買っても良いと思いますね。もう少し上値があるかも。短期勝負で。
BNTX MRNAのコロナ以後の展望は?
- もしワクチンが成功したら、とりわけmRNAのワクチンが成功したら、バイオセクターはお祭りになると思う。ゲノム技術を持っている銘柄は全部爆等するかも。
- なぜなら、1995年にネットスケープがIPOして、インターネットブームが来たのと同じ。ゲノムでこんなことできるのかよ!ゲノムスゲー!!!という驚嘆や驚きが必ず必要です。もし、mRNAのワクチンが効くぞということになれば、買いだー!!!!という展開になると思うんだけど。
2020/07/15:過去最高値を更新後、株価が下がり、下値支持線を確認したら買うのが基本
MRNAとBNTX買い増ししようと思ってるのですが、どちらに重きを置いたほうがいい?
- 今だったら五分五分ぐらいですね。
MRNA もう一度買い直ししてもある程度利益は見込めますか?
- モデルナの過去最高値は87ドルぐらいかと記憶しているが、それをもし超えるなら過去最高値。ある銘柄が過去最高値を超えている状況は、その会社に対して新しい評価が生まれている瞬間です。そこは売りではない。
- ブレイクアウトした後は、雪崩を打ったような買い注文がはいる。瞬間なプライスアクションは上、その買い注文が途切れたら下、もう一度下値を支持して上に行くならそこからが買い。それがプロのスタンダードなやり方。
- 無謀な買い方と保守的な買い方のふたつがある。アグレッシブな買い方は、今日、過去最高値を更新する瞬間に買っていくやり方。これは素人のやり方。だけど、機関投資家のガッツリ腰の入った買い方は、一度上昇し下落した後で、サポートを提供しているということが分かったところからガッツリ行く。それが機関の買い方の基本中の基本。そういう買い方をしてください。
モデルナの臨床試験の結果で副作用が大きいのでは?
- そんなことない。問題なかったと思う。
バイオンテックのワークスピード計画大量発注の時期と被っているが…
- モデルナが新高値を更新して伸びるようなら、モデルナに飛び乗るというのもありだと思う。
モデルナが採用されたら何ドルぐらいになる?
- わからない。
BNTXやMRNAから安全に下りるとすると第3相結果のニュースが出る前に下りることになりますか?
- はい、そういうことになる。僕はそういうふうにしたい。
- ニュースがないことは良いこと。
2020/07/12:8月第三週までには降りたい
ワクチン株は今後どんなニュースが出たら売りと判断すべき?
- ワクチン開発は非常にリスクが高い。有望なワクチン株はいくつもある。これまでの臨床試験は非常に良い感じで進行している。だからといって、第三層が成功するとは限らない。スケールが全然違うから。
- まず、すごくリスキーだということを理解して。そうであれば、全滅というシナリオが基本。結果がはっきりする前に降りたいということを前提としている。
- 一番進んでいるのがバイオンテック、ファイザー連合。8月の第一週まではニュースが出てこない。それはいいこと。悪いニュースが出てきたらすぐに半値になるはず。それまで放置したくない。バイオンテックは8月第一週までに降りる。
- 2番目に進んでいるのがモデルナ。8月第三週まではニュースがでない。それぐらいになったら降りたい。
高値掴みしてホールドの場合は8月半ばまで動かなければ損切るのも考えの一つとしてありですか?
- そういうことですよね。だけど、新高値更新しているんじゃない?モデルナ安いと思います。
2020/07/06:ワクチンは多ければ多いほど良い
AZNのワクチンが良い結果を出したら他のワクチン株不利になる?
- そういうことは全然ありません。
- ワクチンは多ければ多いほど良いです。ある時点で投資家はそれに気がついて、次のワクチン銘柄…それが拍車がかかって相場になるかも。
- 今は、そこまで行っていないから、ひとつのワクチンが出たら他は全部ダメだろう…というバカげた考え方を投資家がしている。それは間違っている。
AZ勢が2.5ドル/人にワクチン価格設定を検討というニュース出ましたが、BNTX,MRNAのビジネスに影響はありますでしょうか?全てFDAの承認得る前提ですが。。
- よくわからない。
- 気にする必要はないと思う。
2020/07/02:持っててください
EBS,MRNA,BNTX,VIR,GILDをホールド中です。このまま握力強めで抱いて大丈夫ですか?
- はい、すべて良い銘柄だと思います。持っていてください。
2020/06/28:7月に第三層臨床試験を実施
- 7月に第三層臨床試験を実施する。
- アメリカ国立衛生研究所が直々に臨床試験を行います。
- mRNA技術を使っている。
2020/06/25:7月下旬まで遊べる
EBS MRNA BNTX いつまで遊べますか?
- モデルナとバイオンテックは7月下旬まで。
- EBSは、8月いっぱいまで安心して投資できる。
2020/06/15:7月15日ぐらいまでが良いタイミング
モデルナやバイオンテックなど、もしワクチンが有効で量産にも成功した場合、どのタイミングが一番株価が上がるのでしょうか。
- よくわからないけど、今から7/15ぐらいまでが良いタイミングだと思っている。
- FDAから承認されて、量産も可能になった場合、100億ドルぐらいのマーケットになる。毎年リピートビジネスになる。
まだ買いですか?
- はい、まだ買いでいいと思う。
2020/06/10:ホールドでOK
- ホールドで良いです
今月中、MRNA、BNTX動くと思いますが全降りが手堅いでしょうか?
- それはまだわからない。今はロングしておいて。
2020/06/07:強気、買い
ワクチン株は暴騰後株を一度売って下落後再度買い直すのはどう?(EBS MRNA BNTX)
- モデルナ強気、買い。バイオンテック、強気、買い。エマージェント、強気、買い。
- ワクチン株を売るのは、今ではない。方向性は上。7月を過ぎれば、臨床試験の参加者が増えてくる。その時に「効かない」という悪いニュースがでてくるかもしれない。
- 一番最初に臨床試験を開始する企業、バイオンテック、モデルナでも7月になると言われている。ニュースがないうちは、安心して株が買えるから、持ってて良い。
- 相場的に今下がっているが、それは循環物色。ホテルやクルーズに目移りしているだけ。だけど、アメリカン航空とか買ったら、倒産するかもしれないから、全損になるかもしれない。
- 相場のムードに左右される必要はない。一番大事なストーリーは治療薬やワクチン。そういうど真ん中の銘柄を応援すればいい。何が悲しくて、レンタカーとか航空株なんか突っついているの?正攻法でホームランを打てよ。
2020/06/04:これからが相場の山場
株価があまり反応しないのはなぜ?
- 爆速ワクチン計画のプロジェクト金額がはっきりと提示されていなかったから。
- 本来、アメリカ政府の年間予算策定権は下院にある。議会にある。まず、議員立法で予算を可決し、それを上院に持って行く。可決後、大統領が署名する。これが正式な進め方。
- だけど、爆速ワクチン計画は、景気刺激策たくさんやっているけど、どさくさに紛れて使っていないお金がいくらかあるから、それを使っちゃちゃえよ…とトランプ大統領がバラマキ始めている。すると下院はなぜ俺たちに断りも無しに大事な予算を発表するわけ…と突き上げを受ける。だから契約総額が発表できない。
- そこでトランプ政権は勝手に動いて悪かった。でも話せば分かる。私の話を聞いてくれ、今ワクチンを準備しないと5千人ぐらい余計に死んでしまう…と言われれば、下院議員はこの特別予算は認めざるを得ないと言うはず。
- 爆速ワクチン計画は順番がぜんぶあべこべ。FDAから承認されていないのに、ワクチンを量産しはじめている。予算プロセスも、すべてを省略している。
- 大事なことはそこじゃない。新型肺炎が第二波で増えたときまでに、ワクチンができていないことのほうが大変なことになる。
- 爆速ワクチン計画に採用される5社が臨床試験のボランティアを募り、ワクチンをうったあと、15万人のうち何人がコロナに感染したか調べなくてはならない。新型肺炎が下火になっていたら、いつまで経っても良いデータがとれない。臨床試験をやるときに、この5社がどこを臨床の場所として選ぶかというと、今、暴動があるロスとかサンタモニカとか、そういう火種になっている街に臨床試験がいく。そこで、クラスターが発生しやすいから。臨床試験を加速させようとすれば、そういうところにいけばいい。
- ワクチンのバトルはまだ始まったばかりです。これからがエキサイティングな局面になります。
モデルナの見通しは?
- モデルナとバイオンテックに関しては7月だね。被検者の募集が始まるのは。
- 荒れている街に臨床試験が始まると思う。臨床試験が始まったと聞いたら脚を抜きたいと思います。買いだと思います。7月になったら、心配したい。
大規模な臨床とワクチン採用どっちが先?
- ワクチン採用ですね。
2020/05/28:大統領は必ずトークアップするはず。だからワクチン株は上を見ている
BNTX,EBS,GILDどうでしょうか?
- このへんは全然変わっていない。今は相場の循環の関係でワクチン株が売られているが終わっていない。
- ここ数日下がっている理由は、医学ニュースサイトによるとモデルナが第二層臨床試験をしているが、被検者のうちのひとりが試作品のワクチンを打った後で、吐いて失神したと報道された。
- ワクチンの実験台になることで失神するのかよ!ワクチン開発はそんなにカンタンじゃない…ということで下がっている。
- 投資家といってもソフィスティケートされた人もいれば、バカなひともいる。馬鹿な投資家は、ワクチンがそろそろできるから経済が復活するだろう。だから、エアライン買おう、ホテル買おう…と言っている。
- ソフィスティケートされた連中はモデルナとかワクチン株を買っている。そういう2種類の投資家がせめぎ合いになっている。
- ワクチンの臨床試験にはそういうことは当然ある。モデルナに関する報道はサプライズでもなんでもない。予想された試練である。これは超えていくしかないし、超えられると思う。
- トランプ政権でコロナ対策をやっている総責任者は、ファウチ博士。彼はテレビインタビューで心配していないと言っていた。公募増資したときの発表した臨床データがサンプル数が少ないものだったので、モデルナに批判が集まった。それに対して、ファウチ博士は、その後の追加データ良かったよ…と言っている。
- 1980年代にエイズが出てきたとき、良い薬がなかった。最初の薬であるAZTを承認したのがファウチ博士。伝染病に関しては経験豊かな彼が、モデルナのデータを見て「良いんじゃない?」と言っている。モデルナのワクチンでゲロ吐いたという一被検者の意見と、ファウチ博士の意見、どっちが重要だと思う?当然、ファウチ博士だよね。
- 公募で売り圧力があるから下がっているだけであって、ワクチン開発の努力は上手くいっている。ひょっとすると本当にワクチンはできるかもしれない。
- 僕は最初からワクチン開発楽じゃない、全滅の危険性があると繰り返し言ってきた。だけど、ニュースフローは悪くなっていない。
- 株価がストンと下げているが、もう一回、担がれることを想定している。
- 夏にかけてワクチン計画に採用される企業が発表されていくと思う。そのたびにトランプ大統領はワクチンに対してトークアップするはず。良いワクチンがある。行くぜ〜とコミュニケーションするはず。良いワクチンがあるから、今は頑張り時だから苦しい局面をしのごう!と宣言する。それで景気を支援している。これから大統領選挙があるんだから、必ずそうする。
- それが次に来る相場の局面。だから、ワクチン株は上を見ている。
2020/05/21:公募増資で盛り下がったが佳境はこれから
- 先日、公募増資をした。そのやり方が汚いという批判が出ている。
- 盛り下がっているが、ワクチン相場はこれからが佳境だと思う。
- 台風の名になっている銘柄はバイオンテック。この銘柄に注目すべき。その理由は…①最先端の技術(mRNA)を使っている。モデルナと技術的には五分五分。②ファイザーがパートナーがいい(ファイザーは量産能力が大きい)。③バイオンテックはひとつではなく4つのワクチンを同時開発を行っているからモデルナより成功確率は高い。
- バイオンテックの第二層臨床試験の結果は7月にわかる。それまでは遊べる。
- ワクチン開発は成功確率が非常に低いので、臨床試験が進行しているということは落胆すべき結果がもたらさせる確率が高い。
- モデルナは技術力があり、仕事が早い。処方量を決める臨床試験(ドーシング)を行っているが難しいといっている。
- 投与量が高いと副作用が怖い。低い投与量だと効き目が足りない。その決定が非常に重要になる。効き目が足りないといって、投与量を上げていくと、いつの間にか副作用がある投与量になるケースがある。
- 株価が高値になりそのタイミングで公募増資があった。それで下げているため、高値の76ドルがしこりになっている。相場的にはまず76ドルの壁を克服しなければならない。
- そして第二層臨床試験でやっているドーシングの問題をクリアしなければならない。
- 翻ってバイオンテックは過小評価されている。
- 引き受け幹事はJPモルガン。JPモルガンは引き受けする前にその会社を非常にしっかりと調べている。とりわけバイオテクノロジー企業についてはしっかりと調べている。
- 問題点はドイツの会社ということ。爆速ワクチン計画に採用したら、ワクチンをアメリカに回してくれるのか…と懸念している。でも実際に製造するのはアメリカでやるから、大丈夫と考えている。
- バイオンテック・ファイザー連合については、政府との繋がりがすごい。スコットゴドリーという取締役が、ファイザーにいるが、彼は元FDA長官。大統領に対しても意見を言う、ワクチン計画の影の帝王。
- バイオンテックは4つワクチンを開発しているが、そのうちのひとつはペケだった可能性がある。
- 最も実力があるにも関わらず、最も株価が動いていないのがバイオンテックだと思う。
MRNAの5/18の株価上昇とその後の公募、これらはタイミングに関連性はあると考えられるでしょうか。
- 元FDA長官のスコットゴッドリーに対して、CBSなどテレビ局が「モデルナはあんな無責任な発表をして、その後で公募をぶつけて、やっていることがあくどいよね!コメントください!」ってインタビューしていた。スコット曰く、会社側だってそんなことやりたくなかったんじゃないの?と言っていた。
- モデルナはウォール街との付き合い方がうまい。財務担当者が老獪。ゴールドマンサックスとモルガンスタンレー、JPモルガンを激しく戦わせている。1円でも高い値段で株を売れ…といっている。主幹事も毎回変えている。
- 今回の引き受け手段を見たとき、僕は驚いた。もし僕が現役でモデルナの公募に関わっていたら、勘弁してくださいって感じの目論見書だった。その目論見書には単独主幹事モルガンスタンレーだけ。ゴールドマンサックスのバンカーやアナリストだったら「俺、明日クビだ」って思っているはず。
- ピカピカのディールがモデルナなわけだし、ゴールドマンであろうものが外されている。幹事を外されて「おまえなにやってんだ」という感じでCEOからモデルナのアナリストのところに電話が入っているはず。JPモルガンのバンカーだって社長に怒られているはず。
- 僕がJPモルガンだったら、恨み言のひとつは言いたくなる。俺頑張ったけど、幹事外された…。会社側とモルガンスタンレーが二社だけで話をして、あとの幹事を全部蚊帳の外。それでいいのか?でも、臨床データ、ペラ紙一枚だけで、これでいいのかね…と本音がヘッジファンドとの会話で出るはず。やり方が汚い…SECから何か言われないのか…といった陰口がテレビ局に漏れて、「証券法違反じゃないの!」という悪口に発展していくわけでしょう?
- 今回のやり方はアグレッシブなやり方だけど、ワクチンのストーリーというのは公的な性格を帯びている。政治問題だから、敵を作るようなやり方というのは良くない。僕なら、一社だけではなくウォール街全部を巻き込んで味方につけちゃいましょうっていう。誰も悪口言えないように買収しましょうと財務部長にアドバイスする。今回の公募ではそれが欠けていたんですよ。
ワクチン全滅の場合、相場は反落する?
- モデルナだけじゃなくて、アメリカ株全体があがった。
- 翌日にデータ不足…となったら、全体が下がった。
- アメリカ経済は、ワクチンだけにかかっている。外出禁止令を解除しても関係ない。良い薬がないなら、国民の不安は払拭できない。
- 経済が落ちる前の水準に戻るためには、安心や安全を回復しなければならない。それはお金の力ではなく、ワクチンだ。ワクチンこそが究極の経済回復のウルトラC。
2020/05/13:爆速ワクチン計画の概要と降りるべきタイミング
- 科学誌ネイチャーは、公平に各プロジェクトを評価しているという表向きだが、特定のプロジェクトに肩入れしていると報じている。
- それはモデルナ、ジョンソンアンドジョンソン(エマージェントと組んでいる)にとりわけ期待している節がある。
- モデルナワクチンはmRNAを使います。新型肺炎のトゲたんぱく質を狙い撃ちする手法。
- 一方のジョンソンアンドジョンソンのワクチンは、風邪の原因となるアデノウィルスの動きを利用して、防戦に必要な遺伝子をターゲットに届ける手法。
- モデルナのアプローチもジョンソンアンドジョンソンのアプローチもまだ成功例はない。
- なぜこのふたつが選ばれたか。ネイチャーによると、1.安全性、2.大量生産のキャパシティーをそれらの企業がもっているから。
- 世界では100以上のワクチン計画があるが、そのほとんどがスタートの時点でもうダメなんです。量産キャパシティをもっていないから。アメリカ政府は11月に1億個、12月に1億個、そして来年の1月に1億個、合計3億人分のワクチンを生産すると言っている。
- 世界には、大量生産のキャパシティーもっている工場は5カ所ぐらいしかない。それを全部アメリカが独占してワクチン作ろうとしている。いまから、ちんたらワクチンを研究していたって、いざ生産しようと思っても払底することが目に見えている。
- もっというとこの爆速ワクチン計画はアメリカさえ良ければいいという非常に利己的なプロジェクト。そのことを日本人は理解すべき。
- 作り置きしたワクチンが効かないことが判明した場合、ワクチンは全部パー。廃棄処分。それを米国政府が前金で買い取るということ。効かないかもしれないし、承認が出なくてもいいから政府が買う…そういう計画。そのそろばん勘定になっていることも理解して。
- 日本でもワクチンの計画はあるし、やるべきだと思うが、でも本気でやるなら日本政府ももっとアグレッシブにバッキングするべき。予算を政府が出すべきだと思う。なぜなら、アメリカはそれをやっているから。
- 爆速ワクチン計画では、アメリカは中国とは組まないと明言している。これは戦争だから。ただ、米国以外に本社があるバイオ企業のワクチンがこの計画に採用されることはありうると言っている。
- ドイツのバイオ企業にバイオンテックという会社がある。アメリカのファイザーと組んで、新型肺炎のワクチンを開発中です。mRNAの技術に依拠している。だから、モデルナのライバルだと思って。ファイザーは世界最大級の製薬会社。パートナーとしてそのバイオンテックを選んでいるということ。
- NIH(国立衛生研究所)は、このワクチン開発に関して、ヒューマンチャレンジスタディという手法を検討している。これは賛否両論あるヤバくて無謀なやり方です。
- ワクチンを健康な人に注射し、新型肺炎のウィルスをわざと感染させて防御力をチェックする。これはウルトラCで、ワクチン開発を大幅に時間短縮するときの下劣なやり方。でも、そういうアルバイトをしたい人がたくさんいるかもしれない。実際に、そういう人を募るサイトがあって、ヒューマンチャレンジスタディを実施します!というと、その人に連絡がいくようなウェブサイトがあるんですよ。そういう荒っぽいやり方が実施されるかもしれない。
- このやり方は、意味があると思っている。なぜなら、健康な若者は新型肺炎にかかっても死ぬリスクははるかに低い。そうであれば、被検者が小銭を稼ぎたいのであれば、それはそれでいいという考え方もできる。
- 爆速ワクチン計画は、失敗する可能性も高い。ネイチャーのインタビューでも全部失敗するかもしれないと言っている。しかし、その場合であっても、人類が考え得るすべてのアプローチは試したことになる。だから諦めが付くように、この計画をデザインしたいということだった。
- ただNIHと政府の協力関係は不明瞭だと思っている。さらに、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)がやっていることは、尊敬されているイギリス基金ウェルカムトラスト(医学研究支援等を目的とする公益信託団体)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から、資金を経て、その資金をワクチンプロジェクトに投入していく。そのCEPIと連携していない。CEPI、NIH、アメリカ政府がバラバラの方向で走り出している印象を受ける。
- では、トレーティングとしてどんな銘柄に乗れば良いのか。
- モデルナは毛並みの良い期待の星。最初に中国武漢でコロナが発生した後、データベースに新型肺炎のゲノムを解析したものがアップされたが、それをいの一番に解析して22日間でワクチンを開発してNIHに納入したのがモデルナ。この会社は、非常にR&D力があると思う。ワクチン生産するキャパシティーも持っている。バイオテクノロジーの工場は非常にハードルが高いく、ものすごくお金がかかる。しかもFDAに承認されなければならない。そういう工場をマサチューセッツに持っている。
- NIHに納品したワクチンは第一層臨床試験を終了している。今、第二層/第三層の臨床試験に進んでいる。臨床試験はNIHが直々に実施している。早ければ6月-7月にフェーズ2の結果がわかるはず。
- モデルナを紹介してから株価は倍以上になっているが、今は乗って良い。しかし、6月には降りてください。なぜなら、失敗だというニュースが入れば株価が1/3、1/2になるかもしれないから。第2臨床試験の被検者を募っている段階だから、ニュースが出てこない。でも、結果が出てきそうになったら、ポジションをそのままにしないで降りてください。もちろん、合格すれば株価は跳ねるかもしれないが、1/90の確率に賭けますか?僕なら絶対そんな博打みたいなことはやらない。
- ジョンソンアンドジョンソンとエマージェント。ジョンソンアンドジョンソン自体は、大量にワクチンを生産できる工場は持っていません。その生産下請けをやるのがエマージェントという会社。ワクチンビジネスは国家安全保障上、非常に重要でペンタゴンだと言われている。一般的には、エマージェントのことを語っていることになる。
- エマージェントは、ミシガン州保健局のワクチン工場を払い下げてもらって会社にした。炭疽菌ワクチンも作っていた。オピオイド中毒患者の解毒剤も作っている。ヘルスケアのダークな部分を一手に引き受けている。だからミシガンのワクチン工場を見ると鉄条網が張り巡らされていて、非常におどろおどろしい施設。
- 爆速ワクチン計画は、まだ海のものとも山のものとも分からないワクチンを大量生産しなさいとやっている。キャパシティーを持っているエマージェントみたいな会社は、そのワクチンが失敗しようと成功しようと関係がない。製造する手間賃は手に入るから。確実に売上高があがる企業はエマージェント。全部のワクチンが失敗しても、来年の一月頃にはほくそ笑んでいると覆う。そのストーリーの違いというのをよく理解してください。
- ジョンソンアンドジョンソンのワクチンは、9月まで臨床試験は始まりません。逆の言い方をすると、大物の臨床試験のタイミングは一番遅いということ。これはジョンソンアンドジョンソンが愚図だからではない。そうではなく、新薬開発にやりなれているし、もっとしっかりしたものを完成してから臨床試験に移ろうとしている。僕はその用心深い作業の進め方を評価している。
- ワクチンのストーリーというのは、夢を買うということ。シャボン玉がわーっとなって、最後はブツッとはじけちゃう。だから、シャボン玉がはじけるときにその場にいないでください。
- そうであれば、ジョンソンアンドジョンソンの臨床試験が9月まで始まらないなら遅いじゃないか!という考え方は間違っている。正しい理解の仕方は、9月まで遊んでていいのね!という理解をしなければいけない。
- バイオンテック、ファイザー連合。バイオンテックはドイツのマインツに本社があるので、ドイツ株ADR。臨床試験は4/23からドイツで始まった。アメリカでは5月の第2週から臨床試験が開始された。臨床試験の規模は、ドイツが1に対して、アメリカは3-4。
- ファイザーは、ジョンソンアンドジョンソンとならんで尊敬されている企業だから、わざわざバイオンテックを選んだのは注目に値する。トランプ政権もアメリカ産でなければダメだという風な言い方をした場合、このワクチンだけが効いてしまうとワクチン候補から外さなければならない。だから、米国以外に本社があるワクチンも検討しうるという注意書きをわざわざいれている。これはバイオンテックのために入れている。
- 臨床試験のスケジュールは6-7月。トレーディングのスタンスとしては、6月までには降りてください。この銘柄だけは動いていない。ドイツ株だからアメリカでトレードできることを知らない人が多い。経営陣はおしどり夫婦でやっていてCEOの人がなまりがあって、プレゼンテーションが聞きにくい。それでものすごく損をしている部分があると思う。だけど新型肺炎のワクチンを同時に4種類用意している。それも、効き方がそれぞれ違うだろうという考慮もしている。考え方もすごく堅実だと思う。
- ノババックス(NVAX)は、CEPIから後ろ盾を得て3.8億ドルの寄付を得ている。CEPIは世界の企業に対して、ワクチン開発したい企業を募った。イノビオ、ノババックスとかがその予算を下さいとファンディングを受けた。今回の3.8億ドルというのは、その第2陣なんです。CEPIに途中経過を報告した内容をベースにして、ノババックスが一番大きなファンディング額をもらっている。ワクチンが完成したわけではなく、研究の骨子がしっかりしているから。問題点としては、トランプ大統領のワクチン計画の後ろ盾を経ていけるかどうかはわからないこと。また新型ワクチン向けのプレビューを会社が行ったけれど、それを聞く限りあまり感心できなかった。チームとしては感心しない。でも、6-7月に臨床試験の結果がわかる。CEPIから得たお金で臨床試験に必要なワクチンを増産する。そのときにエマージェントが下請けになる。つまり今回得た資金は右から左にエマージェントに行くことになる。そうするとエマージェントを買った方が得ということ。
- 6月ぐらいに臨床試験の結果がわかるので、ノババックスに乗るなら6月までには降りてください。空振りになるリスクが高いから。
- カンファレンスコールを聞いていて、ノババックスもモデルナも、ん〜って感じだけど、これは行けると思ったのはギリヤド。すでにレムデシビルが承認されているけど、経営者の質、仕事の手堅さは、抜きん出いている。
- 全部のワクチンがダメだった、治療薬もダメだったという絶望の淵に落とされる局面もくるかもしれない。その時に何に頼れるかというとレムデシビルという薬だけ。ホームランではなくポテンヒットの薬だけど、投薬の仕方によって予防的な使い方ができる。抗ワクチン薬だから。ウィルスをひとつひとつ潰していく働き方をする。これは末期ガンだとどんな良いお薬だって救うことができないのと同じように、レムデシビルにできることも限られている。そうであれば、レムデシビルを前倒しして初期投与しなければならない。
MRNA 再INできる? それよりBNTX EBS GILD入った方が良い?
- モデルナはもう1回転とれると思っている。今が降りるタイミングだとは思っていない。6月になればバイバイw
- バイオンテックもそれまでには決着を付けなければいけないと思う。EBSは部分的な臨床結果は6月にわかる。ノババックスの結果ね。しかし、エマージェントの最大のパートナーはジョンソンアンドジョンソン。9月にならないと臨床を開始しない。臨床試験の合否にかかわらず、米国政府はワクチンを備蓄する。
- それを生産するのはエマージェント。エマージェントという株は理解されていない。
- ワクチンを開発した会社は利幅が多きので莫大な利益を得る。エマージェントは作業。つまり下請けなので利幅は薄い。利幅は小さいけど、確実に売上高があがるのはエマージェント。
- ギリヤドはレムデシビルが承認された後で株価が上がらないのは、当初無料配布するから。ただし、それは最初の150万瓶だけ。患者数にして19万人分。しかし100万人まで投与できるよう備蓄している。ということは、81万人に関しては課金する気でいる。試算上では1患者あたり41万円の利益になる。81万人×41万円やってくださいよ、軽く10億ドル超える売上になる。ギリヤドは今回の新型肺炎で必ず儲けるんですよ。
- ギリヤドの通年の売上高、それを12%ぐらいトップラインを押し上げる効果をレムデシビルは持ちうる。
- 値幅取りという意味では、一番魅力があると思わないけど安心なストーリーはギリヤドをおいて他にない。
MRNAの売り方は、相場感を持つなということですが、これは指値などせず下落の兆しが見えたら売れということ?
- それでいいと思います。
2020/05/09:【重要】臨床が進んできたら売って(プロが実践するワクチン株のトレード方法)
MRNAですがBank of America Securities 2020 Health Care ConferenceとUBS Global Healthcare Conferenceに参加するようです。LONZAとも手を組み強気のアピールと感じましたがじっちゃまはどのような印象もたれてますか?
- モデルナの主幹事はゴールドマンサックスとモルガンスタンレーだったはず。バンクオブアメリカは、ヘルスケアにそれほど強くない。UBSのヘルスケアもそれほど強くない。ヘルスケアで一番強い投資銀行は、JPモルガンです。投資カンファレンスは株価の材料としてはあまり関係ない。
- ロンザというのはスイスの下請け。エマージェントと同じで、ワクチンとかお薬の製造下請け。ロンザのことはあまりよく知らない。
- モデルナのワクチンはmRNAと呼ばれる技術を駆使している。完全に人工なソフトウェアに駆動されたワクチン。その特徴として生産が比較的簡単なんです。
- 伝統的なワクチンの手法だと混じり物を除去しなければいかない。あるいは、ワクチンの効き目をちょうど良いぐらいに、ちょっとだけ弱体化させた病気を注射する。それによって免疫を作る。それだと製造の手間がかかるし、難しい。mRNA技術で作られるワクチンは製造が簡単。そういう違いがある。
- モデルナの投資ストラテジーはどれだけ株価が伸びるか分からない。ひょっとしたら2倍になるかもしれない。適当な値頃感、相場間を持たないでください。モデルナは2倍になるかもしれないし、半値になるかもしれない。3倍になるかもしれない。
- 今、アメリカ政府が議論しているワクチンプロジェクト、スケールが馬鹿でかいよ!アメリカ国民全員に3種類か4種類のワクチンを打てるようにするというスケール。ぶら下がっている金額も馬鹿でかい!
- でも、90%ぐらい失敗するかもしれない。超、超、博打なんです。宝くじと一緒。早い話が投資判断できないということ。
- でも、僕は買っていますよ。なぜ買っているかというと、しばらくニュースが出ないから。
- 第二層臨床試験の被検者を今、募っている段階。6月7月にかけて臨床試験が行われる。臨床に入ってくると危ないよ。臨床試験はじめたけれど、「あれ?明らかにおかしい。臨床ストップしよう…」というリスクが高まるわけでしょう?
- 臨床試験というのは、まだやっていない時が一番安全なんですよ。今が一番、安全なわけ。
- ヘッジファンドやプロの投資家は、そういうことがよく分かっている。だから、「今だったらイケー!!」っていうふうに言っているわけ。それでみんなが盛り上がってきたら、「そんじゃそろそろ抜こうか…」と足抜きする。(臨床が)ダメだったとニュースが出たら、ドッカーンと株価が下がる。そういうパターンだと思います。
- 臨床が進んでいって、佳境に入ってきたら足抜きしてください。
2020/05/04:mRNAは安全性が高い。しかし効かないリスクもある。いつでも逃げられるように投資して!
SARSもMERSもワクチンができなかったのに、なぜコロナではワクチンができると考えるの?ワクチンができる可能性は低いんじゃないの?
- はい、その通りだと思います。
- 今、開発されているワクチンは大きく分けてふたつに分類できる。
- ひとつはmRNA。これはゲノムのコピー機。コピー機の操作によって、抗原を作るやり方がmRNA型ワクチンの開発手法。銘柄で言うと、モデルナ、イノビオ、バイオンテックといった企業がトライしているやり方。
- mRNAは、ゲノム編集によって作られる。メリットは、100%人工的ワクチンなので副作用の心配がない、不純物が混ざらない。クリーンなワクチン。失敗しても単に効かないだけ。ワクチンで予防するつもりが病気にかかったというリスクもmRNAを転用した手法ではない。安全性は高い。
- デメリットもある。mRNAは体の中に入ると消えてしまう傾向もある。理論上では効くワクチンでも臨床やってみると全滅だったというリスクがある。
- 一方、伝統的なワクチンを開発しているのは、ウーハンインスティチュート、シノファームのジョイントベンチャー。ノババックス、サノフィーとGFK、バックスアート、アルティミウム。遠回りになるけど、こちらの方が承認確率が高いかもしれない。
- ワクチンがないことは、不安。先週承認されたギリヤドのレムデシビルは、ホームランではない。ぼちぼちやなぁ〜という程度しか効かない。創薬の世界を見回してみて、確実なことはひとつ。レムデシビルは欺しだまし使える。そのほかは全滅するリスクというのを意識し始めるべき局面だ。
- その場合、使える弾はレムデシビルだけ。それをどう有効に使うか議論されている。
- レムデシビルは抗ウィルス薬。なるべく早期に投薬したほうが効果が良いと言われている。ひとつひとつウィルスをみつけて、それを各個に撃破するタイプのお薬。逆に言うと、体中にウィルスが回ってしまった場合は、相手を全部撃破することはできない。ガンが体中に転移したら助けられないのと似ている。
- レムデシビルは早めに投入した方が良いという議論がある。陽性だと判断され、自覚症状がない。自宅で自己隔離をしなければいけない患者さんほど、予防的にレムデシビルを投与したほうがいいという議論になっている。
- それは理にかなっているが、大きな問題がある。病院へ搬送される患者さんは少ないが、自宅療養している患者さんはものすごく多い。レムデシビルは生産キャパシティに限度があるので、患者さんに行き渡らないというリスクがある。
- レムデシビルは点滴、もしくは注射で投与される。自覚症状はないが自己隔離している人に対して、病院まで来てもらって投与するとなると患者は面倒だと感じる。そういう運用方法が問題になる可能性がある。
- 今は、お薬が不足している。それを今後、どう増産していくかが課題になると思う。
まだホールドでも大丈夫?
- そろそろこの株2倍以上になっているので、リスクを考慮しなければいけない局面。
- 臨床試験でモデルナのワクチンが効かないというリスク。
- ドタカンだけど、第一層臨床試験はクリアした。今、第二層臨床試験。それは第2四半期のある時点で開始される。そこから早ければ2-3か月ぐらいで効かないということが分かるかも。
- 夏ぐらいまでには雲行きがはっきりする。
- やってほしくないことは、ハナからモデルナのワクチンが承認されるということを決めつけないでほしい。
- 今、新型コロナワクチンは90以上のプロジェクトが動いている。そのなかで承認されるのは2-3つぐらい。すると、なぜ1/90に賭けるの?という話になる。そりゃ当たればビッグだけど、当たらないリスクの方が高い。承認されなければ株価が半値になる。
- 半身でいつでも逃げられるようにして投資しておいてください。
2020/05/01:具体的な臨床試験開始状況
- いの一番に臨床試験を開始した企業はモデルナ。3月上旬に開始した。
- 2番手はドイツの会社でバイオンテック。ファイザーと組んでいる。4/1から臨床が始まった。
- 3番手はイノビオ。4/5。
- 4番手はシノバックス。これは中国の会社。4/7。
- 次は、ウーハンインスティチュートとシノファーム。これも4/7。中国の会社。
- そのほかは、オックスフォード大学は4/28から臨床開始。インペリアルカレッジ、イギリスの東京工大のような大学で5/1から臨床開始。ノババックスは5/12。キュアバックは6/1、サノフィーGSK7/1。バックスアート7/1、アルティミウム8/1、ジャンセン(ジョンソンアンドジョンソンの子会社)9/1。そんなような感じ。
- かなりたくさんの銘柄がありひしめいている。
2020/04/25:新型肺炎のワクチンのプロットタイプをいち早く完成させて、アメリカ政府に納品
- 非常に毛並みが良い、尊敬されている科学者達がおこした会社。
- mRNA技術を使って、ゲノム創薬の手法で新型肺炎のワクチンのプロットタイプをいち早く完成させて、アメリカ政府に納品した。
- 今、アメリカ国立衛生研究所、つまりNIHが直々に臨床試験をしている。
- でも、それだけがワクチン株ではない。
- イノビオも同様の感じでワクチンを開発している。モデルナに対して、1か月から1か月半ぐらい、動物試験や人間試験などのタイミングが遅れている。
- そのほか、バイオンテック、ノババックス、バックスアート、ジョンソンエンドジョンソンなどたくさんの企業がワクチン開発に名乗りを上げている。
米国内で最も早い速度でフェーズ1を進めているけど、そのほかでこの会社にプラスに作用する要因が見当たらない気がする。フェーズ1が終わる間にさらに株価が上がる余地はある?
- 今、フェーズ2に入っています。
- NIHが臨床試験をしている。臨床に関してはそれだけのことしかいえない。
- ワクチンに関しては作り置きしている。
- モデルナは下請けを使わず、自社でワクチンを量産するキャパシティーを持っている。
- こういうのは非常に、非常に少ないです。
- ジョンソンエンドジョンソンですら、エマージェントに生産を委託したわけでしょう?
- 差別化のことを質問されているとおもうが、どこに差別化があるのといわれれば、答えはそこです。
- mRNAという手法を使って開発している。そこがユニークだと思います。
2021/04/24:そろそろかも
- OVID19ワクチンはmRNAが主流になりそうですが、今後MRNA, BNTXが買収の対象になる可能性はある?⇒それはないと思います。
- いまは面白いように根が伸びている瞬間なので、まだ持ってて良いと思うけど、そろそろかも。
- ずいぶん上がった。
- 昔(この銘柄について)話をしていたときは40ドルぐらいだった。今、170ドルぐらい。
- サプライズの要素というのはぜんぜんないと思う。
2021/04/18:今年は良いけど来年は…
BNTX, MRNAは世界全体が市場になる事を考えるとまだ利益が伸びると思う?
- はい、そうだと思います。2020年は16セント、2021年は22.88ドルのEPS。これもメチャクチャ利益が伸びる。だけど、その次の年は16.77ドル。YoYでダウンになる。
- たぶん、今年は良いけど来年はねぇ〜という部分でわだかまりがあるんだと思う。
BNTXはPFEとの契約が終了するのでMRNAの方が良いかも。しかし今後もBNTXがワクチン開発を続けるとしたら、PFEや他の会社と再契約して、さらに売り上げを上げて成長する可能性もある?
- はい、そうです。これは契約が修正されるという意味。いきなりゼロになると言うことではないと思います。
前回、BNTXとPFEとの利益配分の見直しについてお話しされてた。BNTXによって変異種に対応したワクチンのバージョンアップが行われた場合、利益配分は、また50:50からになると思う?
- わかりません。だけど、そこがひとつの見どころだと思います。
- 変異種が出てくるということは、バイオンテックの見地からすれば、それは保険の役割を果たすということが言えるかもしれない。
2020/04/15:リジェネロン、ギリヤド、モデルナといった銘柄を素直に買っておけばいい
- 周辺的な銘柄でお茶を濁すような相場の張り方しか、今はしていない。
- 具体的には、明らかに人気化すると分かっているセクター。バイオテクノロジー。
- 新型肺炎の薬、ワクチンが出てこないと、ノーマルな暮らしに戻れない。
- 外出禁止令が解除されても、今まで通り通勤電車のつり革触れる?治療薬やワクチンがまだないから触れないよね。それらは必要不可欠。
- そうなのであれば、相場をやっている人間の一番素直な行動というのは、そのノーマルに戻れる夢を買おうということで、リジェネロン、ギリヤド、モデルナといった銘柄を素直に買っておけばいいんじゃない?
- モデルナという会社は、ゲノム創薬のジャンルに属する企業です。
- mRNA(メッセンジャーRNA)というのを利用して、ワクチンを作るデザイン会社。
- 難しい説明を抜きにすると、mRNAは人間の遺伝子はコピーされていくわけだけど、mRNAというのはそのコピーするときのコピー機だと思って。その複写機に注目して、それを操作することによって自分のデザイナーDNAを作る。それがモデルナという会社の技術。
- 今回、新型肺炎のゲノムがウェブサイトにオープンソースでアップされて、世界の研究者は誰でもダウンロードできるようになった。モデルナもダウンロードし解析して、新型肺炎のワクチンを完成して、NIHに納入したのがモデルナ。
- 早ければ年内に、お医者さんや看護婦さんなど、新型肺炎の最前線で戦っている人の予防としてワクチンの投与が開始されるかもしれない。
- ただし、ワクチンがアメリカでFDAから承認されるのに要した時間は、最低限でも2年間です。
- 治療薬とワクチンのカテゴリーがあるけど、治療薬の方が早い。
- レムデシビルというお薬があるけど、それは5月にFDAから承認されると思う。そのすぐ後に、リジェネロンのケブザラがOKでると思う。
- 治療薬ではその二つの銘柄(リジェネロン、ギリヤド)、ワクチンではモデルナ。それが一番早いと思う。だけど、早くても今年の末というタイミングになる。
- 究極的には、治療薬も、ワクチンも必要になるので、その3銘柄はど真ん中になると思います。
2021/04/09:そういうきちんと襟を正したビジネスとして、真剣な会社の株を買いたい
ワクチン需要の継続は続くと思う。MRNA, BNTX, PFEで以前PFEを推奨してた。もう少し詳しく教えて(EBS, AZN, JNJ)
- 今の段階で一番ものすごく好調なのは、モデルナのワクチンとファイザーバイオンテックのワクチン。そのふたつが好調。
- バイデン政権の当初計画では比率で言うと、ファイザーバイオンテックが2、モデルナが2、ジョンソンエンドジョンソンが1。その比率でワクチンを供給する計画だった。
- ところが、ジョンソンエンドジョンソンの下請けのエマージェントがチョンボして、他の顧客であるアストラゼネカとジョンソンエンドジョンソンの原料を混ぜこぜにしてしまった。1,500億ドースの原料がふいになってしまった。
- それは、ジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカにとっても大打撃だった。アストラゼネカはヨーロッパの下請けも上手くいっていない。
- モデルナとバイオンテックのワクチンだけが、アメリカ国民が今打ちたいワクチンになりつつある。それはヨーロッパの人たちも気持ちは一緒。
- ふたつの企業のビジネスチャンスは拡大すると思うけど、当初計画以上に増産していても、世界ニーズには追いつけない感じになりつつある。
- たぶん、世界は来年も再来年も毎年年中行事みたいに、1年に1回ワクチンを打たなければならないと思う。
- そういった意味では、一番恩恵を受ける企業はモデルナ、2番目はバイオンテックだけど、今ジョンソンエンドジョンソンと売上高を折半する契約でやっている。来年以降は契約内容が変わると思うが、バイオンテックに徐々に不利な契約になっていくと思う。
- バイオンテックのほうがモデルナよりもアップサイドは低くなると思う。ファイザーはバイオンテックとパートナーを組んでいるけど、ワクチン以外のビジネスもたくさんあるので、ワクチンのストーリーだけでファイザーを買うのは間違っていると思う。
- それ以外のワクチン株は、買えない。リスクが高すぎる。
- とりわけ生産リスクで問題続きなのが、ジョンソンエンドジョンソン。あるいはアストラゼネカ。
- 世界で最初にワクチンが承認されたのは、アストラゼネカのワクチンだった。そのときにアストラゼネカがすごく格好付けて「我々は世界に無料ワクチンを配る。社会に貢献する!」とブチ開けた。
- しかし、お前のワクチンなんていらないと世界からそっぽを向けられれば、みんなほしくない。アストラゼネカに起きている問題は、突き詰めてそういうこと。副作用の問題、異物混入とかの話をしているわけでしょう?
- 一方、ファイザーは米国政府から「回復資金いりますか?」と水を向けられたけど、「政府の金は一切要りません。自分が自分でR&D費用を出して開発します。」そして臨床試験の時に、NIHが臨床試験を手伝おうか?と言ったが、ファイザーは「いや、結構です。自分のところで臨床試験できます。政府をからめたらスピードが遅くなる」という形で、ワクチンを増産できるように独自で工場を全部開けて、生産し始めた。
- 政府にワクチンを納入する際、他の企業は無償でワクチンを提供するとか言っていたが、ファイザーは「これはうちがR&Dして、努力して完成した商品だから、その対価はきっちりいただきます。」と、1ドース19ドルという良い値段で政府に買い取りさせた。
- そのとき、ファイザーってどこまで高飛車な会社だよね、というふうにファイザーのCEOに対する目は、冷ややかだった。
- ところが、実際にワクチン接種が始まったら、アストラゼネカのワクチンから副作用の問題がでてきたとか、ジョンソンエンドジョンソンは原料間違っていたとか、そういう取りこぼしがポコポコ出てきた。
- 要は、ちょいなちょいな〜と、政府のお金をもらって、葉巻を吹かして、ふんぞり返って仕事もせずにのらりくらりしていたやつは、全滅した。
- 最初から自分の金を使って、自分のリスクできちんとしたワクチンだけが生き残っている。
- 僕だったら、そういうきちんと襟を正したビジネスとして、真剣な会社の株を買いたい。それはモデルナ、バイオンテック、ファイザーだということ。
2021/04/09:モデルナなら他社と利益を分け合う必要がない
今後BNTXよりPFEの取り分が多くなる言ってた。今のワクチン生産状況でMRNA含めてどれが妙味ある?
- そのとおり。ファイザーは大きい会社なので、ワクチン以外のものもやっている。そういう意味ではモデルナが一番クリーンなストーリー。
コロナ長期化するとBNTXとMRNAをもう一度買うのはどう?
- それでいい。
- 契約の関係で今まではファイザーとバイオンテックは50%、50%だった。
- それはバイオンテックにとってものすごく有利だった。だけど、その契約は一旦終了になる。
- たぶん、バイオンテックの取り分は少なくなる。
- それにいくより、モデルナだったら他社と利益を分け合う必要がないので、こちらのほうが恩恵を被ると思う。
2021/03/25:非常に割安。長期保有ならバイオンテックよりファイザー
- ブランドイメージという話をすれば、ファイザーとかモデルナはイメージアップ!なんですよ。EVはテスラ、スマホはiPhone、ワクチンはファイザー。そういうレベルにまで神格化されている。
- ファイザーはどこかで大相場が来ると思う。今じゃないと思うけど、期待している、
- 僕がアメリカに来たとき、ファイザーはメチャクチャ業績が悪かった。1988年に最初にアナリストと会社訪問したのがファイザーだった。株価が半値になってた。
- 4ドルからテンバガーになる大相場があった。
- そこから高値つけて、1999年からその高値を超えられていない。
- 長い期間休養している。
- 高値のときのPERは30倍ぐらいだったと思う。今は、16倍。PER半分なので、非常に割安だと思います。
- 長い目で見るとバイオンテックよりファイザーでしょうね。その理由は売上高でいうと、ファイザーとバイオンテックの連合で今年の売上高、ワクチンだけの売上高でいうと160億ドルぐらい。契約では、利益を50:50で折半。今年に関してはね。
- 来年は、160億ドルがグッと少なくなってたぶん70億ドルぐらいかもしれない。これ、契約書の中身をきっちり読んでいないけど。
- そろそろファイザーとバイオンテックの契約が切れると思う。そこからは100%ファイザーに行くと思う。それが70億ドル。再来年が20-30億ドルという推移になっていくと思う。
- 長期でホールドしたいなら、ファイザーのほうが長い期間ワクチンの権利を持ちます。
- ホールドで良い。
- バイオンテック、モデルナ、ノババックスの中であれば、バイオンテックかモデルナ。
- ノババックスもいいが、これから出て行ける市場は韓国とかに限られている。まだ承認もされていない。
2020/11/28:ワクチン承認されたら売り
- ワクチン承認なら翌日相場どうなる?
- 12/10から12/15のどこかで承認が出ると言われている。10日と決まったわけではない。
- 承認されたら瞬間風速で株価が下がるかもしれない。
- なぜかというと株式には「Buy on dream,sell on reality.」という格言があるからです。
- つまり、理想を買い、現実売り。
- あるいは相場は知ったらおしまいという格言がある。すべて良いニュースで売りなさいとそれらの格言は言っているわけ。
- ワクチン承認というグッドニュースが出ると思うが、それが一旦、ワクチン株の売り時だと思います。
2020/04/25:利確タイミングはまったくわからない
薬が承認される前提での質問ですが、利確タイミングは?
- まったくわかりません。
- 行けるところまで付いていくのが僕の主義です。
コールオプションで狙おうと思う
- モデルナとかはオプションあるんだっけ?IPOされたばかりだから、オプションないんじゃない?
- ワクチン株はいい加減な会社多いから気を付けた方がいいよ。ノババックスとかバックスアート、イノビオに言及したけど、会社としてはあまり感心しない。実績がない。
- 博打でなら、あなたのお金だし、僕がつべこべいう理由はないけれど、この株のワクチンが成功するとハナから決めてかかるのは、投資ではない。博打だよね。僕はそういうの嫌いなんです。
- なぜ、エマージェントの話をしたかというと、この会社はみんなが失敗してもお駄賃をもらえるから紹介している。
- そういうことを工夫するのが投資家に要求されるんじゃない?
2020/04/08:ど真ん中の銘柄
- ギリヤドは買いだと思う。
- ムードとして、あたかも戦時下のようになっている。
- 暴動が起きるとかそういう報道があるけど、そういうのは一切感じない。他でも報告されていないと思う。
- むしろ、挙国一致体制。輪を乱す奴を許さない感じ。外出禁止令を破って遊びに行っている奴を懲らしめるという感じはある。
- 医療関係者に対してはリスペクトしている感じ。ムードとしては、政府ダメじゃんというより、みんなで頑張ろうという感じ。
- じゃあ、最終的にアメリカという国がこの国難からどういうふうに離脱するか。アメリカ国民が抱いているのは、テクノロジーのチカラによって克服しようというコンセンサスがある。
- それは、新型肺炎の治療薬、ワクチン、そういったもの。
- 銘柄的には、リジェネロン、ギリヤド、モデルナ。これらがど真ん中の銘柄。
- すでに、FacebookやGoogle、Appleとかはどうでもいい。広告売上激減すると思う。レストラン閉まっているのに。
- 僕が見る広告は、デリバリーできますとかそんな宣伝しかない。
- 相場の物色の流れは、1番目にヘルスケア、とりわけバイオテクノロジー。バイオならなんでも良いというわけではなく、伝染病に強い銘柄。それを選ばなければならない。
- 次に、ディフェンシブ株。これから景気が悪くなるわけだから、クラフトハインツとかウォルマート、ダラージェネラル、キャンデルスープとか。
- 3番目にリモートワーク関連銘柄。
- ほんの一握りの銘柄しか買っていけない状況になっている。
2020/04/06:これからはバイオのプラットフォームが重要になってくる
- 新型肺炎の問題を根本解決するためには、治療薬、ワクチンが必要です。
- それをやるのがバイオテクノロジーの株。具体的にはギリヤド、リジェネロン、モデルナ。そういったところが効く薬を持っている。FDAに承認されていないだけ。
- FDAの承認プロセスは憲法みたいなものだから、それを曲げることはできない。でも人道的見地から未承認薬でも重症な患者には使ってあげるべきじゃないかという例外規定がある。
- それをつかって、レムデシビルというお薬は、150万回の投与される回数分を準備すると。10月までに50万回、年末までに150万回分…そういうキャパシティーを確保しています。
- これはギリヤドだけが作るのではなく、世界の製薬会社にお願いをして、バイオ創薬ができるキャパシティーを持っている世界企業にお願いする準備を進めている。
- FDAから承認されていないお薬なので無料提供。だからギリヤドには一銭も入らない。
- しかし、ギリヤドという会社は非常に利益率が高くて、昔メチャクチャ儲けていた。薬価も高い。それで世間から非常に叩かれた。
- そういう過去があるので株価がメチャクチャ安い。
- 割安に放置されている理由は、世界から嫌われているというか尊敬されていないから。
- PERが低い理由は、この会社の収益力の問題ではありません。むしろ、リスペクトの問題なんです。
- 今回、新型肺炎向けの薬を無料で大量でばらまくという意味では、信用回復になるわけです。
- だから、無料で配った方がギリヤドの株価は上がると思います。
- 新型肺炎みたいな伝染病の特徴として、今年で根絶するというタイプの問題ではない。毎年、ちょっと違うタイプのインフルエンザが流行するのと同じ。
- 新型肺炎も、今後、何年にもわたっていろんな形の変異がでてくると思う。そうすると、それに対してのお薬はちゃんと課金すればいいわけだから、将来に向けての新しい成長のロードマップが開けちゃった。新しいカテゴリーができた。
- だから、今、儲ける必要がない。
- それはモデルナも同じこと。
- 今年、儲ける気はない。それは儲けなくてもいい。
- 将来にわたって、毎年、毎年、新しいワクチンを出せればそれはドル箱になる。
- 第二次世界大戦みたいなもの。この新型肺炎を克服する努力、それが国民が一致団結してやっていること。
- 日本のマスコミで銃が売れている、これから市民が殺し合いになるとか馬鹿なことを言っているマスコミはアメリカのこと知らないよね。
- そうではなくて、アメリカ人の心はひとつになっているんですよ。9.11のときと一緒なんですよ。
- 世界での切り込み隊長がギリヤドであり、リジェネロンであり、モデルナである。
- 株式市場でどの株がチヤホヤされるかというのはわかりきっている。
- 一番のヒーローを買うというのが王道。
- ギリヤドなんて伝染病の世界では第一人者でノウハウが、がっちりある。
- リジェネロンもプラットフォーム企業で、抗体を量産する技術は誰よりも持っている。
- GoogleやAmazonがプラットフォームである時代が終わったんですよ。
- これからはバイオのプラットフォームが重要になってくるわけですよ。だから、この辺の銘柄に注目している。
4/19に落ち着くとじっちゃまの予想がありましたが、その後は治療関連株は下がっていく傾向にありますか
- そうではないと思います。
- 4/6、つまり今日、NYでの新患者数がピークになるというのはベストケースシナリオ。もう、そうなっていないよね。
- それは第一関門にすぎない。第一関門を通過したら、すぐに第二関門が来る。それは何かというと、毎日、毎日、患者数が減っていかなければならない。それを2週間続けて4/19が来たら、ようやくロックダウンが解除できるというのが第二弾ですよね。
- でも、そこでも終わりではない。なぜかというと、お薬がないんだから。
- 根本的に解決しようとなると、治療薬、ワクチンといったものができなければいけない。
- 治療薬は当然できると思う。承認される薬が出てくると思う。ワクチンも当然でてくると思う。なぜかというと、新型肺炎は難しい病気ではない。
- 新型肺炎のゲノムは全部解読されています。それはオープンソースでデータベースが誰にでもアクセスできるようになっている。
- 病気がどのようにして進行していくかという経路も、こういう作用でこういうことが起きるんだなという病気の道順も明快に分かっている。
- たとえば1980年代にエイズが出てきたときには、どういう仕組みでこういう病気になり死んじゃうのかというのが何年もわからなかったんですよ。いろいろ研究してようやく突き止めた。
- 新型肺炎の場合はそうじゃない。どういうゲノムかも分かっているし、何をやらなければならないかということも分かっている。ワクチンも完成している。
- ゲノムが解析された22日後にモデルナは、すでにバイオエンジアリングでワクチンを完成させている。それでNIHに納品しているんです。お薬もあるんです。
- 何がないかというと、FDAのルールに従って承認されていないだけの話なんですよ。
- 新型肺炎のお薬はひとつだけが承認されるのではなくて、指輪物語じゃないけど、ひとつのリングが世界を制する…というタイプのモノではない。
- そうではなく、何十種類もの新型肺炎の薬が出てくると思う。エイズ薬だって何十種類もある。ガンも同じ。
- 今年出たこれは、まずまず。でも、今度こっちの薬のほうがいいんじゃない?といった形でお薬が出てくる世界だと思う。
- それに対して、新型肺炎自体も、毎年変異を繰り返して、手を変え品を変え、人類を襲ってくると思う。だから、長いテーマなんです。
- なので4/19になったらバイオのテーマが終わるのか…といったらそうじゃない。これからが始まりですよ。しかも、戦いの道は長いですよ。
- 第二次世界大戦でいえば、今はナチスがポーランドに攻め込んだレベルよ。これからロンドン大空襲みたいなものが起こるかもしれないし、最後はベルリンまで攻め上がっていかなきゃならないでしょう?
- だから相場が終わることを心配しないでいいです。
2020/03/28:いいんじゃないか?
- 今は、お茶を濁すような周辺的な材料株とかをつっつく投資の仕方しかできないんじゃないかと感じている。
- たとえば新型肺炎の治療薬を作っているギリヤド。あるいはリジェネロン、新型肺炎のワクチンを作っているモデルナ、そこらへんあたりがいいんじゃないか?
2020/03/23:一番本腰をいれるべきはワクチン
- 新型肺炎のワクチンを開発して、NIHに納品して臨床試験している。
- それをやっているのがモデルナ。
- そこらへん辺りもいいんじゃないかな。
- 結局、新型肺炎の伝染がピークを越えて、それはたぶん4月下旬か5月上旬だと思うけど、それがピークアウトして下火になった場合でも、この問題が完全に解決するためにはワクチンが必要。
- 一番、本腰を入れて取り組むべきところは、ワクチンだと思っている。
- ギリヤド、リジェネロン、モデルナあたりは引き続き注目されていくんじゃないかな。
2020/03/20:リジェネロン>ギリヤドの順番。だいぶ遅れてモデルナ
- 新型肺炎のゲノムから逆算してワクチンを完成し、NIHに納品した企業。
- 通常の臨床試験のプロセスを経ないといけないので、だいぶ時間がかかる。
- 即、売上高に繋がるという順番からいえば、1.リジェネロン、2.ギリヤドの順番だと思う。
- だいぶ遅れてモデルナというバイオ企業がある。これは新型肺炎のゲノム、これはオープンソースプロジェクトでウェブ上で公開されているけれど、そのゲノムから逆算してワクチンを完成してNIHに納品した企業がモデルナ。こちらのほうは、通常の臨床試験のプロセスを経ないと行けないので大分時間がかかる。
- それからイノビオ(INO)は、今回の新型肺炎の問題が起きたときに最初に言及した銘柄。セピという伝染病の防止するための世界的連絡組織から最初にR&D予算を受け取った企業がINOだった。それは株価が暴騰していま下がってきている。
- この会社は実績がゼロなので、そもそもワクチンを完成させることすらできないかもしれないから、僕だったら後回しにしたいと思います。
2020/03/17:来年以降のワクチンは接種できるようになるかも
- モデルナはバイオ製薬の会社で、mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)と呼ばれるものに関して技術を持っている。
- 新型肺炎が武漢から出てきたときに、新型肺炎のゲノムを解析して、それをオープンソースのデータベースとしてwebにアップされた。
- それをバイオ企業がダウンロードして、ゲノムから逆にワクチンをエンジニアリングした。
- そのワクチンはすでにアメリカ保険健康当局に納品している。昨日、モデルナが爆上げした理由は、トランプ大統領の記者会見の中で予定よりも早く新型肺炎の臨床試験が開始されるというひと言があったから。
- スケジュールでいえば、薬効を検査している段階ではなくて、安全性に関する臨床試験中です。昨日から始まった。たぶん、年内ぐらいかかる。
- 今シーズンというか現在の伝染に関しては、もうダメなわけです。
- たぶん、インフルエンザみたいに、毎年毎年ぶり返すといわれている。少なくとも来年以降のワクチンは接種できるようになるかもしれない。
- そういう希望から買われているということだと思います。
2020/02/17:ワクチンを完成できるかどうかはわからない
- セパという組織があって、今回のような伝染病の世界的なパンデミックが起きたとき、バイオ業界がワクチンを開発するのを推進する半官半民の組織がある。
- セパのファンディングを受けた企業のひとつがモデルナ(MRNA)。
- 主にウイルスのゲノムを解析して、抗体を作って注射して治すやり方ではなく、ゲノムからあらかじめそのウイルスに対して防戦できるようなワクチンを作ろうとするアプローチ。
- 急いでやっても4か月かかると言われている。
- そういう企業は全部で7社あり、今取りかかっている。
- ワクチンを完成できるかどうかはわからないし、投機的なことでしかない。その材料だけで、バイオ株を買うのはどうかなと思います。
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