じっちゃまの相場に関する金言まとめ

相場の考え方、戦い方について、じっちゃまの金言をまとめています。

管理人
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読みやすさを考えて、じっちゃまの発言どおり記録しているわけではありません。できるだけ発言の趣旨が変わらないようにはしていますが、管理人の編集が加わっていますので、ご理解を。

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2021/03/26:これからの相場は難しくなる

  1. 各国間でのワクチン接種の格差がある。米国は進んでいて欧州は遅れている。
  2. アジアで新型コロナワクチンが進んでいないのは、渇望感がアメリカほど強くない。
  3. でもワクチンを打たないと、景気再開しても不安は払拭できない。
  4. 景気は気からというけど、消費者のムード一発。みんながマスクをしている間は景気はカーッと元に戻ってこない。
  5. 日本経済は、死者や落ち込みもマイルドだけど、リカバリーも一番ペチャパイになると思う。ヨーロッパもエキサイティングではないかもしれない。
  6. 米国だけが好景気になるかもしれない。その時、世界資本がどういう動き方をするのが注意を払う必要ある。
  7. 米国債が元気ないけど、今後、日本が買うかもしれない。日米金利差でいうと、為替ヘッジコストを計算しても1.4%のイールドピックアップがある。これは魅力。
  8. これからの相場は難しくなる。グローバルな視点がないと相場を見誤ると思う。
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2021/03/20:金利上昇しても、FRBは動かない

トニーソロモンという前NY連銀総裁の言葉を使うとね、中央銀行の総裁の仕事はストリッパーと一緒だということ。

ステージに上がったらやることはただひとつ。服を脱ぐこと。でも、適当に服を脱いでいったら観客からなめられる。

それと同じ。

中央銀行の総裁も、なめられたらおしまい。今のパウエル議長は市場からなめられるか、なめられないかそういう瀬戸際に来ている。

彼は、なめられていない。

FRBの指命はふたつ

中央銀行家たちがFOMCで集まって金利政策を決める際、何を基準にして政策金利を決めるか、その行動規範、ルールブックを変えようということをFRBは数年がかりで取り組んでいます。で、ようやく新しいフレームワークがお披露目された。

FRBの指命はふたつある。

  1. 雇用の最大化
  2. 物価の安定

1977年。これが議会から示された。以来、ずっとこの二つの指命をFRBは追求してきた。

雇用の最大化は失業率が低ければ低いほどいい。インフレ率はぴったり2%で固定すること。でも、金融政策というのは、じわじわと効いてくる性質があるのでタイムラグがある。

インフレ率を2%で着地させるためには、もっと先に物価が1.5、1.6%ぐらいになったら、そこから金利を引き締めないとならない。

金利が2.3%とかになったら、それは悪い手綱さばきというのが昔の考え方、つまりそれがフレームワークだった。

新しい金利政策を浸透させようとしている

それが去年の8月から、インフレ率が2%だったらちょっとオーバーしてもいい、平均値をとってみたらだいたい2%になっていたら、それでよしとする。これが新しいフレームワークなんです。

パウエル議長は、「新しいフレームワークをみんなに浸透させたい」と言っている。

でも、それをマーケットに浸透されるためには、インフレ率が一度2%をオーバーシュートしても、あたふたせずに泰然として、何もアクションを起こさないということを示さないとならない。そうでなければ、新フレームワークがマーケットに定着するわけがない。

要するにFRBは動かない。動かない。動かない。それがFRBのメッセージ。これが歴代のFRB議長と違う。

今なぜ、長期金利がギクシャクしているか

新型コロナで経済がストップして、それがワクチンで急に再開するという前例のない実験を今している。それで、債券市場参加者があたふたしている。

それに加えて新しいフレームワークを導入した。FRBは動かないということを提示しているわけです。2%よりもオーバーシュートしてもいいの?ホント?という感じで、思っている。

でも、我々の心の奥底では答えは分かっているはず。

インフレが定着するなら賃金は上がるはずだが…

日本で起こっている正社員から派遣社員にするトレンドは逆流すると思う。

派遣切りとか言われているけど、サラリーマンの立場は弱いよね。給料も上がらないし。ワクチンが出てきて変わる(金利が上昇したら給料が上がる)と思う?

僕は変わらないと思う。

インフレというのが本当に定着するならば、賃金が上がらないといけない。そういう状況にあると思う?僕はそう思わない。

金利は落ち着き、いずれネット株のリベンジが始まる。

今回のリモートワークでよく分かったけど、日本の管理職はZOOMの使い方すら分からないよね。ま、僕も分からないんだけど。

いろんな情報ツールを使いこなせない人がいっぱいいる。そういう人たちは、放り出されなければならない。そういうときに社会全体の賃金がどんどん上がるとは思わない。

ホワイトカラーには淘汰のプレッシャーがかかっている。

テクノロジーというものはデフレ的です。ムーアの法則というのがあって、半導体の価格は18か月ごとに半分になる。日進月歩のテクノロジー変化でコストプレッシャーが下がる。

ソフトウェアでぜんぶ済んじゃうので、経理担当者なんかも必要なくなる。今後、気を付けなければいけないのは、ネット株のリベンジ。どこから来ると思う。

管理人
管理人

金利はいずれ落ち着く。今は新しいフレームワークに市場参加者が慣れていないから長期金利が上昇しているだけ。本当にインフレが定着するなら賃金も上がるはずだが、そうはならない。だから、いずれネット株の逆襲がどこからか始まるという理解をした。これはかなり腑に落ちる。

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2021/03/12:テーマやストーリーより決算を重視せよ

5、10、20年後なんて誰にもわからない。新型コロナのことなんて予期していました?

2年以上先のことを予測するのは無価値である

昔、モルガンスタンレーが、アナリストたちのすべての予想を分析して、アナリストは「どのぐらい遠い将来まで数字が予測可能か」という調査をした。

だましだまし使って使えなくもないのは、2年後まで。それより先のことは誰にもわからない。つまり、2年以上先のことを予測するのは、無価値であって偶然でしかない。

ARKのキャッシー・ウッドは、いろんな未来予測をします。EVとか、宇宙とか、ゲノムとか。その未来予測の努力は評価できる。彼らの技術評価力は高い。

しかし、ピンポイントで何年後に何が起きるかを予測することはできない。5年後のテスラの売上高を予想できると主張しているなら馬鹿げている。全体の方向性として、EVが普及し、電池発電コストが下がっていくというだいたいの予測はできるが、そこで終わりだと思う。

ゲノムブームから実現まで20年かかった

1998年頃、ゲノムブームがあった。グレイグ・ヴェンターというひとが、セルラーの会社のCEOだった。彼が、突然「ヒトゲノムをすべて解読した」と発表したのね。それは当時驚くべき事だった。

これからゲノム創薬というのが流行するのではないかということで、ゲノムの名前が付く銘柄はどれも大相場になった。

でも、その時に言われていたことは、ヒトゲノムが解読されたからといっても、すぐに創薬に役立つかどうかはわからない。実際にお薬を作るときはたんぱく質から作るのであって、たんぱく質の構造はゲノム解析ぐらい難しい。ハードルはいくらでもある。抑えろよ!という意見があった。

最初のゲノム創薬で最初にかかる日数が、5年、10年ぐらい経てば、個人の遺伝子を調べることで個人の体質に合わせた薬を処方することができると言われたわけ。「10年かぁ、長いなぁ〜」と当時思った。

で、今日に時代を先送りすると、mRNA技術に基づいたワクチンをバイオンテックとモデルナが開発した。これはゲノム創薬で最初にできたワクチンだと思う。初めてのホームラン。

でも何年かかっている?

20年かかっているわけでしょう?そうすると10年ぐらいの誤差は楽勝である。その10年間というのは、投資家として待っている間、凄く長い。地獄の10年だよ。

それがどのぐらい苦しいものかというのは分からないだろうけど、ゲノム創薬銘柄の残骸がその後でどうなったか。僕はそれをみてきたから悲しいのね。

株は儲からないと意味がない

僕がなぜ決算をものすごく重視し、テクノロジーやストーリーを軽視しているか。

たとえば、ARKは大卒じゃない社員を採用したよね。

この社員は大卒の学位は持っていないがプログラミングの天才とか、専門分野の第一人者であれば、MBAもっていなくても採用してもいいと考えている。

ま、別にそれはARKが最初ではない。1990年頃にH&Qがやっていた。僕らが採用するにあたって、MBA持っていなくても問題ないよ、ファイナンスの知識がなくてもいいんじゃない?たとえば、モトローラーのテキサスの半導体工場で半導体製作のツールを評価する物理会社の人をスカウトして、おまえにファイナンス教えるからアナリストになれといって、アナリストにしていた。テクノロジー評価をできる人をスカウトしたりするのは、ARKの専売特許でも何でもない。

で、その結果、つくづく思うのは、技術評価というのは本当に難しいということ。そういったストーリーに基づいてシナリオを描いても現実にはそういう風にならないことが多い。

だから四半期決算はありがたい。そちらの方が株で成功できるかがすべて。株で儲からないと意味がない。その切り口でいえば、テクノロジーの素晴らしさではなく四半期決算なんです。

じっちゃま株式投資の基本相場の張り方
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