じっちゃまの相場に関する金言まとめ

相場の考え方、戦い方について、じっちゃまの金言をまとめています。

管理人
管理人

読みやすさを考えて、じっちゃまの発言どおり記録しているわけではありません。できるだけ発言の趣旨が変わらないようにはしていますが、管理人の編集が加わっていますので、ご理解を。

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  1. 相場に関するじっちゃまの金言 2022
    1. 2022/04/27:直近の安値を切れば意見変更?
    2. 2022/04/21:全天候型の投資家になりたいなら…
    3. 2022/04/21:これからはドルのダウンサイドにも…
    4. 2022/04/20:確定申告終わったので目先の相場は上
    5. 2022/04/07:4月前半は軟調、後半は堅調な相場を予想
    6. 2022/04/01:月の前半はやや軟調な動き、後半は確りの展開を予想
    7. 2022/04/01:営業キャッシュフローの良い会社を買え!
    8. 2022/03/30:リセッションが来る
    9. 2022/03/26:4/15まで相場は上がりにくい
    10. 2022/03/22:12月31日頃には±0%くらいまで戻っているというイメージ
    11. 2022/03/17:フォロースルーデー、出た!
    12. 2022/03/16:いま魅力ある投資対象は…
  2. 相場に関するじっちゃまの金言 2021
    1. 2021/11/01:明らかに改善している
    2. 2021/10/29:「悪い決算」出す株、特にグロース株は、見込みアリマセン。
    3. 2021/03/26:これからの相場は難しくなる
    4. 2021/03/20:金利上昇しても、FRBは動かない
      1. FRBの指命はふたつ
      2. 新しい金利政策を浸透させようとしている
      3. 今なぜ、長期金利がギクシャクしているか
      4. インフレが定着するなら賃金は上がるはずだが…
      5. 金利は落ち着き、いずれネット株のリベンジが始まる。
    5. 2021/03/12:テーマやストーリーより決算を重視せよ
      1. 2年以上先のことを予測するのは無価値である
      2. ゲノムブームから実現まで20年かかった
      3. 株は儲からないと意味がない

相場に関するじっちゃまの金言 2022

2022/04/27:直近の安値を切れば意見変更?

(相場はあと数日で挽回する?)直近の安値を切れば考えを変えますけどいまは変更必要ないと思っています。

2022/04/21:全天候型の投資家になりたいなら…

ベアマーケットにつけるクスリは無いです。 ハイパー・グロース株はベアマーケットの真っ最中。これから政策金利がグイグイ上がろうという局面なのに、そんなもん抱いているのはセンス無い投資家。

じっちゃま
じっちゃま

タンカー、ばら積み船、シェール株…今年、それらだけをつっついてきた投資家はサンキュー・ベラマッチャだとおもうけどね?

怠惰な投資家の考えることなんだよ、(おれはハイテク専門で行く!)とかは。それはテメエの勝手な思い込み。 全天候型の投資家になりたいならどんな悪天候でも飛べるように航法を工夫せなアカン。それせえへんから、おまえのパフォは寒い。

2022/04/21:これからはドルのダウンサイドにも…

「日本からアメリカ投資する際、為替ヘッジしなくていいんですか?」という質問に対しては、これまで一貫して「そんなもん不要!」と答えてきました。

 

じっちゃま
じっちゃま

考えを変えます!

 

あまりにも急にドル高になったので、これからはドルのダウンサイドにも少し配慮する必要があると思います。

「ドルが下がる理由は、あるの?」⇒もちろん!

僕がドルのダウンサイドを心配する最大の理由は、このチャートです。これは米国の消費者物価指数です。チャートからわかるように今ひどいインフレになっています。

「インフレって、何だろう?」⇒セミナーでいつも言っていることですが、インフレとは「物価が騰がる」ことでは断じてなく、「通貨の価値が下がっている」ことを意味します。 前者は庶民が考えること、後者は経済学者やトレーダーが考えること。

じっちゃま
じっちゃま

通貨の価値が目減りするのがインフレなら……ドルは弱含んでなければおかしい、、、これがオーソドックスな経済学の発想です。

いまはたまたま5月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして(FRBはがんがん利上げしてくるぞ!)という事に対して市場参加者が身構えている関係で、円は売り安心になっているだけ。

だけどアルゼンチンやブラジルじゃああるまいしインフレが二桁に届こうとするような国の金利政策は「ゆるふん」としか評価できない!

ひょうたんから駒で、あれよあれよという間に、相場があらぬ方向へと転がり始めるリスクは、とても大きい。一例として、連続して0.50%利上げするというようなやり方は、前人未踏の境地です。

じっちゃま
じっちゃま

その過程で米経済が突然死するリスクは、おおいにある!

 

 

このような難しい対応を強いられている局面に今われわれは立っているという認識が、いまのFXの参加者には皆無。 のほほんとしている。

2022/04/20:確定申告終わったので目先の相場は上

じっちゃま
じっちゃま

相場観不変。確定申告終わったので目先の相場は上。但しラリーは短命に終わり今年は「Selll in May」。相場は千鳥足、一進一退。指数抱いていてもちっとも面白くない展開。

2022/04/07:4月前半は軟調、後半は堅調な相場を予想

4月前半は軟調、後半は堅調な相場を予想しています。今年は「Sell in May」かも。相場は千鳥足、一進一退で、やっとこさ大晦日までに±0%まで戻すようなイメージ。だから指数をBUY & HOLDしていても心労ばかりくたびれ儲け。個別攻めた方がいい。

いま米国のインフレは7.9%です。4月12日に3月の消費者物価指数が発表になるけれど、どんな酷い数字になるかは神のみぞ知る。一方、政策金利は次のFOMCで断固とした0.50%の利上げを行っても未だ0.75~1.00%なわけで足元のインフレ率と比較すれば失笑を買うレベル。ひっちゃきになって利上げしないと……

2022/04/01:月の前半はやや軟調な動き、後半は確りの展開を予想

✅ S&P500指数の向こう1カ月のターゲットは4800
✅ 4月は前半軟調、後半は堅調なマーケットを予想
✅ 米国経済は利上げに対して案外脆いかも
✅ SPY、QQQ、IWM、ARKKを4月後半に買い建てる、もしくはSLVをロングで

2022/04/01:営業キャッシュフローの良い会社を買え!

管理人
管理人

このタイミングで営業キャッシュフローの記事をアップされたじっちゃま。今は、泡沫的な銘柄で投資するタイミングではないことを暗示しているような気がするなぁ。

2022/03/30:リセッションが来る

10年債利回り-2年債利回り=0 ⇒景気後退シグナルが点灯

長短金利差が「0」になっても直ちにリセッション(景気後退)入りするのではなく、しばらく時間があります。1年…場合によっては2年後にならないと景気後退が来ないときも。

長短金利差「0」がリセッション(景気後退)の前兆であることはわかった。でも、それじゃなぜリセッションの到来を心配する必要がある? ⇒リセッションの直前に、鈍器でガツンと殴られるような酷い弱気相場が普通来るから。

過去7回のベアマーケットのうち6回はリセッションの前兆だった。唯一の例外は1987年の「ブラックマンデー」、このときはリセッションは来なかった。

過去のベアマーケット
1973年 -48%
1980年 -27%
1987年 -34%(リセッションなし)
1990年 -20%
2000年 -49%
2007年 -56%
2020年 -34%

まとめると:
①長短金利差「0」でリセッションのシグナル点灯
②点灯してもすぐにリセッションは来ない。1年から2年くらいの猶予がある
まず大きなベアマーケットが来て、その次にリセッションが来る⇒順番に注意を払え

じっちゃま
じっちゃま

コンテナ船の市況は暗転。原油は100ドル割れ。ロスチャイルド曰く「砲声で買い、平和を告げるトランペットの音で売れ」→停戦が必ずしも買いとは限りません!

2022/03/26:4/15まで相場は上がりにくい

全体の相場観? ⇒一進一退を予想。特に弱気じゃないです。強気でもありません。

じっちゃま
じっちゃま

確定申告に向け投資家はキャッシュポジションを高めにするので4月15日までマーケットは上がりにくいです。

相場が高ければFRBは(ここぞ)とばかりタカ派発言します。オプショナリティ確保のため。

2022/03/22:12月31日頃には±0%くらいまで戻っているというイメージ

(パウエル議長の「0.50%の利上げもありうる」発言は)オプショナリティの確保です。株が騰がったから、できるときに、必要な発言を挿入しただけ。

マーケット? 12月31日頃には±0%くらいまで戻っているというイメージです。この考えは、一切変わっていません!

ただ、一本調子にそこへ戻ってゆくとは考えていません。千鳥足、跛行色、紆余曲折を経ながら、「やっとこさ」そこへ到達するイメージ。だからカンカンの強気とかはナンセンス!

経済? たぶんリセッション(景気後退)に入るでしょうね。でも「リセッション=株は売り」ではないです。それはしろうと考え。

経済が悪い順 ロシア⇒中国⇒日本⇒欧州⇒米国 だから米国が最も良いです。

2022/03/17:フォロースルーデー、出た!

FOMCでは0.25%の利上げ。5月からQTか?⇒ノー・サプライズ。今日、ひょっとしたらフォロースルー・デー出たかも。Investor’s Business DailyのThe Big Pictureコラムが宣言するまで待ちましょう。

2.5日目が最初の転換点かも。今回の場合、3月15日が①、3月16日が②なので17日のザラバに推力を失うかも。

フォロースルー・デーの判定出ました。米国市場は上昇トレンド入り。

2022/03/16:いま魅力ある投資対象は…

いま考えていることをカンタンに整理します。

3月16日FOMC終了後の記者会見を好感しマーケットは底打ち反転に転じます。但し、これは「新しい夜明け」のような、素晴らしいことの始まりではありません!苦心惨憺の挙句、9か月前後のたうち回った末、ようやく株価指数は前年比±0%くらいの水準で2022年の立会を終えるでしょう。これがベスト・ケース・シナリオ。

原油は85ドルがダウンサイドの第一目標。その後は、その時考えます(変数が多すぎるので)。

セクター戦略ですが、いまはナスダック大型株がやや有利と思っています。しかし近年IPOされたハイパー・グロース株は①ここから+100%になる可能性より、②ここから半値になる可能性のほうが大きいです。割に合わない!

いま魅力ある投資対象は: バングラデシュ インド メキシコ アルゼンチン トルコ。これ以外のいかなる投資対象にもワクワクしません!

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相場に関するじっちゃまの金言 2021

2021/11/01:明らかに改善している

  • 米国株を巡る環境?⇒明らかに改善しているよ。
  • 長期金利は低下しました⇒株にプラス!
  • S&P500コンセンサスEPSは10月中旬に少し下がったけど、また増え始めました。石油会社がガンガン儲けているから。
  • 中国恒大集団がドル建て債の利払いをやっとこさ実行したことで、かろうじてデフォルトは回避された。それはリーマンショックみたいなコトは当座おきる心配は後退したことを意味する。いつまでも弱気ではダメ。
  • 債券市場の参加者のFRB利上げ観測だが、「2022年はゼロ」⇒「2022年は3回」へとドラマチックに変わって来ている。
  • 素朴な疑問として「そもそも…なぜ利上げする?」ということを、みんな考えたこと、ある?
  • 答えは景気の過熱、インフレが制御不可になることを未然に防ぐことで、「なるべく景気を長持ちさせる」意図で利上げが行われる。
  • その点、パウエル議長は、ちょっと後手に回った観がある。 ヘボい議長だったかも。
  • 2020年9月までの采配は100点満点あげていい。 でも政策金利決定枠組みを弄ったあたりから冴えが無くなった。
  • いまアメリカでは賃金上昇プレッシャーがすごい。俺が1988年にアメリカ来て以来、いまほど賃金の上昇プレッシャーが強い局面は記憶にない。
  • 世界でブイブイ賃金騰がっているのに、日本だけデフレじゃドカ貧だぞ。
  • それは何を意味する?⇒お金を日本の外に持って行くだけで差益を取れることを意味する。 具体的には海外の株式を買う事だ。

2021/10/29:「悪い決算」出す株、特にグロース株は、見込みアリマセン。

  • イールドカーブがフラットニング。10年債利回り-2年債利回り。来年からの利上げを織り込む動き。
https://fred.stlouisfed.org/graph/fredgraph.png?g=IkfC
  • 直近、ストンと下がっています。そこに注目してください。
  • 復習すると…これ、引き算なんですね。式は: 10年債利回り - 2年債利回り = 長短金利差 チャートがストンと下がっているということは、長短金利差が縮まったことを示唆します。
  • 問題は「どうやって縮まった?」です。
  • 答えは「2年債の利回りが上昇することで…両者の差が縮まった」ということです。
  • 短期債(=2年債も、そのひとつ)の利回りは、「今後の米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートがどうなる?」という思惑に、大きく左右されます。 いま市場参加者はFFレートがぐいぐい騰がるシナリオを採用しはじめています。
  • 実際、来年、すなわち2022年は3回(!)利上げがあるというのが、コンセンサスになりつつあります。
  • 利上げ=「株式の死!」を意味しません。
  • 普通、中央銀行が利上げをする場面というのは経済が強い局面です。すると……金利上昇で損した分を企業業績の伸長で取り戻せばいい。 これが業績相場と呼ばれるものです。
  • つまり今われわれは「教科書的な」金融相場→業績相場の移行期にさしかかっているということ。
  • その局面では怒涛の数の企業が、これでもか!これでもか!と好決算を出します。
  • みんながハードルをクリアできている今みたいな局面で、「悪い決算」出す株、特にグロース株は、見込みアリマセン。ケチョンケチョンに売り叩かれて、しかるべき。
  • シクリカル株(例:工業、素材、エネルギー)は、足元の決算が悪くてもおおめにみられるでしょうね。なぜなら、今後の変化率がドデカイ可能性があるから。

2021/03/26:これからの相場は難しくなる

  • 各国間でのワクチン接種の格差がある。米国は進んでいて欧州は遅れている。
  • アジアで新型コロナワクチンが進んでいないのは、渇望感がアメリカほど強くない。
  • でもワクチンを打たないと、景気再開しても不安は払拭できない。
  • 景気は気からというけど、消費者のムード一発。みんながマスクをしている間は景気はカーッと元に戻ってこない。
  • 日本経済は、死者や落ち込みもマイルドだけど、リカバリーも一番ペチャパイになると思う。ヨーロッパもエキサイティングではないかもしれない。
  • 米国だけが好景気になるかもしれない。その時、世界資本がどういう動き方をするのが注意を払う必要ある。
  • 米国債が元気ないけど、今後、日本が買うかもしれない。日米金利差でいうと、為替ヘッジコストを計算しても1.4%のイールドピックアップがある。これは魅力。
  • これからの相場は難しくなる。グローバルな視点がないと相場を見誤ると思う。

2021/03/20:金利上昇しても、FRBは動かない

  • トニーソロモンという前NY連銀総裁の言葉を使うとね、中央銀行の総裁の仕事はストリッパーと一緒だということ。
  • ステージに上がったらやることはただひとつ。服を脱ぐこと。でも、適当に服を脱いでいったら観客からなめられる。
  • それと同じ。
  • 中央銀行の総裁も、なめられたらおしまい。今のパウエル議長は市場からなめられるか、なめられないかそういう瀬戸際に来ている。
  • 彼は、なめられていない。

FRBの指命はふたつ

中央銀行家たちがFOMCで集まって金利政策を決める際、何を基準にして政策金利を決めるか、その行動規範、ルールブックを変えようということをFRBは数年がかりで取り組んでいます。で、ようやく新しいフレームワークがお披露目された。

FRBの指命はふたつある。

  1. 雇用の最大化
  2. 物価の安定

1977年。これが議会から示された。以来、ずっとこの二つの指命をFRBは追求してきた。

雇用の最大化は失業率が低ければ低いほどいい。インフレ率はぴったり2%で固定すること。でも、金融政策というのは、じわじわと効いてくる性質があるのでタイムラグがある。

インフレ率を2%で着地させるためには、もっと先に物価が1.5、1.6%ぐらいになったら、そこから金利を引き締めないとならない。

金利が2.3%とかになったら、それは悪い手綱さばきというのが昔の考え方、つまりそれがフレームワークだった。

新しい金利政策を浸透させようとしている

それが去年の8月から、インフレ率が2%だったらちょっとオーバーしてもいい、平均値をとってみたらだいたい2%になっていたら、それでよしとする。これが新しいフレームワークなんです。

パウエル議長は、「新しいフレームワークをみんなに浸透させたい」と言っている。

でも、それをマーケットに浸透されるためには、インフレ率が一度2%をオーバーシュートしても、あたふたせずに泰然として、何もアクションを起こさないということを示さないとならない。そうでなければ、新フレームワークがマーケットに定着するわけがない。

要するにFRBは動かない。動かない。動かない。それがFRBのメッセージ。これが歴代のFRB議長と違う。

今なぜ、長期金利がギクシャクしているか

新型コロナで経済がストップして、それがワクチンで急に再開するという前例のない実験を今している。それで、債券市場参加者があたふたしている。

それに加えて新しいフレームワークを導入した。FRBは動かないということを提示しているわけです。2%よりもオーバーシュートしてもいいの?ホント?という感じで、思っている。

でも、我々の心の奥底では答えは分かっているはず。

インフレが定着するなら賃金は上がるはずだが…

日本で起こっている正社員から派遣社員にするトレンドは逆流すると思う。

派遣切りとか言われているけど、サラリーマンの立場は弱いよね。給料も上がらないし。ワクチンが出てきて変わる(金利が上昇したら給料が上がる)と思う?

僕は変わらないと思う。

インフレというのが本当に定着するならば、賃金が上がらないといけない。そういう状況にあると思う?僕はそう思わない。

金利は落ち着き、いずれネット株のリベンジが始まる。

今回のリモートワークでよく分かったけど、日本の管理職はZOOMの使い方すら分からないよね。ま、僕も分からないんだけど。

いろんな情報ツールを使いこなせない人がいっぱいいる。そういう人たちは、放り出されなければならない。そういうときに社会全体の賃金がどんどん上がるとは思わない。

ホワイトカラーには淘汰のプレッシャーがかかっている。

テクノロジーというものはデフレ的です。ムーアの法則というのがあって、半導体の価格は18か月ごとに半分になる。日進月歩のテクノロジー変化でコストプレッシャーが下がる。

ソフトウェアでぜんぶ済んじゃうので、経理担当者なんかも必要なくなる。今後、気を付けなければいけないのは、ネット株のリベンジ。どこから来ると思う。

管理人
管理人

金利はいずれ落ち着く。今は新しいフレームワークに市場参加者が慣れていないから長期金利が上昇しているだけ。本当にインフレが定着するなら賃金も上がるはずだが、そうはならない。だから、いずれネット株の逆襲がどこからか始まるという理解をした。これはかなり腑に落ちる。

2021/03/12:テーマやストーリーより決算を重視せよ

5、10、20年後なんて誰にもわからない。新型コロナのことなんて予期していました?

2年以上先のことを予測するのは無価値である

昔、モルガンスタンレーが、アナリストたちのすべての予想を分析して、アナリストは「どのぐらい遠い将来まで数字が予測可能か」という調査をした。

だましだまし使って使えなくもないのは、2年後まで。それより先のことは誰にもわからない。つまり、2年以上先のことを予測するのは、無価値であって偶然でしかない。

ARKのキャッシー・ウッドは、いろんな未来予測をします。EVとか、宇宙とか、ゲノムとか。その未来予測の努力は評価できる。彼らの技術評価力は高い。

しかし、ピンポイントで何年後に何が起きるかを予測することはできない。5年後のテスラの売上高を予想できると主張しているなら馬鹿げている。全体の方向性として、EVが普及し、電池発電コストが下がっていくというだいたいの予測はできるが、そこで終わりだと思う。

ゲノムブームから実現まで20年かかった

1998年頃、ゲノムブームがあった。グレイグ・ヴェンターというひとが、セルラーの会社のCEOだった。彼が、突然「ヒトゲノムをすべて解読した」と発表したのね。それは当時驚くべき事だった。

これからゲノム創薬というのが流行するのではないかということで、ゲノムの名前が付く銘柄はどれも大相場になった。

でも、その時に言われていたことは、ヒトゲノムが解読されたからといっても、すぐに創薬に役立つかどうかはわからない。実際にお薬を作るときはたんぱく質から作るのであって、たんぱく質の構造はゲノム解析ぐらい難しい。ハードルはいくらでもある。抑えろよ!という意見があった。

最初のゲノム創薬で最初にかかる日数が、5年、10年ぐらい経てば、個人の遺伝子を調べることで個人の体質に合わせた薬を処方することができると言われたわけ。「10年かぁ、長いなぁ〜」と当時思った。

で、今日に時代を先送りすると、mRNA技術に基づいたワクチンをバイオンテックとモデルナが開発した。これはゲノム創薬で最初にできたワクチンだと思う。初めてのホームラン。

でも何年かかっている?

20年かかっているわけでしょう?そうすると10年ぐらいの誤差は楽勝である。その10年間というのは、投資家として待っている間、凄く長い。地獄の10年だよ。

それがどのぐらい苦しいものかというのは分からないだろうけど、ゲノム創薬銘柄の残骸がその後でどうなったか。僕はそれをみてきたから悲しいのね。

株は儲からないと意味がない

僕がなぜ決算をものすごく重視し、テクノロジーやストーリーを軽視しているか。

たとえば、ARKは大卒じゃない社員を採用したよね。

この社員は大卒の学位は持っていないがプログラミングの天才とか、専門分野の第一人者であれば、MBAもっていなくても採用してもいいと考えている。

ま、別にそれはARKが最初ではない。1990年頃にH&Qがやっていた。僕らが採用するにあたって、MBA持っていなくても問題ないよ、ファイナンスの知識がなくてもいいんじゃない?たとえば、モトローラーのテキサスの半導体工場で半導体製作のツールを評価する物理会社の人をスカウトして、おまえにファイナンス教えるからアナリストになれといって、アナリストにしていた。テクノロジー評価をできる人をスカウトしたりするのは、ARKの専売特許でも何でもない。

で、その結果、つくづく思うのは、技術評価というのは本当に難しいということ。そういったストーリーに基づいてシナリオを描いても現実にはそういう風にならないことが多い。

だから四半期決算はありがたい。そちらの方が株で成功できるかがすべて。株で儲からないと意味がない。その切り口でいえば、テクノロジーの素晴らしさではなく四半期決算なんです。

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