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フォームファクター(FORMFACTOR ティッカーシンボル:FORM)

  • 半導体製造装置のグループに分類される銘柄
  • 半導体製造装置には前工程と後工程に分けられるがフォームファクターはその中間に位置する
  • 半導体ウエハー検査・測定をやっている
  • アドバンスト・プローブカード(ウエハーがきちんとした品質で製造できたかチェックする検査装置)を作っている
  • 市場規模19億ドル。年間+6%成長。
  • 売上トレンドはシクリカル。マージンはやや低い。
  • 顧客の発注にすぐ答える必要があるので売上・マージンは変動しやすい。
  • コンソリデータとして他社の製品(アドバンテスト、カスケード、FRF、HPDなどの製品群)を買収
  • 2012年の市場占有率20%(目標36%):年間売上8.5億ドル


2021/07/29:EPS、売上高OK。ガイダンスはEPSはOK、売上高は予想と値同レベル。

  • フォームファクター(ティカーシンボル:FORM)が第2四半期決算を発表しています。
  • EPSは予想32¢に対し36¢、売上高は予想1.86億ドルに対し1.88億ドル、売上高成長率は前年同期比+19.2%でした。
  • 第3四半期のEPSは予想38¢に対し新ガイダンス31~39 ¢が、売上高予想1.88億ドルに対し新ガイダンス1.82~1.94億ドルが提示されました。

2021/05/28:注文の水増しが横行している

  • 半導体に関してはやや心配しています。
  • 今、経済再開で景気が良くなって、半導体も足らないということが広く喧伝されていますよね。みんな知っていると思うけど。
  • メーカーの担当者は、半導体品不足だから、少し多めに注文しておこうという形で、注文の水増しが横行していると聞いている。
  • たとえば、エヌビディアはGPUを作っていて、仮想通貨のマイニングに使われる。先日、中国政府がマイニングに対する規制を発表しました。中国国内ではマイニングしにくい。マイニングリグとよばれるコンピューターを中国国外に中古で処分する、もしくは新しいマイニングリグを買えないということになり、ひょっとしたらマイニングリグが余るかもしれないという状況がある。まだ、わからないけど。
  • 何かの拍子で逼迫した需給が逆転する可能性があるということ。需給関係が暗転した場合、急転直下で半導体が余っているということになるかもしれない。
  • とりわけ問題なのが、不足している半導体の多くは自動車向け半導体。それらの多くは標準製品なんです。もっといえば、カタログをめくりながら、カタログから買うタイプの作り置きされた半導体。特に付加価値は高くない。だけどみんなが買ってしまったら手に入らなくなる。そういう類いのモノ。
  • 世界のどこかに付加価値の低い半導体が一杯ため込まれているリスクがないとはいえない。そういうことを心配している。

2021/05/25:危ない!

これから世間は「モノではなく体験型消費へ」回帰すると思います。モノのストーリーに投資するのは止めて! 材木、半導体などはモノ型の需要です。いまそれらは経済再開との絡みで不自然に需要が誇張されている。危ない!

2021/05/21:次に半導体で起こること

2021/4/17:半導体でもバリエーションが高くなく、割安な銘柄

  • 半導体セクターは非常に好況。たとえばエヌビディア(NVDA)や台湾セミコンダクター(TSM)は、ピカピカ。ぜんぜん問題ない良い投資対象。しかし、リーダー銘柄はすでに値が上がっている。
  • 今から買えるものがあるとすれば、何だろうと考える投資家が多い。バリュエーション的に高くない。無理しなくても買える銘柄。フォームファクターはそうした尺度にかなう銘柄。
  • フォームファクターが製造するプローブカードは、顧客から注文を受けてからの納品までのリードタイムが短い。
  • その意味は、インテルなどの大口顧客の言いなりになりやすい。
  • 顧客から注文を受ければすぐ納品しなければならないし、注文がストップすればすぐに売上がなくなる。
  • 従属度が高い。媚びへつらっているビジネスにならざるを得ない。
  • 業績の見通しの立てやすさが低い。
  • その代わり好況のときには売上高が増える。売上高が団子になりやすい問題あり。
  • 高価な半導体製造装置を納品するASML、アプライドマテリアルズ(AMAT)、ラムリサーチ(LRCX)とか、そういう会社は寡占状態で、殿様商売的なビジネスができている。たっぷりマージンをもらっている。
  • フォームファクターの場合は、そういうビジネスはできない。だからマージンはやや低い。
  • 注文によって急に売上が上下するので、自社の利幅の確保が非常に難しい。なぜこの株が比較的割安に放置しているか…という説明になる。
  • 貧乏くじを引く、しみったれたセグメントの中では、マーケットシェアを伸ばしている会社。他社の製品ラインを買収して、製品の取りそろえをだんだん増やしている。
  • 具体的には日本のアドバンテストのプローブカードのビジネスを買収した。そのほか、カスケード、FRT、HPDの製品群も買収している。
  • マーケットシェアを2012年の20%から30%を超えてきている。究極的には36%とりたいという野望を持っている。
フォームファクター地域別売上高
中国 27%
台湾 25%
米国 16%
韓国 14%
欧州 7%
日本 4%
その他 7%
  • 顧客別売上高は、ファンドリー&ロジックが62%。ロジックというのはインテルみたいな垂直統合されたマイクロプロセッサの会社だと思うが、それが大多数を占めている。
フォームファクター顧客別売上高
ファンドリー&ロジック 62%
DRAM 18%
フラッシュ 3%
システムズ 17%
  • 究極的な会社の目標は、売上高を6.94億ドルから8.5億ドルにもっていくというガイダンスになっている。
2020年実績 会社目標
売上高 6.94億ドル 8.5億ドル
ノンGAAP
グロスマージン
45.5% 47.0%
ノンGAAP
営業マージン
19.4% 22.0%
ノンGAAP
EPS
$1.49  $2.00
フリーキャッシュフロー 1.15億ドル 1.6億ドル
  • いずれもアグレッシブなターゲット。達成できるかどうかはわからないが、もし目標達成できるのであれば、非常に割安な銘柄。

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