今後マージンが増えていきそう!半導体回路をデザインするソフトウェア(EDA)会社
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2021/4/16:システムデザインのシェア増加
- 半導体回路をデザインするソフトウェア(EDA)を提供する会社
- EDA分野はシノプシスという会社とケイデンスが2強となっている。
- プレイヤーの数が限られている。
- あまり勢力図に大きな変更が出ない状況になっている。
- 強いていえば、ケイデンスがマーケットシェアを増やしているように思える。
- AI、自動運転車、ハイパースケール・コンピューティング、5G、IoTなどで、アプリケーションが増えている。それに応じて演算量は激増。
- インテルが微細加工の失敗でもがいているように、ムーアの法則(18か月ごとに演算コストが半分になるというテクノロジーの進歩)が当てはまらなくなっている。そんな環境の中でパフォーマンスを追いつかせる必要がある。
- デザインの面から、パフォーマンスの限界をごまかしてやる方法がないか?ということが脚光を浴びている。
- それに対してケイデンスは、EDAとシステムデザインを統合することにより、スケールを出せばよいということを提案している。これをインテリジェント・システム・デザインという呼び方をしている。
- ケイデンスの売上高に占めるシステムデザインのシェアが増えている。
- プロダクトマージンという意味では、システムデザインのほうがEDAよりもマージンがいい。
- マージンが良い方にいけば、先行投資の投資資金が回収しやすくなる。
ケイデンスデザインシステムズの売上構成 | |
デジタルIC回路設計 | 31% |
カスタムICデザイン | 26% |
機能ベリフィケーション | 19% |
システムデザイン | 11% |
IP | 13% |
ケイデンスデザインシステムズの売上高(百万ドル) | |
2018年 | 2138 |
2019年 | 2336 |
2020年 | 2683 |
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