株式投資の成果・結果の7-8割ぐらいはアセットアロケーションで決定する。これ、すっごく、すっごく大事なことなので頭にたたき込んでほしい。

アセットアロケーションとは、資産配分のこと。資産を株、債券、コモディティなど、どんな割合で投資するのかを決定することを指す。
投資の成果を決めるもの
大事なことなので繰り返すね。株式投資の成果は、ほとんどがアセットアロケーションで決まる。銘柄選択ではない。バフェットだって(指数に)負けている。
もうひとつ大事なことは、株式投資の成果はマーケットタイミングではない。つまり、もう高いから売ろうか。そろそろ暴落来るか〜とか言っている奴は、一番下層民よw
投資をしないリスク
初心者だけが「暴落来るか、暴落来るか」と言っている。
投資をしないリスクは莫大なロス。だから、口を酸っぱくして「全降りしている奴なんてバカだ」と言っているわけ。
もちろん、この(S&P500指数に投資する)ゲームというのはどこかで終わります。指数採用銘柄ばかりが未来永劫上がるかというとそうではないと思う。
どこかでマネーが逆流したら、今度は指数採用銘柄だけがアンダーパフォームする局面がくると思う。明日でも、1か月先でも、一年先でもないと思う。いつかはわからないけど、そういう日が来たら僕は逃げます。
インデックスが、暴落した実例
だけど本当にそういう日が来るか。実例があります。
1990年新年の東京マーケット。新年を起点とするグワーッとした下げは、非常に株価指数ドリブンな下げだった。
日本の銀行株の時価総額はメチャクチャ大きくて、世界のトップテン時価総額バンクの8個ぐらいは日本だった。
その中身は、株式の持ち合いでがっちりと市場に出てこない株式が大半だった。フリーフロート、浮動玉は、ほんのわずかだった。
そうするとその少ない株をめがけて一生懸命買い上がっていくわけだから、銀行株はどんどん上昇する。そして日経平均に占める銀行株の比率が高かったので、株価指数も上がっていく。
そういう理屈で東京マーケットが上がっていた。けど、巻き戻しになったときも下げがきつかった。
指数採用銘柄が構造的にマネーを集める仕組みになっているのは、投資家にとって好都合。しかし、逆流したら怖い。今は逆流するというその兆候は見えていない。
格差社会を作り出すもの
(暴落すると)勝手に決めつけないで。今は、長いものには巻かれた付いていけば良い。世の中がひっくり返りそうになったらそのとき君子豹変して、パッと態度を変えて素早く避難すればいい。
でも、今はマーケットについていってないと大変なことになる。
格差社会と言われているが、その大部分はアセットを持っているかいないか。それによって格差が決まっている。だから、株式に投資しないという恐ろしさを感じてほしい。
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