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米国株の営業キャッシュフローマージンを調べる方法

こんにちは酒とロック(@saketorocks)です。

じっちゃまが教える投資法に「Market Hack流投資術10ヵ条」というものがあります。

詳しくはじっちゃまの書籍を読むべきだと思うので割愛しますが、これを投資初心者でも理解しやすくしたのが「じっちゃまの投資学」。

…と、ぼくが勝手に名付けているものです。まず、覚えることは三つだけ。

じっちゃま投資学
  1. 15%以上の法則
  2. 決算!決算!決算!
  3. テメェの価値観、鼻くそピーン!

たぶん、じっちゃまの事を知らない人は「なんのこっちゃ??」でしょう。

本当は「Market Hack流投資術10ヵ条」と名付けられているとおり、正確には10個の教えが著書に記されています。

これ、最初のうちはなかなか覚えられないもの。

なので、10ヵ条のうち、まずは3つに絞って頭にたたきこんでみるのが良いと思います。

そんなじっちゃま投資学のうち「15%以上の法則」は、米国株の銘柄選定の際、知っていればかなり有効なやり方だと思います。

営業キャッシュフローマージンが15-35%の銘柄を狙え

「15%以上の法則」というのは、じっちゃまのお言葉を借りるとすると「営業キャッシュフローのよい会社を買え」ということに尽きます。

さらに突き詰めていうと、具体的には「営業キャッシュフローマージン(以下、営業CF)が15-35%の銘柄を選びなさい」ということです。

なぜ、15%以上か。それは、全米株銘柄の平均値が11.9%だから…だったような(間違ってたら指摘してください)。

ちなみに、最近IPOして間もない企業の場合は、15%以上の法則に当てはまらなくてもOKと、じっちゃまは考えています。

前置きが長くなりました。

ではその営業CFを調べるために、どうしたら良いのかということですが、その手順を記しておきます。

営業キャッシュフローマージンの算出方法

まずは米国版Yahoo!ファイナンスへGO!

検索で銘柄名(ティッカーシンボル)を入力する。

出てきた画面からFinancialsを確認

画面はティッカーシンボルGOOG。つまりアルファベット(Google)。

クリック後、表示される画面のCash Flowを確認

このときQuarterly(四半期)ではなく、Annual(年次)データを確認すOperating Cash Flow(営業CF)の数値を確認しメモ。

同じくFinancialsのIncome Statementを確認。Pretax Income(税引き前純利益)を確認。

純利益と営業キャッシュフローを比較。営業CFがその年の純利益よりも大きい数値でなければならない。そうじゃない場合は粉飾の場合があるので注意。

  2020 2019 2018
Operating Cash Flow 65,124,000 54,520,000 47,971,000
Pretax income 48,082,000 39,625,000 34,913,000

つまり、Operating Cash Flow(営業CF)>Pretax Income(税引き前純利益)でなければならない。上表は、いずれもOperating Cash Flowのほうが数値は大きいのでOK!

次にTotal Revenue(売上高)を確認

このとき、営業CFが売上高の何%を占めているかを確認する。これが営業CFマージンになる。

営業CFマージン=営業CF÷売上高

営業CFが15-35%ならばOK!

  2020 2019 2018
Operating Cash Flow 65,124,000 54,520,000 47,971,000
Pretax income 48,082,000 39,625,000 34,913,000
Total Revenue 182,527,000 161,857,000 136,819,000
営業CFマージン 35.7% 33.6% 35.1%

営業キャッシュフローマージンが15-35%程度なら投資の勝率がアップする!GOOGは優秀な企業であることが、これでわかる。

まずはここまで覚えておくべし!

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