意見を変えない人間はバカ。賢者は状況に応じて意見を変える。

義理人情、協調性、気配り。

僕はこういう人が好きだし、どちらかというと、そうあるべきと教わってきた。けれど、株式投資で勝つためには、どうも具合がよろしくない。

いい人を地で行くやり方は絶対に止めろと、じっちゃまは教えてくれる。

株価が高いときに売り抜け、安いときに買い集める。これが投資の基本。であれば、同じ銘柄を買う仲間をいかに裏切り、自分だけ出し抜けるかが勝負だからだ。

こうした相場師としてのじっちゃまの考え方を、全精神を集中させて見習いたい。

以下は、2020年3月2日のじっちゃまライブからの文字おこし。

重要なポイントだけ、まとめて備忘録にした。

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意見を変えない人間は、バカ。 賢者は、状況に応じて意見を変える。

パウエル議長は「君子豹変す」で、コロッと考えを変えた。そうすると、我々もコロッと考え方を変えなければならない。

アメリカの格言で

A wise man changes his mind, a fool never.

というのがある。

意見を変えない人間はバカだけ。
賢者は状況に応じて意見を変える。

(投資戦略としての)シナリオを描くことは大事なことだけど、状況が変われば、こりかまった考えにしがみつくことは何もない。

パウエルの政策金利の采配は、95年のグリーンスパーンを模倣しているんです。毎回0.25%刻みで3回の利下げを95年にやった。その後、98年まで引き延ばした。ところが98年にロシアがデフォルトしたので、また利下げしなきゃということで、3回利下げした。

パウエル議長は、2019年の7月に予防的な利下げをしますという形で(グリーンスパーンがやった同じ手法で)0.25%ずつ三回にわたってカクン、カクンと利下げした。

これでいっちょ上がり♪勝利宣言出します。ここからは95年と同じようにずっと引き延ばすから…とまったく同じメッセージを出した。

しかし、新型肺炎がでてきたので、そのメッセージを出した3か月後、つまり今、そのコミットメントをギブアップした。

「すみませ〜ん。状況変わりました。利下げするからよろしく」と。

NY市場の先物が上がっているでしょ?それは金曜日の大引き前にFRBから利下げするというリリースを出したから。

今は95年から98年になっちゃった。グリーンスパーンでいうところの98%になった。

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ざっくりとした値下げだったら相場はパニック

これからパウエル議長は3回ぐらい0.25%刻みで利下げすると思う。

もしその値下げ幅が0.5%とか1.0%ぐらいざっくり利下げするか、それとも0.25%刻みでりさげするのか?この刻み幅に大注目して!

0.50%や1.0%とかのざっくりとした利下げというのは、すべて悲惨だった。

1.0%だったら、マーケットはパニックになると思う。0.50%で…という声が非常に多い(市場からはその声が強い)

(僕は)パウエルに0.25%の利下げをしてほしい。0.5%になったときはもう一度下へ突っ込むかも。

もし1.0%だったら考えを変えてポジションを落とす。それが目先の注目。

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凝り固まった意見、綿密に建てられた計画には何も価値はない

我々が見なければいけないのは今日のリアリティ。

あなたの凝り固まった意見、綿密に建てられた計画には何も価値はない。

我々は、眼前に展開しているマーケットの状況に対して謙虚にならなければならない。

マーケットが語りかけてくること、今、マーケットはなんと言っているのかということを聞き続ける努力をしなければならない。

パウエル議長はそれをやっている。

だから前回のFOMCであれほどていねいにこれで全部バッチグーで完璧ですから、何もしないでこのBEAUTIFULな状況を続けましょうね、と言った先から変更しているわけでしょ?

パウエル議長は、ディロンリードという投資銀行から、カーライルグループというプライベートエクイティファンズに転職して大富豪になった人。歴代のFRB議長の中でひょっとしたら一番金持ちかもしれない。

PEファンドのプライベートクレジットのアクティビティに結構詳しいと思っている。我々の耳に聞こえていない醜悪な状況をよく把握しているかもしれない。

0.25%刻みで利下げするか0.5%刻みで利下げするか、そういう細かなニュアンス、マーケットの機微をよく心得ている人。

それを心得ているにもかかわらず、今回は0.5%でいこう、今回は1.0%でいこうというような結論に彼が到達したのであれば、僕は「えー!」という感じで怖れる。

パウエル議長に見えていて、僕に見えない。彼は10億万長者だけど僕はそうじゃない。パウエルのほうが賢い。彼が言っていることにひれ伏した方がいい。と、態度を変えますよ。

パウエルの決断を僕は注目しているし、非常に重いし、厳粛に受け止める必要がある。

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まとめ

先日、ホンマでっか!?TVで「投資家に大事なのは、その企業が好きなこと。自分が就職したいと思う会社がいい」と杉村太蔵が言っていた。

じっちゃまが賢いか、杉村太蔵が賢いか。どちらの意見にひれ伏した方がいいか。

自ずと答えは見えている。

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