- エクソンモービルとは(XOM)
- エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2022
- 2022/08/12:あまりにも過小評価されている
- 2022/04/08:ロシア産原油へのボイコットはなかったが…
- 2022/03/03:馬鹿たちが石油に手を出し始めている
- 2022/03/02:サハリン1から離脱
- 2022/02/28:ダウンサイドリスクあり
- 2022/02/22:短期的には原油売り、穀物売り、船売り。
- 2022/02/13:戦争しないならどうなるか
- 2022/02/11:配当を取りに行くなら石油株で
- 2022/02/06:一番尊敬されている石油会社
- 2022/02/05:いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して!
- 2022/02/02:エクソン・モービル 第4四半期決算 EPS、売上高ともにOK
- 2022/01/28:金曜日、石油株バッサリ処分しました。
- 2022/01/28:これから入ってもいい
- 2022/01/19:OPEC1月月報 大幅な変更いっさい無し
- エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2021
- エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2020
- 2020/10/03:どちらかといえば…
- 2020/07/29:どうしても石油株を買わなければいけないという理由は見つからない
- 2021/08/05:2050年までにゼロカーボン達成目標採用
- 2021/07/19:ちょっと下がるかも
- 2021/07/03:増配の余地あり
- 2021/06/29:いいと思う
- 2021/05/11:精製マージンの拡大を期待
- 2021/05/06:経済再開でガソリンの消費が増える
- 2020/04/25:安心していません
- 2020/03/20:原油を買うタイミングは早すぎる
- 2020/03/19:タイミングが早すぎる
- 2020/03/02:シェル業者が少し潰れた方が、原油価格にとってはいいんじゃない?
- 2020/02/10:原油価格が上がりそうにないからまだダメ
エクソンモービルとは(XOM)
- エクソンモービルはテキサス州アーヴィングに本社を置く1882年創業の大手石油会社。
- 川上の部門では米国、カナダ、オーストラリア、パプアニューギニア、アングラ、モザンビークなどで石油や天然ガスを生産。
- 川下の部門では、テキサス州ベイタウンやボーモント、ルイジアナ州バトンルージュ、シンガポール、ベルギーのアントワープなどに精油所を保有。
チェックすべき記事・指標
- 経済が好調であるか?ガソリン消費はGDPにある程度連動する。
- 需給関係は崩れていないか?テキサスのシェール業者が増産するようならダメ。
原油価格、じっちゃまの記事、ベーカーヒューズ社発表のロータリーリグアカウントはチェックすべき。
エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2022
2022/08/12:あまりにも過小評価されている
決算は良かった。EPS予想$3.89に対して、結果$4.14。
売上高予想1116.7億ドル、結果1116億ドル、前年比+70.8%。わずかに下回ったが、石油会社なのでそこまで目くじらを立てる必要はない。
営業キャッシュフロー200億ドル。
パーミアンでの生産を13万バレル/日増やした。精製マージンは良好。
今、PER6〜7倍で取引されているが、あまりにも過小評価されていると感じる。
2022/04/08:ロシア産原油へのボイコットはなかったが…
今回、ロシア産原油へのボイコットはなく、石炭だけが制裁の対象となった。だけど、今後ある時点で石油に対するボイコットがあるかもしれない。
需要家はすでにロシア産原油に対してはなるべく買わないようにしている。自分が原油を買い付け、タンカーで運ばれている最中に、ロシア産原油へのボイコットが発動されたら目も当てられない。この際、ロシア産原油はなるべく買わないようにしようとする。
ロシア産原油はインドや中国にまわされると思うが、その結果としてオイルタンカーの航行距離が長くなる。ロシア→スエズ運河→インドといった感じで距離が伸びるとだろうから、タンカー株が面白いと思う。
2022/03/03:馬鹿たちが石油に手を出し始めている
TLRY、BYND、EH、KOPN、VUZI…株価が垂直に騰がっているものだけに反応する馬鹿たちが石油に手を出し始めている。 嗚呼、樹海が呼んでいる。
2022/03/02:サハリン1から離脱
エクソン・モービル(XOM)、サハリン1プロジェクトから離脱することを発表。
2022/02/28:ダウンサイドリスクあり
天然ガスには-10%、原油には-30%くらいのダウンサイド・リスクがあると思う。
原油価格が動いている。120ドルまでいく前兆だと言う人が多いけど…石油株はピークを迎えている。
2022/02/22:短期的には原油売り、穀物売り、船売り。
ロシアのウクライナ侵攻、最も限定的かつ小規模なシナリオ。流血は無いかも。経済制裁も無いと思います。FRBは利上げすると思います。引締め路線に変更なし。
短期的には原油売り、穀物売り、船売り。
リスクオフ先行。下手にロングのポジション建てないで!注意をFRBの采配に戻し、ロシアは忘れること。
全米平均レギュラーガソリン価格に注意を払って!たぶん上昇する。マラソン(MRO)のゲイリービル精油所でハイドロクラッカーが爆発した。ガソリンの供給に影響が出るはず。基幹部品なので復旧に時間かかります。
2022/02/13:戦争しないならどうなるか
開戦だとなったら、その時の方が利食いを進めると思う。開戦しないならホールドし続ける銘柄のほうが多いと思う。
開戦するときは石油株が暴騰、そうでなければボラティリティが低い…。そんなイメージをもっているのかな?
2022/02/11:配当を取りに行くなら石油株で
利回り戦略ならエクソンとか石油株で高配当の銘柄が安全だと思う。原油価格は毎日上げているし、その分、石油会社は儲かる。
しかも、先物の原油価格が上昇すれば、将来の利幅も確保できる。業績のアップサイドに関しては、十分に株価に織り込まれていない。儲かれば配当も安心。
配当を取りに行くなら、石油株で取りにいくね。
シクリカル株は好決算の時に降りるのがいいが、石油株はまだだと思う。
実際に利上げが開始されたら、利上げの後半部分ではシクリカル株がボコボコにされる。そうなったらダメです。
FRBは1年で8回ある。3月に利上げするとしたら、あと7回残っている。
利上げが始まったらシクリカル株が売りだという人がいるけど、どの期間にわたって利上げが続くのか。
FFレートを2.5%にしたいなら2023年の5月ぐらいになる。利上げが始まった前半部分というのは、まだシクリカル株を持っていても大丈夫だから、あと一年以上、その期間がある。
今年いっぱいぐらいは石油株で遊んでいてもいいんじゃない?でも今年の相場を考えたらおしっこちびりそうなぐらい怖いよ!
シクリカル株がグロース株と大きく違う。グロース株は”One decision stock”。つまり、環境が良いときだけ!”One decision stock”という言葉を聞いたら兜の緒を締めたほういがいいよ。
One decisionとは、投資決定は一回で済む。買いタイミングだけの意志決定をすれば、未来永劫にわたって株価が上昇していく。そういう考え方。
2022/02/06:一番尊敬されている石油会社
CVX, RDS-A, BPの中で一番良い銘柄というなら、BP。シェブロンは株価的に先駆けしたので、出遅れているBPのほうが買いやすい。それだけのこと。
歴史的に一番尊敬されている石油会社は、エクソン(XOM)。その理由は、自分が生産した石油を販売してキャッシュを得て、新しい石油の探索に投資し、新しい油田を見つけてくる。そのサイクルをリザーブ・リプレイスメント・サイクルという。一番効率良く、新しい油田を見つけてくるのがエクソンだった。近年はそうではなくなってきている。エクソンの優秀さは、ずいぶん剥げ落ちた。
20年、30年という長いタイムフレームにおいて、エクソンに次いでリザーブ・リプレイスメント・サイクルがうまかったのはシェル。ロイヤルダッチシェルという社名で、オランダのハーブ、ロンドンの2カ所に同時上場していた。配当利回りがイギリスとオランダのシェルで違っていて、イギリスのほうが少し有利だった。それを一本化し、イギリスに上場している。それによって、シェルの評価がアップすると思っている。
BPに関しては、メキシコ湾でサンダーフォースという櫓で原油が流出する事故などがあった。環境保全の問題でいくつもチョンボしている。(音飛びで正確に聞き取れないが)そういったことが株価で遅れの原因になっている。
ホールドでいい。
2022/02/05:いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して!
いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して! 天然ガス価格は↓、石油は↑の動きだから。
石油への連動性の高い株は: ペトロブラス(PBR) コスモス(KOS) コンチネンタル(CLR) などですね。 天然ガスへの連動性が高い株は: アセロス(AR) サウスウエスタン(SWN) などですね。
オイルメジャー(=大手)は、石油と天然ガスの両方やってます。
アンテロ(AR)な。痴呆出たワ。
きょう一日をMaxに生きれば…それで十分じゃん? WTIが新値つけてんだよ! 滅多にあることじゃない。 「ハッ!」と気付けよ、その重要性に。 キミらは、相場に真剣に取り組んでない。
実は先週金曜日に石油株から降りた時、先駆けして値に伸びきった感のあるPBR、PXD、FANG、CVX、XOM、TDWなどを蹴り出しました。そして未だブレイクアウト・ポイント付近をウロウロしている出遅れ株に昨日リロードしました。
WTIが100ドル目指して一目散の展開。
2022/02/02:エクソン・モービル 第4四半期決算 EPS、売上高ともにOK
Q4 FY21
EPS 予想$1.94 vs $2.05 ⭕️
売上高 予想84.58B vs $84.97B ⭕️
YoY +82.6%
(Yahoo!financeの売上高予想 $91.85Bだと売上高は❌)
2022/01/28:金曜日、石油株バッサリ処分しました。
金曜日、石油株バッサリ処分しました。
じわじわ、ヒタヒタ来ているマーケットなら、そわそわトレードするのは愚。 でも今みたく、ぐわんぐわんに人格破綻しているマーケットで「ガチホだぁぁぁぁ!」と身を固くしたところで、そんなもん、屁のツッパリにもならんぞ。 環境に順応しろ!
バイオンテック(BNTX)、覚えている? 新型コロナで外出禁止令が出た時、必死でmRNAの勉強をした。 いまウクライナ問題とは何か? を必死で考えている。 なぜなら、1月以降儲かったセクターは石油株だけだから。この問題の進展ひとつで景色は急変するぞ。
穀物のETF、買っている。とくに小麦。
おおきなうねりとしては石油株の相場は未だはじまったばかり。でもいまはナスダックとの相対パフォーマンスで+30%近く差がついた。つまり突出しすぎ。だから石油株以外の、ウクライナに関連する投資対象の方が安全。
言い直します。石油株は「ウクライナ開戦プレミアム」が織り込まれてしまっている。開戦するかどうかは、わからない。
まだ全然「開戦プレミアム」を織り込んでいけれど、石油同様、我々の生活に必要不可欠なコモディティで、まだ底値圏をウロウロしているものは、いっぱいある。たとえば小麦。
1973年のときは、石油ショックうんぬんが始まるずっと以前に、まずロシアによる国際市場での穀物の買い占めという事件が起きました。ちょっと不作だったため。
いま戦車が展開しようとしている地域は世界屈指の穀倉地帯です。世界三大穀物について5分でわかる説明をします。
それは大豆、とうもろこし、小麦です。大豆は、伸びている。とうもころしも、伸びている。小麦だけ、伸びていない。なぜ?
それは大豆、とうもろこしはブタのエサで、小麦は人間がパンなどにして食べるから。
いま、中国など新興国が豊かになるにつれ、食事の中身が激変しています。お肉が普通に食卓にのぼるようになった。ブタはまずエサをやり、太らせないといけない。大豆やとうもろこしの消費量が激増したのは、そのため。
大豆やとうもろこしはおもにブラジルとかアメリカで栽培されます。これにたいして小麦は中国を除けばロシアやウクライナが穀倉地帯。
日本人がいくさになれば米俵を備蓄するのと同じ理由で、紛争が長期化すればロシアやウクライナの小麦は国際市場には出て来なくなる。
アメリカの農家にとって「大豆を栽培する? それとも小麦?」という決断は、どちらが商品として有利か?によって決まります。これまで小麦はどちらかといえば低リターンの穀物だと思われてきた。だから作付も後回し。
(アグリカルチャーETFはいかがでしょうか?)良いです。
2022/01/28:これから入ってもいい
これから入ってもいいと思いまーす。
原油の需給が一旦緩む時期はいつ頃になるかなんてわからない。でも、大手シェール企業に関して言えば、増産はしていない。需給は崩れていない。
今後崩れる可能性をいえば、ロシアがウクライナに侵攻して、原油価格が上がったりして、増産するかもしれない。その場合はリスクあるかもしれません。
ウクライナ問題が軟着陸しても、長期目線でホールドで良いと思う。
2022/01/19:OPEC1月月報 大幅な変更いっさい無し
OPEC 1月の月報 大幅な変更いっさい無し。
グローバルGDP予想(不変)
2021年 5.5%
2022年 4.2%
世界の原油需要成長(不変)
2021年 570万バレル/日
2022年 420万バレル/日
非OPEC原油供給成長(不変)
2021年 70万バレル/日
2022年 300万バレル/日
エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2021
2021/12/29:エクソンモービルとは
2021/12/20:今こそ仕入れるとき
いま、妙味のある銘柄、セクターは?
今年いっぱいの短期ではダメだけど、来年の銘柄として面白いのはエクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)、ペトロブラス(PBR)、カーニバル(CCL)、マリオット(MAR)、デルタ(DAL)あたりが妙味がある。
これらの銘柄の業績がでない理由ははっきりしている。それは新型コロナ。しかし、ワクチン接種率が高くなっている。ブレイクスルーしてオミクロンに感染することはありえるが、注射の狙いは免疫力をパワーアップすること。感染を防ぐことではない。重篤になる患者は少ない。このままいけば、あと3週間ぐらいでインフルエンザと変わらないという認識になる。その後で買われると思う。
バリュー投資というのは、良いビジネス、しっかり経営された企業が、何らかの理由で割安に放置されているときに買い込むこと。その定義からいえば、今こそ、リア充関連銘柄を仕入れるとき。
2021/12/17:投資妙味のある米国株
2021/12/16:価格転嫁できる銘柄
価格転嫁できる石油株、化学株とは?
ガソリン価格は過去最高だけどガソリンは売れている。カリフォルニアでガソリンスタンドを持っているのはシェブロン(CVX)。そのほかエクソンモービル(XOM)も、コモディティ価格が上昇するとすぐに利益になってくる。
ダウ(DOW)やライオンデルバセル・インダストリーズ(LYB)もそのグループに入るし、インターナショナルペーパー(IP)はたぶん世界最大規模の段ボール箱を作っている。
リセッション入りした場合もコアサテライト戦略を続けるべき?
基本的にはそう。たとえばエクソンモービルは配当利回りが5%ある。シェブロンは4.6%。ダウケミカルはPER7倍、配当利回りは5.2%。こういう銘柄はファッショナブルじゃなかったけど、来年相場が悪いのであれば…。
米国は過去+10%、+20%などと3年連続で上げてきたが4年連続というのは考えにくい。今は景気が強いけど、FRBは利上げしてくる。株式、とりわけ、ハイパーグロース株にとって利上げは癌。アークだって新値を付けていない。地獄はこれから。
2021/12/05:リーダーシップ銘柄を買え
来年はサテライトに旅行やエネルギー関連を持とうと思ってる。こういう場合、業界内で期待できそうな会社を個別株で持つのと、セクター別のETFに投資するのはどちらがよい?
- どっちでもいいと思う。
- ひとつのやり方としては、リーダーシップ銘柄を買う。
- たとえばホテルでいえば、最大でもっともよく経営されているのはマリオット。
- エアラインでいえば、デルタ航空。
- クルーズ船でいえば、カーニバル。
- 石油株でいえばエクソンモービル。2番手はシェブロン。
- シェルでいえば、EOG、パイオニアナチュラルリソーシズあたり。
2021/12/05:中長期保有について
中長期保有(三年から五年)はどう?
- いいと思いますよ。
2021/11/12:米国シェール企業が増産に踏み切ったら売り
石油天然ガスの売り抜きタイミングを教えて
- 今ではない。どういう局面で売りタイミングが来るかはわからない。
- アメリカの上場シェール企業が。続々増産に踏み切ったら僕は降ります。
2021/11/07:脱化石燃料のプロジェクトが好感されている
XOMが自社株買い戻しを2年に渡って行うと聞いた。ホールドでOK?
- 暖冬だから売りとかは考える必要は無い。
- ものを言う投資家がエクソンの株を1%ぐらい取得し、その後経営陣に圧力をかけた。役員をエクソンの取締役会に送り込み、グリーン対策をしろと要求した。それにエクソンが従って、脱化石燃料のプロジェクトがスタートしはじめている。それに対して、株主が好感してエクソンモービルの株を買っている。
- 今まで、低いバリエーションに甘んじていたが、株価がほぐれてきているのは、そういうことが関係してきていると思う。
- それはしばらく続く、長期のトレンドだと思います。
2021/11/05:金利上昇時のヘッジとして
米国金利が上昇する中で、ヘッジとして持つならどんな銘柄が良い?
オイルメジャーがいい。エクソンとかシェブロンとかがヘッジとしてはいい。
2021/11/01:【重要】資源株決算の見方
資源株の決算はどこをみたら良いですか?
- まず「良い決算」は大原則。とても重視しています。
- でも「良い決算」を出すことが決定的に重要かどうか? は、その企業が若いか?壮年か?ということで大きく変わって来ます。
- このように初々しい期間は、すべてがデリケート。だからそういうもじもじはじらうような時期に「良い決算」出せない会社は、すぐに投資家からポイされます。機関投資家はそこまで暇じゃありません!操を立てない相手に、いつまでも執心しません!
- これに比べてオールドエコノミーの株は長年連れ添った夫婦みたいなもんです。ちょっと顔色みりゃ(きょうは機嫌が悪いな)とか、すぐわかる。 こういう関係というのはスリルとコーフンは無いけれど……安定していて、ちょっとのことでは壊れません。
- 老夫婦にだって青春はあったわけで、いま「ブルーチップ」と呼ばれているエクソンとかP&GとかJNJという株にも来る決算、来る決算、「良い決算」を出しまくり、急成長した時期があるんです! その長期でのトラックレコードがあるから、投資家は愛想を尽かさない。
- だからエクソンやシェブロンが少々決算をしくじっても、投資家は性急にそれらの株を売ることは、しない。 特に石油株や資源株は売っている商品そのものが市況に左右されるコモディティーです。神様でもない限り、原油価格の先行きや銅価格の先行きはアナリストには当てられない。
- それは別の見方をすれば「市況株の決算予想数字はアナリスト間で、とっちらかっている」ということです。これに対しハイテク株の場合は予想数字が団子になっている。 決算はずした場合、団子になっている予想数字から外れた場合のほうが、こっぴどく売られる。
- 石油株の場合、これに加えてさらに不確実要因があります。たとえば将来の生産分を先物などでどれだけヘッジしているか? によって、市況価格が騰がってもEPSはそれほど上がらない場合もある。ヘッジに関してはていねいに開示している企業も多いけど、不親切な会社も散見されます。
- 原油価格が下がった場合、不採算になった油田を評価損で落とさないといけない場合が出てきます。そのケースでは特損を計上することになります。これをアナリストが事前に予見することは至難の業。
- 石油株、鉱山株の決算が予想から外れた場合、かならず「生産量」と「平均販売価格」に分解し、「どこで予想からずれた?」を検証してください。おうおうにして、生産量はしっかり確保したものの、市況が軟化して販売単価が悪かったことが多い。
- これなんかは会社の責任とは言いにくい。
- それからその企業が「配当を維持しつづけているか?」にも注目して。
- なぜなら足下の決算が少々下ブレしても、経営陣が(これはすぐ元に戻る)と思えば減配しないから。そして配当をしっかり確保できるだけのキャッシュフローを生んでいれば、決算の少々のミスはめくじらたてるべきでない。
- むしろ安定的な配当、そしてその裏付けとなる潤沢なキャッシュフローを買うというノリで、インカムゲインを手掛かりに石油株を買うのが王道。
- 現在のようにスルスル原油価格が上昇している局面では、①インカムゲイン狙いの投資家から、②値幅取りのモメンタム投資家へと物色の主体が入れ替わることが多々あります。②の連中は、含み資産などに注目しながら買い上がってゆく。
- たとえば、いま世界でいちばん利益を出している企業であるサウジ・アラムコなどは典型的な資産株です。なぜなら確認埋蔵量が多いから。
2021/10/29:第3四半期決算 EPSは◯、売上高予想が×
3QFY21
EPS予想 $1.56vs $1.58⇒ ○ Surprise 1.3%
売上高予想 $76.34B vs $73.8B ⇒ ×
売上高成長率前年同期比 +59.7%
2021/10/28:原油の在庫が増えた要因、それは…
暖冬です。暖冬は、甘く見るべきではない。あと精製処理の遅れは9月にルイジアナにハリケーンが2回来たから。
エクソンモービルに関するじっちゃま金言 2020
2020/10/03:どちらかといえば…
COSTとXOMどう?
- コストコはサプライチェーンの問題があるから不安。
- どっちかと言われれば、エクソンモービルのほうがいいと思う。
2020/07/29:どうしても石油株を買わなければいけないという理由は見つからない
石油株を買うのはオワコン?
- 石油価格はだいぶ戻り歩調だけど、いまひとつ。
- 今、どうしても石油株を買わなければいけないという理由は見つからないと思う。
2021/08/05:2050年までにゼロカーボン達成目標採用
- エクソン(XOM)が「ゼロ・カーボン」を2050年までに達成する目標を採用することを検討中。
2021/07/19:ちょっと下がるかも
OPEC+で減産縮小の影響で原油先物が急落してる。エネルギー株、ドル円への影響教えて
- ドル円は関係ないかも。
- エネルギー株はちょっと下がるかも。
2021/07/03:増配の余地あり
- 原油、増産のこととか発表されていないのよね?
- 非常に安定している。増配の余地があると思います。
2021/06/29:いいと思う
- 良いと思います。じわじわ来ている
- 特に悪い材料はない
2021/05/11:精製マージンの拡大を期待
- ちょうどいまブレイクアウトしそうになっているところ。
- これまでの上値抵抗線62.52ドルを少し上を切った。
- ガソリン価格がパイプラインの一時的な中断で高騰しようとしている。
- 石油精製工場を持っているが、仕入れコストから精製マージン(精製して販売した代金)が拡大する。それを期待してエクソンモービルを買うという展開があるかもしれない。
2021/05/06:経済再開でガソリンの消費が増える
- 石油関連株は、面白いと思う。
- 経済再開で人々が動き出している。
- 日本の場合は電車で移動するが、アメリカは車で移動する。
- 経済再開でガソリンの消費が増える。
- なので石油関連株は、注目される。
- 実際、エクソンモービルやシェブロンは、決算発表でキャッシュフローの数字がすごく増えていた。
- 今から仕込んでも遅くない。
石油銘柄株は中東でのニュース等により急落の可能性がありますでしょうか?
- それは常にある。一番ある可能性としては、シェルの増産です。アメリカでも。
- それで市況が悪くなったら株価が下がるでしょう。
2020/04/25:安心していません
原油先物価格の下落は長引く?
- 限月が6月に変わったけど、6月ものに関しても、5月もので起こったものと同様に慌てる場面があるかもしれない。
- まだ、完全には安心していません。
2020/03/20:原油を買うタイミングは早すぎる
- 値幅的には原油価格は随分下がった。下は限定的だと思う。
- しかし、日柄調整はすごくかかるかも。
- そもそも今回の新型肺炎の材料以前として、石油のマーケットは悪かった。需給関係を乱しているのは、アメリカのシェル産業。増産してきたので、原油価格がグズグズした展開だった。
- それに対して、ロシアとサウジアラビアがケツをまくって、こんなんだったら生産調整なんて止めた!原油市場をジャブジャブにしてやる。原油価格をグーッと下げて、シェル企業の息の根を止めてやるんだという作戦に出ている。
- 問題は、原油には先物があります。だから、シェル企業の多くはすでに高い原油価格のときに先物を売りつないで、今年の生産量はヘッジしてある。
- だから、シェルの息の根を止めるというけど、直ぐには死なないという話をしています。
- 長い間ジャブジャブにすることを維持しないと、死なないわけだからサウジやロシアは苦しい戦いを強いられている。
- 世界の原油市場のキャパシティは一杯一杯まで来ている。だから、今後は投げ売りがでる可能性がある。原油価格が崩れる可能性がある。なので、原油を買うにはタイミング的にはちょっと早いかなという気もする。
2020/03/19:タイミングが早すぎる
- シェルは心配している。
- 新型肺炎とは関係ない。サウジアラビアとロシアが原油の減産に関して話し合いが物別れに終わり、サウジがケツをまくってオイルを大増産し始めている。そのあおりで、原油価格が下がっている。
- 近年、石油市場の需給関係を大きく乱してきた元凶であるアメリカのシェル産業の息の根を止めたいという意図がサウジにあると思う。
- 今回、アメリカのシェル企業の息の根が止まるまで増産を止めないと思う。
- いつたくさん倒産がでるかというタイミングはわからない。そろそろ潰れ始めているといのは耳に入ってきている。
- たいていのシェル業者は、その年の生産高は先物でヘッジしている。50-65%ぐらいはヘッジしている。原油価格が急落したからといって、すぐに経営が立ちゆかなくなるということではない。
- でも、来年の生産分に関しては、ほとんどヘッジしていないと思う。来年あたりまでにはたくさんの倒産が出ると思います。
エクソン買ってもOK?
- エクソンが潰れることはないと思う。
- ただし、原油価格はまだサウジはグイグイ下げてくる。どっちが先に死ぬか、その死闘を繰り広げている真っ最中。
- 自分で勝手にボトムを決めて今がボトムに違いないという風に決めつけないで。もっとひどい状況になるかもしれない。
- 世界経済はダメージを受け始めたばかり。失業率もまだ低い水準ですし、新規失業保険の水準も数字に表れていない。これから数字がグワーっと悪くなって、石油に対する需要もグワーっと低くなるその矢先だから、今だとタイミングが早すぎると思う。
2020/03/02:シェル業者が少し潰れた方が、原油価格にとってはいいんじゃない?
石油会社の将来をどう見てますか?本当にパリ協定を達成できるレベルまで頑張ると2040年には現在対比30%石油需要は減少するとの見積もりがIEAから出てます。
- そのとおりですよね。僕もそう思っています。
- 特に今日明日目先の問題点としては、原油価格がかなり下がったので、パーミヤンとかバーケンとかで操業しているシェル業者の資金繰りがちゃんとつくかというのが目先のビッグクエッションだと思っている。
- テキサス州のシェル業者は特に悪い話は今のところ聞いていない。しかし、ノースダコタ州バーケン油田で主に操業しているコンチネンタル、それからホワイティングペトロリアム(WLL)ね、結構ヤバイんじゃないのって言われているよね。そこら辺から順番におかしくなっていくんじゃないかな?
- むしろ、そういうシェル業者が少し潰れた方が、原油価格にとってはいいんじゃない?
- 原油価格が上がれば、エクソンとかシェブロンとかのオイルメジャーズの株価は少し戻ってくると思う。でも、今はオーバーキャパシティ。石油をくみ上げている業者が多すぎる。
- 自転車操業みたいに借金してはプロダクションにつっこみ、オイルを生産してその代金で借金を返す。生産高は高水準だけど、自転車操業で苦しい。非常に無益な戦いをやっている。
2020/02/10:原油価格が上がりそうにないからまだダメ
- 今のタイミングで買うのはどうかなぁと思う。
- 原油価格がまだ上がりそうにないから。
- 原油価格はどういう局面で上がるかというと、まずテキサスなどで操業しているシェル業者の活動がすごく活発なので、シェルオイルは供給過多なんです。それがマーケットを崩している。それが何とかならないとダメ。
- 12月から1月にかけて、シェルの業者が資金調達にものすごく苦労した局面があった。そのとき、ひょっとしたらシェル業者が潰れて、供給が減るかなと期待を持った。
- しかし、1月中旬ぐらいにちょっと相場環境が良くなり、シェルの会社が資金調達して今年は大丈夫になった。
- シェルはどこの業者も借金してはそれで原油を生産するという自転車操業的な不健全な体質になっています。
- 米国の生産のうち、増産された大部分はそういう泡沫的で不健全、資本調達コストが高い業者が、マーケットを崩しているんですよ。
- 市況が悪くなって、シェル業者の株が二束三文になり、資金調達できなくなったら、泡沫的な生産業者は逝ってしまうわけでしょ?そうすると供給が減って原油価格が上がるシナリオになる。でも、それは今ではない。
- 1月に資金調達できたので、今年は大丈夫な業者が増えたので原油価格はダメかもしれない。
- エクソンモービルというのは財務力の弱い業者と比べると、対極に位置する石油会社。財務力がしっかりしているので倒産することはない。同じ事はサウジアラムコにもいえる。
- 倒産の心配はしなくていいけど、ものすごく待たされるという時間の無駄が嫌だなと僕は思っている。
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