ノースロップ・グラマンについて
1939年にロサンゼルスで創業された防衛関連銘柄。人類が初めて月面着陸した宇宙船を制作したことで知られる。
戦闘機、ドローン、宇宙部門などの事業を展開。米国政府を顧客としており、売上高は毎年安定的に推移。営業利益は国防省により厳格化されており、12%のマージンしか認められていない。決算では受注残の推移を観察しておくことが求められる。
景気に左右されにくいため、金利上昇局面でも安心して帰る銘柄として紹介された。防衛関連株ではあるが、半分公益株のようなトレードのされ方であるのが特徴。
ノースロップ・グラマンに関するじっちゃま金言
2023/02/11:ドローンや戦闘機に強い企業

ノースロップ(NOC)もレイセオン(RTX)も良いと思う。その理由は…

詳しくはOMUSUBI-chにて(1:06:30付近)

2022/06/17:未来の戦争に対して一番良いポジションに付けている
ハッキリ言って、売上高はぜんぜん伸びていない。ではなぜ取り上げるのか?新しい商品サイクルがこれからキックインするから。
新製品とは、B21レイダーと呼ばれる次世代爆撃機。現在アメリカの主力爆撃機は、B-52である。もう50年以上も前にデビューした骨董品。積載量が大きいのと長距離を飛べるので今でも使われている。
それとは別に値段が高いステレス爆撃機でB2というものがある。その後継機として、B-2よりは一回り小さいが、B-2よりもメンテナンスや維持コストが安く済むステレス爆撃機ということでB-21。開発は終わっており、これから量産に入っていく。
防衛関連株というのは、開発をするときにR&D費用の持ち出しが大きい。キャッシュフローが増えるのは、実際に量産体制になってから…という性格がある。
ノースロップは今売上高は横ばいでエキサイティングではない。将来のパイプラインをみると、これから売上高が伸びそう…というストーリー。
そのほかに得意なのは、宇宙関連に強い。スペースXなど非上場企業を除けば、大手防衛関連株のなかでは宇宙比率が高い。月着陸ユニットを作ったのがノースロップグラマン。
今、戦争の戦い方がドラマチックに変わってきている。空母や戦闘機とかは流行らない。そうではなく、宇宙から衛星から敵の動向をフォローして、ドローンなどの無人ロボットで攻撃するのがトレンドになっている。
ノースロップはそういう衛星関係のビジネスが大きい。ドローンでもNo.1だと思う。未来の戦争に対して一番良いポジションに付けているのがこの銘柄。
商品は次のとおり。爆撃機(B21レイダー)、ドローン(トライトン、グローバルホーク)、ディフェンスシステム(IBCS)、ミッションシステム(MESA)、ミサイル(トライデント2)、宇宙(シグナス)。
営業マージンは11.7〜11.9%を目標。受注残は760億ドル。配当利回りは1.5%。
2021/01/27:ノースロップ・グラマン 第4四半期決算 EPSはOK、売上高、ガイダンスは×

2021/01/25:半分、公益株みたいなもの

宇宙事業で最大の売上高を上げているのは、ロッキード・マーチン(LMT)とノースロップ・グラマン。
売上高のうち83%が米国政府との取引。新しい兵器の開発は、競争入札で採用される。国防省は、財務内容が健全な1社の企業に対して、安定的に発注を集約する方式に方向転換している。
潜水艦は、ゼネラル・ダイナミクス(GD)、空母はハンチントン・インガルス(HII)、戦闘機はロッキード・マーチン、爆撃機はノースロップ・グラマンとしているようだ。
2017/09/25:北朝鮮情勢緊迫化で注目
サイバー戦争に関して納入実績がある。ロケット弾、宇宙ロケット、衛星による監視システムなどのメーカーであるオービタルATKの買収を発表。

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