- メルク(MRK)について
- 2022/02/03:メルク 第4四半期決算 EPS、売上高、ガイダンスともにOK
- 2021/12/01:FDA諮問委員会から支持
- 2021/11/27:なぜメルクだけ下げている?
- 2021/11/07:新型コロナでは商売にならない
- 2021/10/28:第3四半期決算 EPS、売上高、ガイダンスすべてOK
- 2021/10/16:株価は下がれど織込済み
- 2021/10/06:過去最高クラスの薬効
- 2021/10/03:経口薬、メチャクチャ重要!!たぶん承認される
- 2021/10/01:新型コロナ経口ワクチン緊急承認へ!
- 2021/03/29:売上50億ドルもある治療薬のパテントが2023年に切れる予定
- 2021/03/28:薬品株は面白いと思う
- 2021/03/12:投資妙味ある
- 2021/02/06:通年EPSガイダンスは良かったが今期決算はミス
- 2020/11/06:上院で60議席の承認が必要
- 2020/11/04:PER13倍!
- 2020/07/09:メルクの業績を駆動しているのはキートルーダーというガンの薬
- 2020/07/09:ワクチンのストーリーで買うべき銘柄ではない
- 2020/06/28:年内に第一層臨床試験を開始
メルク(MRK)について
- 1891年に創業した製薬会社。/li>
- 2009年にシェリングプラウを大型買収し売上急拡大
- 主力商品はキートルーダ(癌免疫療法 PD-1抗体薬)。
- 売上高の30%を占める。
- パテント切れが2028年に控えている。
- 新型コロナの経口ワクチンを緊急承認申請した。
メルクの年間業績
一株あたりの業績
2022/02/03:メルク 第4四半期決算 EPS、売上高、ガイダンスともにOK
Q4 FY21
EPS 予想$1.52 vs $1.80 ⭕️
売上高 予想$13.15B vs $1.50B ⭕️
YoY +24.0%(モルヌピラビル売上高含む)
FY22 ガイダンス
EPS 予想$5.75 vs $7.27~$7.20 ⭕️
売上高 予想$48.43B vs $56.10B~57.60B ⭕️
✅KEYTRUDAの売上高は20%増
✅GARDASIL / GARDASIL 9の売上高は44%増
✅アニマルヘルス売上高は18%増
2021/12/01:FDA諮問委員会から支持
- メルク(MRK)の新型コロナ経口薬が13対10の僅差でFDA諮問委員会から支持を得た。
2021/11/27:なぜメルクだけ下げている?

なぜメルクだけ下がっているんでしょうか?
- 新型コロナ経口薬の効き目が、当初報告されていた50%ではなく、30%という報道があったから。→話半分で聞くこと。
- CNBC「ファイザーならびにメルクが出している経口新型コロナ薬は十中八九南ア変異株に効く」
2021/11/07:新型コロナでは商売にならない

ファイザーのコロナ経口薬パクスロビドは入院と死亡リスクが89%低下するという治験結果が得られたとの事だが、今後のREGN、MRK、ワクチン株への影響を教えて
- あまり影響はないのでは?
- 一足先に発表されイギリスで承認されたメルクの経口薬も素晴らしい効き目ですよね。
- ファイザーの薬がどうのこうのというではなくて、今、続々と良いお薬が出てきているだけのこと。
- メルクの経口薬もそれなりに利用されるだろうし、ファイザーもそう。もっと重篤になった場合はリジェネロンの抗体カクテルも必要になるだろうし。
- ひとつのソリューションが他を全部駆逐するというわけではなくて、あれもこれも勢揃いで戦えるということ。
- それは新型コロナだけではなくて、ガンもそう。ガンのお薬も数十、数百種類ある。エイズのお薬もいくつもある。
- ひとつのお薬が出てきたから他を駆逐するということではなく、新型コロナのカテゴリが終わりかかっているんですよ。
- ファイザーのお薬のインパクトは、新型コロナはインフルエンザ級にダウングレードされるということ。
- インフルエンザで商売にならないでしょう?それと同じで新型コロナも商売にならない時期がくるんですよ。患者の数が減るんだから。
- もちろんワクチン自体は毎年打つだろうけど過去みたいな緊急性はなくなる。
2021/10/28:第3四半期決算 EPS、売上高、ガイダンスすべてOK
3QFY21
EPS予想 $1.55vs $1.75⇒ ○
Surprise12.9%
売上高予想 $12.3B vs $13.2B ⇒ ○ Surprise7.3%
売上高成長率前年同期比 +4.8%
ガイダンス
4QFY21
EPS予想 $5.68 vs $5.65~$5.7 ⇒ ○
売上高予想 $46.83B vs $47.4B~$47.9B ⇒ ○
2021/10/16:株価は下がれど織込済み

新薬のニュースの後で株価が下がって元に戻った。新薬承認は織込済みと考えて良い?
- はい、織り込まれている。
2021/10/06:過去最高クラスの薬効
- 新型コロナに対する三段構えの防御態勢を、処方コスト(単価)の面からみれば…
- ワクチン 2100円
- メルク経口薬 78000円
- リジェネロン抗体カクテル 数百万円
- これらはいずれもアメリカで、政府が購入したときのコストです。
- ワクチンは国民全体に行き渡るのが理想です。メルク経口薬はテストで陽性が出た人のみ服用が必要です。だからそもそも必要になる数が少ない。
- テストで陽性が出た人にメルク経口薬を行き渡らせるのはカンタンだと思います。コスト的にもじゅうぶん政府のソロバンに合うと思います。
- 低分子薬なので量産はどんだけでも出来ます。
- 薬効を問題視する声がありますが、経口薬で伝染病に対するクスリとしては過去最高クラスの薬効です。
- メルク経口薬にケチつけている人は創薬の現場のリアルを知らないひとたち。
2021/10/03:経口薬、メチャクチャ重要!!たぶん承認される

先日、MRKの薬が申請されて株価が上がった
- メルクの経口薬は重要。
- 新型コロナは三段構えで対処する体制が完成しつつある。
- 第一弾はモデルナ、ファイザー・バイオンテックのワクチンをうつ。これによりコロナに感染した場合でも、重病にはならない。それがワクチンをうつ狙い。コロナに感染するしないではない。コロナリスクを減らすことが目的。
- 第二弾はメルクの飲み薬。陽性だと判定が出た人向けのお薬になる。用心のために薬を飲んで病院に担ぎ込まれる確率が7%減少する。今は、コロナにかかり陽性がかかり、病院にいく確率は14%だった。それが半減する。低分子錠剤であり、バイオみたいな生き物のお薬ではない。化学によって合成されている薬だから、どれだけでも安価で量産できる。
- 第三弾は、リジェネロンの抗体カクテルを投与する。注射や点滴で体内に入れる。入院しないと投与できない。値が張るお薬で、メチャクチャ効く薬。トランプ大統領が使った。
- ワクチン、メルクの経口薬、リジェネロンの抗体カクテルの三段構えで重篤リスクはゼロに近くなった。だから、気がついたときに自然消滅する方向になっている。
- だから金曜日の日にクルーズ船や航空株が急騰した。それはGAFAMにとってはガクブル。
- 経済再開になって市民が街に出るのであれば、余計にインフレが激しくなるかもしれない。
- 債券が売られてハイパーグロース株が売られるわけです。そういう風に、ポートフォリオをシフトしなければいけない局面に来ているのかもしれない。
- だから、自分が抱いている前提条件をすべて疑ってかかるべき。
- 良い投資家というのは、毎朝、自分の信念が間違っているのではないかということを問い直す必要がある。前提条件が崩れていないか、ひとつひとつ点検してください。

MRKのコロナ飲み薬は5日間飲み続ける薬だと言われてる。承認申請を出しているので先行できるが、猛追している後発メーカーがより短期間で飲みやすい薬をすぐに申請し遅くとも来年に製造すると言われてる。そうなると逆転されない?
- メルクのお薬は承認されると思う。
- メルクとパートナーを組んでいるマイアミのスタートアップ企業がある。メルクの経口薬を開発した人は、マイアミに住んでいる夫婦。彼らはエボラ経口薬も手がけた人たち。
- FDAにおける信頼感はものすごく高い。だから、たぶんこの薬は承認されると思う。
- 独立諮問委員会、独自のモニタリング委員会がこの薬は効き過ぎるので早く承認した方が良いよとFDAに進言した。
- 他のお薬があるけれど、たぶんこの薬でいくんじゃない?
- 経口薬なので、便利なお薬なのだから、5日間連続で飲むとかはどうでもいいこと。
2021/10/01:新型コロナ経口ワクチン緊急承認へ!
- メルクがリッジバックと新型コロナ経口抗ウイルス薬で緊急使用承認を申請へ
2021/03/29:売上50億ドルもある治療薬のパテントが2023年に切れる予定
2021/03/28:薬品株は面白いと思う
- 薬品株が面白いと思っている。
- たとえば、ブリストルマイヤー(BMY)、メルク(MRK)、ファイザー(PEF)、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)、アッヴィ(ABBV)、アムジェン(AMGN)
- そういったグループは見過ごされていると思うよ。
2021/03/12:投資妙味ある

MRKをABBVやBMYなどの医薬品銘柄として見てますが、最近のコロナワクチン撤退などグダグダな面があっても投資妙味はある?
- そういう捉え方でいいと思います。
- メルクのワクチンを巡るニュースはノイズであり、アメリカの機関投資家は一切無視していると思う。
- バイデンがメルクにワクチンを作ってくれ…と要請したとか、誰も何も感じていないと思う。
2021/02/06:通年EPSガイダンスは良かったが今期決算はミス
- 今度CEOが変わります。
- この前の決算はイマイチだった。
- EPS予想1.36ドルに対して1.32。売上高予想126.5億ドルに対して結果125.1億ドル。
- ガイダンス2021年、EPS予想6.19ドルに対して新ガイダンス6.48-6.68ドル。
- 通年のEPSガイダンスは良かったけれど、今期の決算はミスった。これが下げの原因だと思う。
2020/11/06:上院で60議席の承認が必要

バイデン勝利でヘルスケア銘柄は厳しい?
- バイデンの公約からヘルスケア関連のことだけを抜き出すと、オバマケアを発展型にしてパブリックオプションをクリエイトすることを提案している。それに関しては上院で60議席の承認が必要。
- 関連銘柄としては、アンセム(ANTM)、ユナイテッドヘルス(UNH)、ヒューマナ(HUM)、シグナ(CI)、テネット(THC)、ホスピタル・コーポレーション・オブ・アメリカ(HCA)あたり。
- メディケアに薬価をネゴシエイトすることを許可する提案に関しても、上院で60議席の承認が必要。関連銘柄は、イーライリリー(LLY)、メルク(MRK)、ブリストルマイヤーズ(BMY)、アムジェン(AMGN)、テバ・ファーマシューティカル(TEVA)あたり。
2020/11/04:PER13倍!
- アッヴィ(ABBV)は、非常に良い会社ですよね。いまPER9倍で取引されている。安いよね〜。
- 製薬会社の株って安いのが多いよね。ブリストルマイヤーズ(BMY)もPER10倍。これ、どうなんだろうねぇ。EPSなんて30%ぐらいで成長している。なんで買わないのかイミフ。
- メルク(MRK)だってPER13倍だよね。
- この辺はどれに投資してっもいいんじゃない?
2020/07/09:メルクの業績を駆動しているのはキートルーダーというガンの薬
- メルク好きです。ワクチンもそれなりに結果を出すかと思っている。
- でも、メルクの業績を一番駆動しているファクターは、ガンのお薬でキートルーダーというものがある。近年、ものすごく売上高が増えた。
- ほんの少しだけ、キートルーダーの陰りが見えているので、それは少し気を付けるべき。
2020/07/09:ワクチンのストーリーで買うべき銘柄ではない

ワクチン競争からほど遠いですか?
- そんなことない。
- 今年のある時点で臨床がはじまると思う。
- メルクは老獪でしっかりした企業のひとつ。
- ワクチン開発の怖さを知り尽くしているので、石橋を叩いて渡ろうとしている。あえてスピードで競争していない。だけど、本命企業のbひとつ。
- ただし、メルクは抗がん剤のキートルーダとかで買うべき銘柄。ワクチンのストーリーで買うべき銘柄ではない。なぜなら時価総額が馬鹿でかいからワクチンはほとんど業績に影響しないから。
2020/06/28:年内に第一層臨床試験を開始
- メルクは年内に第一層臨床試験を開始する。
- つまりずいぶんゆっくりしているということ。
- 遺伝子組み換え水疱性口内炎ベクターを使っている。
- 口も腰も重くて、ようやくワクチン開発を始めた。
- 遺伝子組み換え水疱性口内炎ウイルス(RVSV)技術を使う。エボラ出血熱ワクチンで使われた実績がある。
- 先日、テイミスバイオサイエンスという会社を買収すると発表している。テイミスは免疫調節療法の技術を持っているオーストリアの会社。
- テイミスはセピ、つまり感染症流行対策イノベーション連合から支援金を獲得している。
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