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ダイヤモンドバック・エナジー(ティッカーシンボル:FANG)


  1. ダイヤモンドバック・エナジーについて
  2. ダイヤモンドバック・エナジーに関するじっちゃま金言2022
    1. 2022/02/23:ダイヤモンドバックエナジー 第4四半期決算 EPS、売上高ともにOK
    2. 2022/02/10:優良な油田を抱きかかえて、ゆっくり生産する戦略
    3. 2022/02/05:いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して!
    4. 2022/01/28:金曜日、石油株バッサリ処分しました。
    5. 2022/01/28:これから入ってもいい
    6. 2022/01/19:OPEC1月月報 大幅な変更いっさい無し
    7. 2022/01/17:一本調子で上がるとは考えていない
    8. 2021/01/03:今からでも買い
  3. ダイヤモンドバック・エナジーに関するじっちゃま金言2021
    1. 2021/12/16:シェールはいい
    2. 2021/12/03:原油価格が崩れるシナリオは考えにくい
    3. 2021/11/27:絶好の買い場だと思う
    4. 2021/11/23:ストーリーとして終わっているとは言えない
    5. 2021/11/12:米国シェール企業が増産に踏み切ったら売り
    6. 2021/11/07:相場はこれから
    7. 2021/11/05:左うちわで儲かっているこんなに良いビジネスはない!
    8. 2021/11/02:第3四半期決算 EPS、売上高ともにOK
    9. 2021/11/01:【重要】資源株決算の見方
    10. 2021/10/28:原油の在庫が増えた要因、それは…
    11. 2021/10/20:今から資源株、金鉱株に乗れば…
    12. 2021/10/16:物色の中心はプライシングパワーがあるものに。特に、エネルギー銘柄にフォーカスすべき
      1. 石油精製品タンカーの市況について
      2. LNG(液化天然ガス)マーケットについて
    13. 2021/10/11:インフレによるコスト増を価格に転嫁しやすい企業を買え!
    14. 2021/10/10:シェールとは何か?
    15. 2021/10/09:天然ガスの需給が引き締まっている理由
    16. 2021/10/08:欧州で天然ガスがひっ迫!恩恵を受けるシェールガス5社

ダイヤモンドバック・エナジーについて

ダイヤモンドバックエナジーは、シェールガスではなく、シェールオイルを中心に事業を展開。

同社は2007年12月に設立され、テキサス州ミッドランドに本社を置いている。ミッドランドは一番西にある田舎町。町の直ぐ下が大きなシェール鉱区になっていて、シェール開発のメッカのど真ん中に会社がある。

シェールにはさまざまな地層があるが、スプラベリーウルフキャンプと呼ばれる最近とりわけ注目されている地層に特化。シェール業界の中で一番旬なストラテジーを獲りに行くアグレッシブ経営をしている。

シェールオイル銘柄のひとつとして、じっちゃまが注目。

公式サイト

IRサイト

ダイヤモンドバック・エナジーに関するじっちゃま金言2022

2022/02/23:ダイヤモンドバックエナジー 第4四半期決算 EPS、売上高ともにOK

Q4 FY21
EPS 予想$3.37 vs $3.63 ⭕️
売上高 予想$1.57B vs $2.02B ⭕️
YoY +162.9%

✅ 2021年通年平均生産量 223.3 MBO/d (375.3 MBOE/d)
✅ 2022年通年の原油生産量ガイダンス: 218 – 222 MBO/d (369 – 376 MBOE/d)

2022/02/10:優良な油田を抱きかかえて、ゆっくり生産する戦略

石油が枯渇して久しいと言われるのに、アメリカで石油生産のブームが復活した背景にはテクノロジーの進歩があったから。でも、技術面ではやり尽くした。

しかも無限に生産できないから、体力が無いところから潰れていく。そうなのであれば、一番優良なシェール資産、鉱区を抱きかかえて温存することが起き始めている。

じっちゃま
じっちゃま

パイオニアナチュラルリソーシズは、M&Aを繰り返している。様々な会社の油田を集め、コアになる優良な資産だけを温存してゆっくり生産している。そういう企業戦力を打ち出している。

見境のない増産は、もうない。それが確定しつつある。だから石油セクターに注目する必要がある。

2022/02/05:いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して!

じっちゃま
じっちゃま

いまは天然ガス関連株ではなく石油株を優先して! 天然ガス価格は↓、石油は↑の動きだから。

石油への連動性の高い株は: ペトロブラス(PBR) コスモス(KOS) コンチネンタル(CLR) などですね。 天然ガスへの連動性が高い株は: アセロス(AR) サウスウエスタン(SWN) などですね。

オイルメジャー(=大手)は、石油と天然ガスの両方やってます。

アンテロ(AR)な。痴呆出たワ。

きょう一日をMaxに生きれば…それで十分じゃん? WTIが新値つけてんだよ! 滅多にあることじゃない。 「ハッ!」と気付けよ、その重要性に。 キミらは、相場に真剣に取り組んでない。

実は先週金曜日に石油株から降りた時、先駆けして値に伸びきった感のあるPBR、PXD、FANG、CVX、XOM、TDWなどを蹴り出しました。そして未だブレイクアウト・ポイント付近をウロウロしている出遅れ株に昨日リロードしました。

WTIが100ドル目指して一目散の展開。

2022/01/28:金曜日、石油株バッサリ処分しました。

じっちゃま
じっちゃま

金曜日、石油株バッサリ処分しました。

じわじわ、ヒタヒタ来ているマーケットなら、そわそわトレードするのは愚。 でも今みたく、ぐわんぐわんに人格破綻しているマーケットで「ガチホだぁぁぁぁ!」と身を固くしたところで、そんなもん、屁のツッパリにもならんぞ。 環境に順応しろ!

バイオンテック(BNTX)、覚えている? 新型コロナで外出禁止令が出た時、必死でmRNAの勉強をした。 いまウクライナ問題とは何か? を必死で考えている。 なぜなら、1月以降儲かったセクターは石油株だけだから。この問題の進展ひとつで景色は急変するぞ。

穀物のETF、買っている。とくに小麦。

おおきなうねりとしては石油株の相場は未だはじまったばかり。でもいまはナスダックとの相対パフォーマンスで+30%近く差がついた。つまり突出しすぎ。だから石油株以外の、ウクライナに関連する投資対象の方が安全。

言い直します。石油株は「ウクライナ開戦プレミアム」が織り込まれてしまっている。開戦するかどうかは、わからない。

まだ全然「開戦プレミアム」を織り込んでいけれど、石油同様、我々の生活に必要不可欠なコモディティで、まだ底値圏をウロウロしているものは、いっぱいある。たとえば小麦。

1973年のときは、石油ショックうんぬんが始まるずっと以前に、まずロシアによる国際市場での穀物の買い占めという事件が起きました。ちょっと不作だったため。

いま戦車が展開しようとしている地域は世界屈指の穀倉地帯です。世界三大穀物について5分でわかる説明をします。

それは大豆、とうもろこし、小麦です。大豆は、伸びている。とうもころしも、伸びている。小麦だけ、伸びていない。なぜ?

それは大豆、とうもろこしはブタのエサで、小麦は人間がパンなどにして食べるから。

いま、中国など新興国が豊かになるにつれ、食事の中身が激変しています。お肉が普通に食卓にのぼるようになった。ブタはまずエサをやり、太らせないといけない。大豆やとうもろこしの消費量が激増したのは、そのため。

大豆やとうもろこしはおもにブラジルとかアメリカで栽培されます。これにたいして小麦は中国を除けばロシアやウクライナが穀倉地帯。

日本人がいくさになれば米俵を備蓄するのと同じ理由で、紛争が長期化すればロシアやウクライナの小麦は国際市場には出て来なくなる。

アメリカの農家にとって「大豆を栽培する? それとも小麦?」という決断は、どちらが商品として有利か?によって決まります。これまで小麦はどちらかといえば低リターンの穀物だと思われてきた。だから作付も後回し。

じっちゃま
じっちゃま

(アグリカルチャーETFはいかがでしょうか?)良いです。

2022/01/28:これから入ってもいい

じっちゃま
じっちゃま

これから入ってもいいと思う

原油の需給が一旦緩む時期はいつ頃になるかなんてわからない。でも、大手シェール企業に関して言えば、増産はしていない。需給は崩れていない。

今後崩れる可能性をいえば、ロシアがウクライナに侵攻して、原油価格が上がったりして、増産するかもしれない。その場合はリスクあるかもしれません。

ウクライナ問題が軟着陸しても、長期目線でホールドで良いと思う。

2022/01/19:OPEC1月月報 大幅な変更いっさい無し

じっちゃま
じっちゃま

OPEC 1月の月報 大幅な変更いっさい無し。

グローバルGDP予想(不変)
2021年 5.5%
2022年 4.2%

世界の原油需要成長(不変)
2021年 570万バレル/日
2022年 420万バレル/日

非OPEC原油供給成長(不変)
2021年 70万バレル/日
2022年 300万バレル/日

2022/01/17:一本調子で上がるとは考えていない

キビキビした相場の張り方について、20%で利食いすべき?

  • 石油株に関して言うと強気だけど一本調子で上がるとは考えていない。18日発表されるOPEC月報の表現ひとつで原油価格が下がることは普通にある。
  • ロシアがウクライナに侵攻すれば、ヨーロッパで天然ガスやエネルギーが不足する。それを株価はある程度織り込んでいる。
  • 70%の確率でドンパチやらないと思う。その場合、価格は下がることを想定しなければいけない。
  • エネルギー株は2割ぐらい上がっているのがあるので、利確するのもいいかもしれない。

PXD, FANG, FLNGに今から入るのはあり?

タイミング的には少し逸した気がする。FANGも同じ。FLNGはピボットにあるのでいいかも。他にはHESは今が買いタイミング。

石油株はどのような環境になったら利確する?

原油価格が下がったら売りですね。

オバマ時代にイラン核合意で原油が下落。原油ガスが今後急落するリスクはある?

それは常にあります。シェル企業が儲かって生産を拡大しはじめたら原油価格は下がるでしょうね。その場合は逃げるべき。要するに永遠というものはない。

石油株に火焔を噴くような大相場が来る。という考えは変わった?

今、そういう相場がきてるんじゃないの?いつ終わってもおかしくないけど。

2021/01/03:今からでも買い

FANGは今からでも買い?

じっちゃま
じっちゃま

はい、いいと思います!

ダイヤモンドバック・エナジーに関するじっちゃま金言2021

2021/12/16:シェールはいい

AR,PXD, FANG, DVN, BVN, SWNの見通しは?

じっちゃま
じっちゃま

ブエナヴェンチュラをのぞけばすべてシェール。それらはいい。ブエナヴェンチュラは金鉱株なんで動きが違う。区別して考える必要がある。

2021/12/03:原油価格が崩れるシナリオは考えにくい

  • 今年、来年の設備投資はやや絞り込んでいる。
  • 2010年以降、シェール開発がブームになったが、あまりにもたくさんの新規企業が増え、過剰増産によりオイル市況を崩した。
  • こうした理由から、機関投資家は「もっと自制しろ」とシェール企業に対し指摘。そのため株式市場での資金調達せず、利益を株主に還元することを最優先している。
  • シェールオイルの供給は増えないということを意味している。もっといえば、2022年の原油価格は上がると思う。
  • サウジアラビアを除いて、ほとんどの産油国で油田開発をないがしろにする資本政策をしいている。
  • 2022年に原油価格が上昇に転じた場合、臨機応変に増産できる国はサウジアラビアか米国シェール企業しかない。
  • よって、原油価格が崩れるシナリオは考えにくい。

2021/11/27:絶好の買い場だと思う

VTI, CCL, TRMD, AFRM, PXD, BP, FANG, AR, ABNBの中で敢えて売るならばどれ?

  • 難しい質問だね。ちょっとわからない。
  • その辺の銘柄で問題があると感じるものはない。

最近株を買われてると思うが、どのような銘柄を購入してる?

  • FLNGとか、TRMDとか、PXDとか、FANGとか。そんな銘柄ですね。

2021/11/23:ストーリーとして終わっているとは言えない

AR, FANG, PXDどう?

  • アンテロリソーシズ(AR)とダイヤモンドバック(FANG)とパイオニアナチュラルリソース(PXD)は性格が違う。
  • ARは天然ガスの会社。暖冬の悪影響を最も受けやすい。ここ1か月ぐらいは暖冬の影響をもろに受けている。アゲインストの風。需給関係はそれほど悪くない。だけど天候が悪すぎる。寒くなってきたら株価は盛り返すと思う。
  • ダイヤモンドバック(FANG)はシェールで石油を採掘していて、よく経営されている企業。原油価格に敏感です。今は各国の政府が備蓄を放出すると言っているので、力任せに原油を買い上がりにくい状況。需給関係は悪くないが陰りが見えているが、ストーリーとして終わっているとは言えない。
  • パイオニアナチュラルリソース(PXD)は石油の探索生産会社。ダイヤモンドバックよりスケールは大きい。とりわけ優良な油田だけに集中投資する方針を打ち出している。これから冬が寒くなれば、この銘柄も盛り返すと思う。

FANG, KOS, TRMD, EURNはホールドでOK?

  • その辺はホールドでいいです。

2021/11/12:米国シェール企業が増産に踏み切ったら売り

石油天然ガスの売り抜きタイミングを教えて

  • 今ではない。どういう局面で売りタイミングが来るかはわからない。
  • アメリカの上場シェール企業が。続々増産に踏み切ったら僕は降ります。

2021/11/07:相場はこれから

FANG, FLNG, PXD, ARを2週間前の放送から買ったが、今後どのような戦略で向かえば良い?

  • その辺は持っていれば良い。

2021/11/05:左うちわで儲かっているこんなに良いビジネスはない!

決算について、新ガイダンスで設備投資が縮小になっていた。マイナス要素ではないと判断して良い?

  • はい、これはプラスです。
  • 今、テキサスの西の方で起こっているのは、今は増産せずに手持ちの油田で、その中でもマージンの高い高品質な油田を温存した方が一番良いという経営判断をしている。
  • たとえば、ダイヤモンドバックとかパイオニアナチュラルリソーシズとかそういう経営判断をしていて、それは正しいと思う。
  • 今は何もしなくても原油価格が上がっていくと思うから。その間に出てきたキャッシュフローは特別配当を出して、株主に還元すればいい。それをやっているのはパイオニアナチュラルリソーシズです。
  • 左うちわで儲かっているこんなに良いビジネスはない!彼らの数字を見てみろと言いたい。ぶっ飛ぶような数字が出ている。IPOされたグロース株をみたら、全然シェール企業のほうが数字が上です。
  • 銘柄選択を進めていく上で、そういうエネルギー株の銘柄研究は非常に重要です。

2021/11/02:第3四半期決算 EPS、売上高ともにOK

3QFY21
EPS est.$2.81vs $2.94⇒ ◯ +4.6%
売上高 est.$1.5B vs 1.9B ⇒ ◯ +60%
YoY +165.3%

2021/11/01:【重要】資源株決算の見方

資源株の決算はどこをみたら良いですか?

  • まず「良い決算」は大原則。とても重視しています。
  • でも「良い決算」を出すことが決定的に重要かどうか? は、その企業が若いか?壮年か?ということで大きく変わって来ます。
  • このように初々しい期間は、すべてがデリケート。だからそういうもじもじはじらうような時期に「良い決算」出せない会社は、すぐに投資家からポイされます。機関投資家はそこまで暇じゃありません!操を立てない相手に、いつまでも執心しません!
  • これに比べてオールドエコノミーの株は長年連れ添った夫婦みたいなもんです。ちょっと顔色みりゃ(きょうは機嫌が悪いな)とか、すぐわかる。 こういう関係というのはスリルとコーフンは無いけれど……安定していて、ちょっとのことでは壊れません。
  • 老夫婦にだって青春はあったわけで、いま「ブルーチップ」と呼ばれているエクソンとかP&GとかJNJという株にも来る決算、来る決算、「良い決算」を出しまくり、急成長した時期があるんです! その長期でのトラックレコードがあるから、投資家は愛想を尽かさない。
  • だからエクソンやシェブロンが少々決算をしくじっても、投資家は性急にそれらの株を売ることは、しない。 特に石油株や資源株は売っている商品そのものが市況に左右されるコモディティーです。神様でもない限り、原油価格の先行きや銅価格の先行きはアナリストには当てられない。
  • それは別の見方をすれば「市況株の決算予想数字はアナリスト間で、とっちらかっている」ということです。これに対しハイテク株の場合は予想数字が団子になっている。 決算はずした場合、団子になっている予想数字から外れた場合のほうが、こっぴどく売られる。
  • 石油株の場合、これに加えてさらに不確実要因があります。たとえば将来の生産分を先物などでどれだけヘッジしているか? によって、市況価格が騰がってもEPSはそれほど上がらない場合もある。ヘッジに関してはていねいに開示している企業も多いけど、不親切な会社も散見されます。
  • 原油価格が下がった場合、不採算になった油田を評価損で落とさないといけない場合が出てきます。そのケースでは特損を計上することになります。これをアナリストが事前に予見することは至難の業。
  • 石油株、鉱山株の決算が予想から外れた場合、かならず「生産量」と「平均販売価格」に分解し、「どこで予想からずれた?」を検証してください。おうおうにして、生産量はしっかり確保したものの、市況が軟化して販売単価が悪かったことが多い。
  • これなんかは会社の責任とは言いにくい。
  • それからその企業が「配当を維持しつづけているか?」にも注目して。
  • なぜなら足下の決算が少々下ブレしても、経営陣が(これはすぐ元に戻る)と思えば減配しないから。そして配当をしっかり確保できるだけのキャッシュフローを生んでいれば、決算の少々のミスはめくじらたてるべきでない。
  • むしろ安定的な配当、そしてその裏付けとなる潤沢なキャッシュフローを買うというノリで、インカムゲインを手掛かりに石油株を買うのが王道。
  • 現在のようにスルスル原油価格が上昇している局面では、①インカムゲイン狙いの投資家から、②値幅取りのモメンタム投資家へと物色の主体が入れ替わることが多々あります。②の連中は、含み資産などに注目しながら買い上がってゆく。
  • たとえば、いま世界でいちばん利益を出している企業であるサウジ・アラムコなどは典型的な資産株です。なぜなら確認埋蔵量が多いから。

2021/10/28:原油の在庫が増えた要因、それは…

暖冬です。暖冬は、甘く見るべきではない。あと精製処理の遅れは9月にルイジアナにハリケーンが2回来たから。

2021/10/20:今から資源株、金鉱株に乗れば…

  • おおまかに言ってインフレは55年周期でピークをつけています。いまは上昇局面に入ったばかり。

  • 次のピークは2035年。
  • いまから資源株、金鉱株乗れば、「相場の1階部分」から参加できる。
  • アンテロ(AR)
    ブエナヴェンチュラ(BVN)
    ダイヤモンドバック(FANG)
    コスモス(KOS)
    パイオニア・ナチュラル・リソーセズ(PXD)
    トランスオーシャン(RIG)
    サコス(TNP)
    トーム(TRMD)……

2021/10/16:物色の中心はプライシングパワーがあるものに。特に、エネルギー銘柄にフォーカスすべき

  • 物色の中心はプライシングパワーがある企業、特にエネルギーとかにフォーカスを移していくべきだと思う。
  • 具体的にはダイヤモンドエナジー(FANG)。テキサス州の西の方にパーミヤンという地層がある。そこを中心にシェールオイル、シェールガスを生産している会社。チャートは綺麗に緑色のカップがでて、今は柄の部分、売りが買いに変わる瞬間。上値抵抗が下値支持線に変わるところにある。
  • 二つ目の銘柄は、ナチュラルリソーセズ(PXD)。これも西テキサスのパーミヤンという地層でシェルガス、オイルを生産している。こちらもブレイクアウトした後で、ピボットが出たところにいる展開。これも新値追いの展開。
  • 三つ目の銘柄は、アンテロリソーセズ(AD)。これはマーセラスという地層で主に天然ガスを生産している。マーセラルというのはアメリカ東部、つまりバージニア州とウエストバージニア州あたり、それからペンシルベニア州にまたがる地層で天然ガスを生産している。
  • シェールで天然ガスを生産している最大手はEQT。2番目はエクソンモービル。3番目はサースウエスタンエナジー。4番目がアンテロリソーセズ。会社の規模としては、アンテロはあまり大きくない。
  • なぜアンテロのチャートが一番良い形をしているかというと、将来のヘッジ率が一番少なくて、目先の天然ガス価格のアップサイドを最も享受しやすいから。
  • 石油株ではBPが良いチャートをしている。これもカップウィズハンドルの柄の部分。
  • 船関係ではLNG船の銘柄で、フレックスLNG(FLNG)もいいと思う。
  • 石油精製品の製品タンカー銘柄では、トーム(TRMD)も面白い。チャートはあまり良くないけど、相場は非常に若い。

エネルギー銘柄は早乗り早降りですか? どれくらいのタイムホライゾンをイメージすれば良いでしょうか?

  • まだエネルギーが長期にわたって、未来永劫良いという保証はない。だから、半身で乗っている。
  • エネルギー関連銘柄は、ぜんぶ半身。状況を睨みながら付き合うという乗り方です。

FANGPXDまだ、強気ですか?

  • はい、強気です!

石油精製品タンカーの市況について

  • プロダクトタンカーと言われる。これまでの世界の石油ビジネスはサウジアラビアとか、アフリカとか、そうしたところで石油を掘る。
  • 黒いドロドロした原油をクルードという。クルードタンカーに積んでアメリカ、ヨーロッパ、日本などの消費地にもっていく。
  • 消費地にある製油所で原油を精製し、ガソリン、ジェット燃料、化学製品にしたりしていた。
  • しかし、うちの近所で石油精製などしてほしくないという先進国のわがままがある。
  • たとえばカリフォルニア州は慢性的に石油精製キャパシティが不足している。新規の製油所を建てることができない。カリフォルニアは、ガソリンなどの精製後の完成品を他の州から輸入している。
  • 同様に、日本でもヨーロッパでも老朽化した製油所はどんどんシャットダウンして、取り壊している。新規の製油所は建たない。製品を輸入することがだんだん主流になっている。
  • 今、世界では、石油精製品の比率は35%ぐらいまで上がってきている。昔は10%でした。
  • 製油所はクエート、サウジアラビア、ナイジェリアといった原油が取れる国で、大きな製油所工場を建てて、そこで精製品にして、それをタンカーで運ぶことがトレンドになっている。
  • しかし、その製品タンカーの数は不足している。
  • 銘柄としては、トーム(TRMD)。アードモアシッピング(ASC)も製品にまつわる関連銘柄。一番良い銘柄は、トーム(TRMD)だと思う。
  • 今は、コンテナ船を一生懸命作っているので、LNGタンカーも作れないし、製品タンカーも作れない。
  • タンカーの新造船自体が、グローバルキャパシティーの6%ぐらいしか新規追加がない。その一方で、排ガス規制などに適合しないタンカーが1年間に30隻ぐらいスクラップされている。
  • 新しいキャパシティは2%ぐらいしか増えていない。それに対して需要はドラマチックに変わっている。
  • 製品タンカーがものすごく不足する状況が近く起きると思う。

LNG(液化天然ガス)マーケットについて

  • 船関係では、フレックスLNG(FLNG)なんかがいい。石油精製品のタンカー銘柄では、トームが面白い。チャートはあまり良くないけど、相場が非常に若い。
  • 世界のエネルギー商品を考えたとき、世界全体で1日当たり2.6億バレルぐらいのエネルギーが消費されている。
  • それはBPスタティスカル・レビューという資料によると、年率7~8%ぐらいで中長期に成長していくだろうといわれている。
  • その世界全体で消費されているいろんなエネルギーのうち、原油と石炭が占める割合はだいたい6割ぐらい。
  • しかし、地球の温暖化を考慮すると、原油石炭の比率を下げなければいけない。その割合を5割以下に持って行かなければいけないとBPは調査報告書に書いている。
  • 将来、グリーンエナジーにいくことは間違いないが、当分の間、向こう10~20年ぐらいは天然ガスに依存すると言われている。
  • 天然ガスは今すぐにふんだんに存在している。今ある化石燃料のなかでは天然ガスが圧倒的にクリーン。スイッチオンオフがしやすい。石炭や原油から天然ガスにスイッチングがしやすい。そうした理由から天然ガスが注目されている。
  • 天然ガスは普通、ガスパイプラインで消費地に送られる。しかし、パイプラインというのはフレキシブルではない。生産者から使用地に心太方式で送ることしかできない。オクラホマで天然ガスを突っ込んだら、ニューヨークで出す…。
  • それだと柔軟性がないので、近年は液化天然ガスにする。冷却して液化して、タンカーに積んで世界のどこにでも送ることができる。そして消費地に着いたときに再度気体に戻して消費する。それがLNGと呼ばれるもの。
  • これは大がかりな装置が必要になる。今までは装置の値段が高かったので普及していなかったが、今はものすごく普及し始めており、投資家のフォーカスになっている。
  • 今、世界全体でLNGは3.6億トンぐらい消費されている。これが2030年ぐらいまでに5.5億トンぐらいまで増える、つまり50%以上成長するとみられている。
  • 100万トンLNGの需要が増えると、LNG船タンカーが1.7隻必要になる。今、1.9億トン需要が増えると見込まれているので、323隻の新しいLNGタンカーが必要となる。
  • 今、世界では毎年35隻建造されている。向こう9年で315隻になる。だいたい需要と供給のバランスがとれている。
  • しかし、足元では今年、来年あたりは、LNG船の建造がものすごく遅れる。ゼロに近い。その理由は今、コンテナ船の市況がものすごく高騰していて、韓国の造船所はコンテナ船だけを作っている。
  • 世界の付加価値の高い造船キャパシティは、1年間に60隻ぐらい作れると思うが、そのほとんどがコンテナ船になっている。向こう3年4年ぐらいは、LNG船が不足することはほぼ間違いない。
  • LNGはすごく先行投資、設備投資費用がかかるが、その関係で生産者と需要家が長期契約を結んで条件を固定して安定的に長期に玉を提供することが一般化されている。
  • 具体例として日本はカタールから長期契約で天然ガスを投入している。そういう場合、20年契約といった具合に契約期間がすごく長い。
  • それ以外をスポット市場というが、長期契約に比べてスポットが非常に小さい。スポットマーケットでの価格変動は極端なことになりやすい。今は、すごく極端なことになっている。
  • 具体的にはアメリカでは天然ガスの値段は6ドルぐらい。それをヨーロッパにもっていくと、30ドルになる。アジアは35ドル。だから、6ドルのものを少し動かせば35ドルで売れるのでものすごいアービトラージが効く。
  • 今、LNG船がヨーロッパに着いて荷を降ろそうかというときに、船主がこの港から同じヨーロッパ内の他の港に移動するだけでいくらさやが抜ける…といった具合に、ヨーロッパ内だけでもアービトラージが起こっている状況。
  • LNG船がものすごく不足している、それを奪い合いになっている。最も高い値段で売れるところに玉を持って行っていることが起きている。
  • ヨーロッパ全体として、今LNGの在庫が少ない。来年の2月ぐらいには在庫が空っぽになると思う。今年の冬は天然ガスの価格はまだまだ強含むと考えている。
  • しかし、来年の二月ぐらいになるとロシアからドイツにノードストリーム2というパイプラインが開通する。それによって、ロシアがヨーロッパに提供する天然ガスは10%ぐらい増えると思う。それが開通したら需給関係が崩れるのではないか。
  • もっといえば、今から来年の二月ぐらいは遊べる。
  • 長期で見ると、今30ドルしている液化天然ガスの価格は最悪の場合10ドルぐらいまで下がってくることは考えられる。

2021/10/11:インフレによるコスト増を価格に転嫁しやすい企業を買え!

2021/10/10:シェールとは何か?

2021/10/09:天然ガスの需給が引き締まっている理由

  • ちなみにロシアとドイツを結ぶノードストリーム1は既に稼働中です。
  • ノードストリーム2がフル稼働すればガスプロムの売上高は10%程度UPすると思います。
  • その場合、欧州における天然ガスのひっ迫は、かなり緩和されると思います。
  • 石油もそうですけれど、天然ガスも世界の年間需要は±5%も動けば大変動です。逆の見方をすれば、ほんのちょっとした需要や供給の変化が、途方もない価格変動を招きます。逆にそれが是正されるのも速いです。
  • だから「長期に渡って…買い!」とか、そういう風に無駄に強気観、弱気観を抱くのはおっちょこちょい。あくまでも価格を睨みながらクリクリとトレードしてゆくべき。
  • 天然ガスの供給の大部分(=8割以上)は長期契約です。スポット市場での価格は、薄い板の中で動いている。玉を届ける経路、手段も、極端に限られている。そういう薄商いの中でついた値段だということを、くれずれも忘れずに!

2021/10/08:欧州で天然ガスがひっ迫!恩恵を受けるシェールガス5社

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