- 2021/04/09:きちんと襟を正したビジネス、真剣な会社の株を買いたい
- 2020/10/08:ワクチンの状況
- 2020/09/20:超えていくんじゃない?
- 2020/09/09:もう少し長い期間遊べる
- 2020/08/28:次の決算で乗り直すのもOK
- 2020/08/11:いいと思う
- 2020/07/31:決算カンファレンスコールについて
- 2020/07/19:もしダメなら株価は半値になると思う
- 2020/07/15:比較的ローリスクな株
- 2020/07/12:ワクチンの量産に関する駄賃は必ず支払われるからおいしい
- 2020/07/02:持っててください
- 2020/06/28:下がったところが買い場
- 2020/06/25:ナルカンの訴訟なんて別にあまり関係ないんじゃない?
- 2020/06/15:心配しなくて良い
- 2020/06/10:買いです、買いです、買いです、買いです!
- 2020/06/07:強気、買い
- 2020/06/01:9月までOK
- 2020/05/28:大統領は必ずトークアップするはず。だからワクチン株は上を見ている
- 2020/05/21:量産技術があり、米国政府と深い繋がりをもっている
- 2020/05/15:ホールドOK
- 2020/05/13:爆速ワクチン計画の概要と降りるべきタイミング
- 2020/05/06:大企業でもエマージェントにへこへこしてお願いしに行っている
- 2020/05/04:今から買ってちょうど良い
- 2020/05/01:もしワクチンが成功したら…
- 2020/04/29:チャート的にカップを形成。タイムリー!
- 2020/04/25:モデルナ買うより安全
2021/04/09:きちんと襟を正したビジネス、真剣な会社の株を買いたい
ワクチン需要の継続は続くと思う。MRNA, BNTX, PFEで以前PFEを推奨してた。もう少し詳しく教えて(EBS, AZN, JNJ)
- 今の段階で一番ものすごく好調なのは、モデルナのワクチンとファイザーバイオンテックのワクチン。そのふたつが好調。
- バイデン政権の当初計画では比率で言うと、ファイザーバイオンテックが2、モデルナが2、ジョンソンエンドジョンソンが1。その比率でワクチンを供給する計画だった。
- ところが、ジョンソンエンドジョンソンの下請けのエマージェントがチョンボして、他の顧客であるアストラゼネカとジョンソンエンドジョンソンの原料を混ぜこぜにしてしまった。1,500億ドースの原料がふいになってしまった。
- それは、ジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカにとっても大打撃だった。アストラゼネカはヨーロッパの下請けも上手くいっていない。
- モデルナとバイオンテックのワクチンだけが、アメリカ国民が今打ちたいワクチンになりつつある。それはヨーロッパの人たちも気持ちは一緒。
- ふたつの企業のビジネスチャンスは拡大すると思うけど、当初計画以上に増産していても、世界ニーズには追いつけない感じになりつつある。
- たぶん、世界は来年も再来年も毎年年中行事みたいに、1年に1回ワクチンを打たなければならないと思う。
- そういった意味では、一番恩恵を受ける企業はモデルナ、2番目はバイオンテックだけど、今ジョンソンエンドジョンソンと売上高を折半する契約でやっている。来年以降は契約内容が変わると思うが、バイオンテックに徐々に不利な契約になっていくと思う。
- バイオンテックのほうがモデルナよりもアップサイドは低くなると思う。ファイザーはバイオンテックとパートナーを組んでいるけど、ワクチン以外のビジネスもたくさんあるので、ワクチンのストーリーだけでファイザーを買うのは間違っていると思う。
- それ以外のワクチン株は、買えない。リスクが高すぎる。
- とりわけ生産リスクで問題続きなのが、ジョンソンエンドジョンソン。あるいはアストラゼネカ。
- 世界で最初にワクチンが承認されたのは、アストラゼネカのワクチンだった。そのときにアストラゼネカがすごく格好付けて「我々は世界に無料ワクチンを配る。社会に貢献する!」とブチ開けた。
- しかし、お前のワクチンなんていらないと世界からそっぽを向けられれば、みんなほしくない。アストラゼネカに起きている問題は、突き詰めてそういうこと。副作用の問題、異物混入とかの話をしているわけでしょう?
- 一方、ファイザーは米国政府から「回復資金いりますか?」と水を向けられたけど、「政府の金は一切要りません。自分が自分でR&D費用を出して開発します。」そして臨床試験の時に、NIHが臨床試験を手伝おうか?と言ったが、ファイザーは「いや、結構です。自分のところで臨床試験できます。政府をからめたらスピードが遅くなる」という形で、ワクチンを増産できるように独自で工場を全部開けて、生産し始めた。
- 政府にワクチンを納入する際、他の企業は無償でワクチンを提供するとか言っていたが、ファイザーは「これはうちがR&Dして、努力して完成した商品だから、その対価はきっちりいただきます。」と、1ドース19ドルという良い値段で政府に買い取りさせた。
- そのとき、ファイザーってどこまで高飛車な会社だよね、というふうにファイザーのCEOに対する目は、冷ややかだった。
- ところが、実際にワクチン接種が始まったら、アストラゼネカのワクチンから副作用の問題がでてきたとか、ジョンソンエンドジョンソンは原料間違っていたとか、そういう取りこぼしがポコポコ出てきた。
- 要は、ちょいなちょいな〜と、政府のお金をもらって、葉巻を吹かして、ふんぞり返って仕事もせずにのらりくらりしていたやつは、全滅した。
- 最初から自分の金を使って、自分のリスクできちんとしたワクチンだけが生き残っている。
- 僕だったら、そういうきちんと襟を正したビジネスとして、真剣な会社の株を買いたい。それはモデルナ、バイオンテック、ファイザーだということ。
2020/10/08:ワクチンの状況
EBSはホールドしててOK?
- まだ持っていて大丈夫だと思います。
- これまではワクチンはひとつだけではダメ。二社、三社ワクチンが出てきてはじめて成功。そう案内してきた。基本的には今でもそう。
- しかし、どのワクチンが勝ち組で負け組かの勝敗が明確になってきている。それは頭にたたき込んで。
- 一番優勢なのは、バイオンテック。これが完璧。
- 2番目はモデルナ。第三相試験に入る前まではモデルナのほうがバイオンテックより一週間リードしていた。今は、バイオンテックのほうが4週間リードしている。モデルナは5週間遅れている。
- たかだか1か月間で5週間遅れたというのはほとんど進捗していないといえる。
- 3番目に来るのがアストラゼネカ。第三相試験に入る段階ではトップを走っていたが、今は完全ストップしている。被検者が重篤な病気が発生し、因果関係を調べているから。それがはっきりするまで臨床試験が再開できない。かなり劣後してしまっている。ひょっとしたら駄目かも。
- ジョンソンエンドジョンソンは、スケジュールを前倒しで詰めてきている。ひょっとしたら、3番目になるかも。
- EBSは、ジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカ、ノババックス、バックスアートと商売している。EBSのストーリーはまだ終わっていない。
- ジョンソンエンドジョンソンはトランプ大統領も良いと言っていたし、元FDA長官もしっかりしていると言っていた。期待としては上がっていると考えられる。
- ジョンソンエンドジョンソンのワクチンデザインは、バイオンテックやモデルナとかなり違う。ワクチン承認するのであれば、いろんな種類のワクチンがあったほうがいいという考え方がFDAにはある。FDAにとってジョンソンエンドジョンソンのワクチンの重要性は非常に高い。
2020/09/20:超えていくんじゃない?
BNTXを100、MRNAを90、EBSを130で買った、将来超える?
- 3銘柄ともぜんぶ超えるんじゃない?たぶんね。
2020/09/09:もう少し長い期間遊べる
MRNA、BNTX、EBSの足抜き戦略を語ってほしい。
- バイオンテック、モデルナに関しては10/15までは遊べる。それまでは売らない。
- EBSは、それよりもっと後に臨床試験があるので、もう少し長い期間遊べる。
- アストラゼネカのニュースでEBSが下がっているけど、ニュースそのものが欺し。でも、ニュースには気を付けたい。
- 基本的には、ワクチンそれほど簡単だと思っていないから、ニュースは確認しておきたい。
2020/08/28:次の決算で乗り直すのもOK
EBSが下がってるので、利確のストップロスに引っかかちゃった。また買っても良い?
- 次のタイミングとしては、この会社は決算で動く銘柄なので、次の決算発表が良かったらもう一度乗り直すという手があると思う。
EBSから降りるときはいつ?
- 決算で動いているので、良い決算を出し続ける限り抱いておいて。
- この前の決算は、メッチャクチャ良かった。
- 今、たくさん仕事が詰まっているから、もうギャンギャンに、悲鳴が出るほど忙しい。アメリカで一番忙しいはず。だから、僕だったら抱いておく。
2020/08/11:いいと思う
EBSは9月まで引っ張れる?
- EBSで良いと思いますよ!
2020/07/31:決算カンファレンスコールについて
- 2か月ほど前にテバファーマと係争関係にあって、ナルカンスプレーに対して裁判所がテバを指示する判決を出した。
- それに対して上訴するが、ナルカンスプレーのガイダンスは旧ガイダンスと変更ない。通年売上高$285M~$315M売れると見込んでいる。
- テバファーマがゾロ品を出した場合でもマーケット自体のパイが広がるので、ナルカンスプレーのビジネスが小さくならないという説明があった。
- 新型コロナワクチンの下請けビジネスだけに注目して、その部分の通年売上高は4.4~4.6億ドル。旧ガイダンスは1.25~1.45億ドル。別の言い方をすれば、新型ワクチンの作り置き、下請けは、すでに売上高に立ち始めていて、大きな上方修正が入り始めている。
- アメリカ政府からワクチンの製造設備資金を得ている。合計2億ドルを投じて生産設備を増強している。従来の2倍ぐらいのキャパシティ。
- ジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカ、ノババックス、バックスアートのワクチンを計画通り製造した後でも、ニュービジネスを獲得するアップサイドもある。
- トランプ政権のワークスピード計画でエマージェントにお金が渡されているが、それが財務諸表にどのように計上されるか。それに関して説明があった。米国政府から入金があった8,500万ドルに関しては、売上高として計上される。実際の建設支出はCFステートメントに計上され、最終的には損益計算書で償却計上される。
- 今は、売上高がすべて計上されて、費用は部分的にしか発生しない。マージンに対する含蓄としては、今は不自然にマージンが高く見えるということ。
- 高いマージンを延長して利益予想を立てないでという説明があった。
2Q
EPS予想 $0.64 vs $1.98
売上高予想 $297M vs $395M
売上高成長率前年同期比 +62.3%
ガイダンス
3Q
売上高予想 389M vs $420M~$450M
FY21
売上高予想 1330M vs $1500M~$1600M
3年以内に売上高2000M達成を目指す
EBSホールドにおいて他のワクチン下請け受注を狙ってホールドは危ない?
- そんなことぜんぜんない。
- EBSの決算発表を説明したが、ワクチン関連株ですでに売上高がガンガンに上がっている企業はここだけ。どのワクチンが成功しようが、失敗しようが、確実にフォーをもらうのはEBS。
EBSの売りどきは?
- バイオンテックは9月第一週まで遊べる。モデルナも。
- EBSは9月にジョンソンエンドジョンソンの大きな臨床試験が始まるので、10月中旬ぐらいまでは遊べる。
モデルナ、バイオンテック、エマージェント、ギリアド…買増するならどれ?
一銘柄だけ選べと言われたらモデルナですね。
2020/07/19:もしダメなら株価は半値になると思う
BNTX売却後、MRNA EBSを買うやり方は?
- それもいいと思う。タイミングで言えば、バイオンテックは被検者を募って第三層臨床試験をやりはじめるタイミング。
- ワクチンは一度投与したら3~4週間時間をおいて2回目を打つ。すると、第1回目の注射を打っているということは、3~5週間ぐらいは遊べる。2回目を打たないと効いたかどうかという議論ができないから。
- しばらくの間はニュースがない。それは鬼の居ぬ間に命の洗濯で、今だったら遊べるということ。
- ワクチン株が相場になっているんだったら、踊っておけば良い。ただそれが過ぎると、効かないとか、副作用が出たとか悪いニュースがでてくるリスクが残っている。もし、悪いニュースが出たら瞬殺で半値になると思う。
- そういうニュースが出たときにそういう銘柄を持っているということは割に合わない。だから、ワクチン株は早く乗ってとお願いしていた。早ければ早いほどリスクがないから。今は、仕上げの段階。その段階に一番早く到達するのはバイオンテック。
- 結果的にバイオンテックが効いたとなれば、株価は爆騰する。だけどそれは博打。だから、その最後の部分は取れなくてもいいと諦めている。なぜなら、相場の頭と尻尾はくれてやれという格言がある。最後まで行けば博打です。投資ではない。
- 臨床試験で一呼吸遅れているモデルナに乗り換えるということはある。だけど、バイオンテックもモデルナもmRNA技術を使っている。バイオンテックがダメだとなったら、モデルナが無傷でいられると思う?モデルナもだめかもしれないとくじけるかもしれない。
- EBSは別だよ。ジョンソンエンドジョンソン、ノババックス、バックスアート、アストラゼネカとか、mRNA以外のワクチンを量産するから。
買い増ししようと思いますが、7/30の決算まで待った方が良いですか?
- 決算まで待ってください。
2020/07/15:比較的ローリスクな株
個別株でこれから手堅く投資するので、あればEBS一択という考え方でよいでしょうか?
- ワクチンの株の中では、EBSが比較的ローリスクだと思います。
2020/07/12:ワクチンの量産に関する駄賃は必ず支払われるからおいしい
爆速ワクチンが全て全滅した場合でも、ホールドしておいても良いのでしょうか?
- エマージェントがいいと思った理由は、臨床向けに量産したワクチンは効く効かないにかかわらず、駄賃としてエマージェントに支払われる。業績が良くなることは約束されているから。
- ワクチンの知的所有権は持っていないが、あくまでも労働賃金が支払われるからおいしいと思った。だから、この会社を紹介している。
2020/07/02:持っててください
EBS,MRNA,BNTX,VIR,GILDをホールド中です。このまま握力強めで抱いて大丈夫ですか?
- はい、すべて良い銘柄だと思います。持っていてください。
2020/06/28:下がったところが買い場
- いろんな製薬会社の下請けとして、新型肺炎ワクチンプロジェクトに関わっている。ジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカ、ノババックス、ヴァックスアート。それらのワクチンはすべてエマージェントで製造される。
- ジョンソンエンドジョンソンは、爆速ワクチン計画に採用されている。6億ドル強の前渡し金が入金されている。
- ミシガン州の保健局が保有していたワクチン工場を民間払い下げして、買った。それが会社のスタートだった。
- 非常に公的なワクチン工場を買収したので、昔からバイオテロ兵器のためのワクチンを製造してきた。アメリカ政府やペンタゴンと非常に密接な関係がある。
- この前株価が暴落したが、新型肺炎と関係ない材料だった。オピオイドの過剰摂取に対するスプレー式解毒剤「ナルカン」に関するパテントに関して、テバファーマが裁判した。ニュージャージー州の判決がテバに対して有利な判決が下っている。ただし、控訴する。
- ナルカンの売上高は、総売上高の25%ぐらいを占めている。しかし今後は、新型肺炎ワクチンのほうがはるかに重要になる。
- 早い話、下がったところが買い場だということ。
2020/06/25:ナルカンの訴訟なんて別にあまり関係ないんじゃない?
EBSの含み損にモヤモヤします。胆力の鍛え方教えて!
- EBSが下がった理由は明確。ナルカンが裁判沙汰になったから。
- 控訴するし、ナルカンという薬に対して重視していないから、心配していない。
- ナルカンの売上高は2億ドル、爆速ワクチン計画で政府からもらったお金は6億ドル。べつにナルカンの訴訟がどうなったってあまり関係ないんじゃないの?
EBS MRNA BNTX いつまで遊べますか?
- モデルナとバイオンテックは7月下旬まで。
- EBSは、8月いっぱいまで安心して投資できる。
2020/06/15:心配しなくて良い
訴訟で下がっているけどどう?
- 心配しなくて良い。
- オピオイド中毒に対するナルカンというお薬が、裁判になっている。
- ニュージャージー判事がエマージェントにとって不利な判決を出した。でも上告できる。これれで結審というわけではない。
- 極短期的な相場だと思う。心配していない。
EBS、BNTX、MRNA、GILD、VIRを購入したいのですがバイオ銘柄は今から遅いでしょうか。
- 一番動いていないのは、バイオンテックとVIR。
- バイオンテックはワクチン開発をしている。すでにトランプ政権の爆速ワクチン計画に採用されている。目先はアップ。動いていない株、安い株を買いたいなら、僕だったらバイオンテックにいく。
- 治療薬ではVIR。モノクローナル抗体をベースにした治療薬を作っている。ポイントは、7月、8月ぐらいに緊急使用承認がでる可能性がある。タイミングとしては、VIRの治療薬の方がワクチンより早く承認されるということ。
EBSとファイザー買った。長期目線でどう?
- EBSは抱いておいてください。爆速ワクチン計画からのお金も入金していると思う。ネガティブサプライズが出る要素は小さい。
- 今後は、EBSのパートナーであるジョンソンアンドジョンソンのワクチンが本格的に承認されて効くということになれば、毎年のビジネスになる。それが分かるのは秋ぐらい。
- ファイザーはバイオンテックと組んでいる。第三層臨床試験が7月に実施される。7/15を過ぎてくると結果が良好だったかなど全貌が明らかになるはず。そのタイミングで注意する必要あり。
2020/06/10:買いです、買いです、買いです、買いです!
EBSとADMAの今後の展開について、教えていただきたいです。
- EBSは買いです、買いです、買いです、買いです。
- なんで株が下がったか…。ナルカンというお薬の噴霧による投与のパテントを巡る裁判で負けたから。ただこれは控訴する。これで完全に負けたと決まったわけではない。
- モルヒネみたいな芥子の花であるオピオイドの乱用がアメリカで増えた。ナルカンはその解毒剤です。オピオイドの汚染がひどくなるにつれて、売上が伸びてきた。その成長が伸びる推進力を提供していたのがナルカンだった。
- しかし、オピオイドを米国政府が徹底的に取り締まった。オピオイドを製造している企業が倒産してしまった。つまり、オピオイドが尻つぼみになる。だからナルカンには期待していなかった。そのナルカンに関するパテント訴訟で敗訴したが、ナルカンの売上高と爆速ワクチン計画での政府契約が6億ドル。3倍ぐらい大きな契約をとっている。
- なので、オピオイドに関することは重要ではないが、そのことを多くの投資家は把握していない。今がチャンスだと思う。
2020/06/07:強気、買い
ワクチン株は暴騰後株を一度売って下落後再度買い直すのはどう?(EBS MRNA BNTX)
- モデルナ強気、買い。バイオンテック、強気、買い。エマージェント、強気、買い。
- エマージェントはパテントを巡る係争で、地方裁判所が相手方企業のテバファーマスーティカルに有利な判断を下した。
- 問題になっているのはナルカンというお薬のスプレー技術。そのパテントが無効であるということ。
- エマージェントは控訴する。そもそもナルカンという薬は過去においては重要なもので、売上高に占める割合は25%ぐらいだった。今後は、重要性がどんどんなくなる。
- 米国でオピオイド(麻薬)のブームで死にかかる人が多くなった。そのときにエマージェントのナルカンを処方する。でも、オピオイドに対する製造制限がかかり、オピオイドを製造する最大のメーカーが倒産した。今後は、オピオイドは減っていく。
- どうせ尻つぼみになるマーケットのスプレーがパテント訴訟でエマージェントが負けた。
- 金曜日にこのニュースが出たとき、-15%ぐらい株価が下がったけど、そこまで下げるような悪材料ではないと思う。
- ナルカンの過去12か月の売上高は2億ぐらい。先日、爆速ワクチン計画で政府がエマージェントに渡したお金は6億ドルです。それからもわかるように、未来はオピオイドではなく新型肺炎のワクチン。
- ワクチン株を売るのは、今ではない。方向性は上。7月を過ぎれば、臨床試験の参加者が増えてくる。その時に「効かない」という悪いニュースがでてくるかもしれない。
- 一番最初に臨床試験を開始する企業、バイオンテック、モデルナでも7月になると言われている。ニュースがないうちは、安心して株が買えるから、持ってて良い。
- 相場的に今下がっているが、それは循環物色。ホテルやクルーズに目移りしているだけ。だけど、アメリカン航空とか買ったら、倒産するかもしれないから、全損になるかもしれない。
- 相場のムードに左右される必要はない。一番大事なストーリーは治療薬やワクチン。そういうど真ん中の銘柄を応援すればいい。何が悲しくて、レンタカーとか航空株なんか突っついているの?正攻法でホームランを打てよ。
先週末、大きく下がった。ナルカンの訴訟や経営幹部の株売却など、見通しは?
- 経営者の株売却は気にしないで。金額小さいから、目くそ鼻くそレベル。
2020/06/01:9月までOK
売り時としては夏終わりごろと他のワクチン関連銘柄と同じ考え方でよいでしょうか。
- それは違うと思います。9月までOKだと思う。
- なぜ9月か。一番大きい契約はジョンソンエンドジョンソンだから。ジョンソンエンドジョンソンは、世界最大手級。新薬の開発は経験豊か。じっくりワクチン候補を煮詰めた上で臨床に入りたい…ということから9月という線を出している。
- 他の会社は4月5月から臨床しているからダメだ…というわけではない。それは違う。真打ちは最後まで登場しないということ。
- エマージェントは、そのジョンソンエンドジョンソンと組んでいる。ジョンソンエンドジョンソンに悪いニュースが出たら、エマージェントにも悪いニュースになる。
- だけで9月までニュースが出ない。ということは9月まで遊んでいて良いということ。
2020/05/28:大統領は必ずトークアップするはず。だからワクチン株は上を見ている
BNTX,EBS,GILDどうでしょうか?
- このへんは全然変わっていない。今は相場の循環の関係でワクチン株が売られているが終わっていない。
- ここ数日下がっている理由は、医学ニュースサイトによるとモデルナが第二層臨床試験をしているが、被検者のうちのひとりが試作品のワクチンを打った後で、吐いて失神したと報道された。
- ワクチンの実験台になることで失神するのかよ!ワクチン開発はそんなにカンタンじゃない…ということで下がっている。
- 投資家といってもソフィスティケートされた人もいれば、バカなひともいる。馬鹿な投資家は、ワクチンがそろそろできるから経済が復活するだろう。だから、エアライン買おう、ホテル買おう…と言っている。
- ソフィスティケートされた連中はモデルナとかワクチン株を買っている。そういう2種類の投資家がせめぎ合いになっている。
- ワクチンの臨床試験にはそういうことは当然ある。モデルナに関する報道はサプライズでもなんでもない。予想された試練である。これは超えていくしかないし、超えられると思う。
- トランプ政権でコロナ対策をやっている総責任者は、ファウチ博士。彼はテレビインタビューで心配していないと言っていた。公募増資したときの発表した臨床データがサンプル数が少ないものだったので、モデルナに批判が集まった。それに対して、ファウチ博士は、その後の追加データ良かったよ…と言っている。
- 1980年代にエイズが出てきたとき、良い薬がなかった。最初の薬であるAZTを承認したのがファウチ博士。伝染病に関しては経験豊かな彼が、モデルナのデータを見て「良いんじゃない?」と言っている。モデルナのワクチンでゲロ吐いたという一被検者の意見と、ファウチ博士の意見、どっちが重要だと思う?当然、ファウチ博士だよね。
- 公募で売り圧力があるから下がっているだけであって、ワクチン開発の努力は上手くいっている。ひょっとすると本当にワクチンはできるかもしれない。
- 僕は最初からワクチン開発楽じゃない、全滅の危険性があると繰り返し言ってきた。だけど、ニュースフローは悪くなっていない。
- 株価がストンと下げているが、もう一回、担がれることを想定している。
- 夏にかけてワクチン計画に採用される企業が発表されていくと思う。そのたびにトランプ大統領はワクチンに対してトークアップするはず。良いワクチンがある。行くぜ〜とコミュニケーションするはず。良いワクチンがあるから、今は頑張り時だから苦しい局面をしのごう!と宣言する。それで景気を支援している。これから大統領選挙があるんだから、必ずそうする。
- それが次に来る相場の局面。だから、ワクチン株は上を見ている。
2020/05/21:量産技術があり、米国政府と深い繋がりをもっている
- ジョンソンエンドジョンソン、ノババックス、バックスアートの下請けとして契約を結んでいる。
- ジョンソンエンドジョンソンは本命だが、そのワクチン製造を担当するのがエマージェント。
- ワクチンというものはR&Dも難しいが、もっと難しいのが製造。
- 試験管レベルで効いていても、1億人分製造して量産してみると効かないというホラーストーリーが実際に何回もあった。
- エマージェントには量産技術がある。だからジョンソンエンドジョンソンのような大企業がエマージェントに頭を下げている。
- エマージェントは、米国政府と深い繋がりがある。炭疽菌ワクチンを作っているのがここだけ。
- ファイザーは大企業だし、ジョンソンエンドジョンソン・エマージェント連合は、政府にとっても昔から付き合いがあるので、安心感がある。
モデルナもしくはバイオンテックのみが成功した場合、量産のためにEBSが関わることある?
- それはわからない。技術が違うんじゃないかな。
- EBSが得意としているのは、伝統的手法によるワクチン製造です。
- mRNAだけが良いというシナリオでは仕事にありつけないかも。
- トランプ政権は卵をひとつのかごに盛ることは危険だと考えている。なるべくいろんな種類のワクチンを同時並行で揃えようとしている。すべてOKだったけど、実際に量産してみたらなぜか効かないというシナリオを想定している。その時、mRNAだけで固めたら大変なことになる。だから、無駄足だと分かっていても伝統的ワクチンも最先端ワクチンも採用する。
- 投資家が思っているよりワクチン計画はしっかりしたプランだと思う。ワクチン計画に採用される企業は、2-4社ぐらいまでいくかもしれない。
今からでも買いに行ける?
- はい、それはあると思います。
2020/05/15:ホールドOK
- ホールドしててOK。
2020/05/13:爆速ワクチン計画の概要と降りるべきタイミング
- 科学誌ネイチャーは、公平に各プロジェクトを評価しているという表向きだが、特定のプロジェクトに肩入れしていると報じている。
- それはモデルナ、ジョンソンエンドジョンソン(エマージェントと組んでいる)にとりわけ期待している節がある。
- モデルナワクチンはmRNAを使います。新型肺炎のトゲたんぱく質を狙い撃ちする手法。
- 一方のジョンソンエンドジョンソンのワクチンは、風邪の原因となるアデノウィルスの動きを利用して、防戦に必要な遺伝子をターゲットに届ける手法。
- モデルナのアプローチもジョンソンエンドジョンソンのアプローチもまだ成功例はない。
- なぜこのふたつが選ばれたか。ネイチャーによると、1.安全性、2.大量生産のキャパシティーをそれらの企業がもっているから。
- 世界では100以上のワクチン計画があるが、そのほとんどがスタートの時点でもうダメなんです。量産キャパシティをもっていないから。アメリカ政府は11月に1億個、12月に1億個、そして来年の1月に1億個、合計3億人分のワクチンを生産すると言っている。
- 世界には、大量生産のキャパシティーもっている工場は5カ所ぐらいしかない。それを全部アメリカが独占してワクチン作ろうとしている。いまから、ちんたらワクチンを研究していたって、いざ生産しようと思っても払底することが目に見えている。
- もっというとこの爆速ワクチン計画はアメリカさえ良ければいいという非常に利己的なプロジェクト。そのことを日本人は理解すべき。
- 作り置きしたワクチンが効かないことが判明した場合、ワクチンは全部パー。廃棄処分。それを米国政府が前金で買い取るということ。効かないかもしれないし、承認が出なくてもいいから政府が買う…そういう計画。そのそろばん勘定になっていることも理解して。
- 日本でもワクチンの計画はあるし、やるべきだと思うが、でも本気でやるなら日本政府ももっとアグレッシブにバッキングするべき。予算を政府が出すべきだと思う。なぜなら、アメリカはそれをやっているから。
- 爆速ワクチン計画では、アメリカは中国とは組まないと明言している。これは戦争だから。ただ、米国以外に本社があるバイオ企業のワクチンがこの計画に採用されることはありうると言っている。
- ドイツのバイオ企業にバイオンテックという会社がある。アメリカのファイザーと組んで、新型肺炎のワクチンを開発中です。mRNAの技術に依拠している。だから、モデルナのライバルだと思って。ファイザーは世界最大級の製薬会社。パートナーとしてそのバイオンテックを選んでいるということ。
- NIH(国立衛生研究所)は、このワクチン開発に関して、ヒューマンチャレンジスタディという手法を検討している。これは賛否両論あるヤバくて無謀なやり方です。
- ワクチンを健康な人に注射し、新型肺炎のウィルスをわざと感染させて防御力をチェックする。これはウルトラCで、ワクチン開発を大幅に時間短縮するときの下劣なやり方。でも、そういうアルバイトをしたい人がたくさんいるかもしれない。実際に、そういう人を募るサイトがあって、ヒューマンチャレンジスタディを実施します!というと、その人に連絡がいくようなウェブサイトがあるんですよ。そういう荒っぽいやり方が実施されるかもしれない。
- このやり方は、意味があると思っている。なぜなら、健康な若者は新型肺炎にかかっても死ぬリスクははるかに低い。そうであれば、被検者が小銭を稼ぎたいのであれば、それはそれでいいという考え方もできる。
- 爆速ワクチン計画は、失敗する可能性も高い。ネイチャーのインタビューでも全部失敗するかもしれないと言っている。しかし、その場合であっても、人類が考え得るすべてのアプローチは試したことになる。だから諦めが付くように、この計画をデザインしたいということだった。
- ただNIHと政府の協力関係は不明瞭だと思っている。さらに、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)がやっていることは、尊敬されているイギリス基金ウェルカムトラスト(医学研究支援等を目的とする公益信託団体)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から、資金を経て、その資金をワクチンプロジェクトに投入していく。そのCEPIと連携していない。CEPI、NIH、アメリカ政府がバラバラの方向で走り出している印象を受ける。
- では、トレーティングとしてどんな銘柄に乗れば良いのか。
- モデルナは毛並みの良い期待の星。最初に中国武漢でコロナが発生した後、データベースに新型肺炎のゲノムを解析したものがアップされたが、それをいの一番に解析して22日間でワクチンを開発してNIHに納入したのがモデルナ。この会社は、非常にR&D力があると思う。ワクチン生産するキャパシティーも持っている。バイオテクノロジーの工場は非常にハードルが高いく、ものすごくお金がかかる。しかもFDAに承認されなければならない。そういう工場をマサチューセッツに持っている。
- NIHに納品したワクチンは第一層臨床試験を終了している。今、第二層/第三層の臨床試験に進んでいる。臨床試験はNIHが直々に実施している。早ければ6月-7月にフェーズ2の結果がわかるはず。
- モデルナを紹介してから株価は倍以上になっているが、今は乗って良い。しかし、6月には降りてください。なぜなら、失敗だというニュースが入れば株価が1/3、1/2になるかもしれないから。第2臨床試験の被検者を募っている段階だから、ニュースが出てこない。でも、結果が出てきそうになったら、ポジションをそのままにしないで降りてください。もちろん、合格すれば株価は跳ねるかもしれないが、1/90の確率に賭けますか?僕なら絶対そんな博打みたいなことはやらない。
- ジョンソンエンドジョンソンとエマージェント。ジョンソンエンドジョンソン自体は、大量にワクチンを生産できる工場は持っていません。その生産下請けをやるのがエマージェントという会社。ワクチンビジネスは国家安全保障上、非常に重要でペンタゴンだと言われている。一般的には、エマージェントのことを語っていることになる。
- エマージェントは、ミシガン州保健局のワクチン工場を払い下げてもらって会社にした。炭疽菌ワクチンも作っていた。オピオイド中毒患者の解毒剤も作っている。ヘルスケアのダークな部分を一手に引き受けている。だからミシガンのワクチン工場を見ると鉄条網が張り巡らされていて、非常におどろおどろしい施設。
- 爆速ワクチン計画は、まだ海のものとも山のものとも分からないワクチンを大量生産しなさいとやっている。キャパシティーを持っているエマージェントみたいな会社は、そのワクチンが失敗しようと成功しようと関係がない。製造する手間賃は手に入るから。確実に売上高があがる企業はエマージェント。全部のワクチンが失敗しても、来年の一月頃にはほくそ笑んでいると覆う。そのストーリーの違いというのをよく理解してください。
- ジョンソンエンドジョンソンのワクチンは、9月まで臨床試験は始まりません。逆の言い方をすると、大物の臨床試験のタイミングは一番遅いということ。これはジョンソンエンドジョンソンが愚図だからではない。そうではなく、新薬開発にやりなれているし、もっとしっかりしたものを完成してから臨床試験に移ろうとしている。僕はその用心深い作業の進め方を評価している。
- ワクチンのストーリーというのは、夢を買うということ。シャボン玉がわーっとなって、最後はブツッとはじけちゃう。だから、シャボン玉がはじけるときにその場にいないでください。
- そうであれば、ジョンソンエンドジョンソンの臨床試験が9月まで始まらないなら遅いじゃないか!という考え方は間違っている。正しい理解の仕方は、9月まで遊んでていいのね!という理解をしなければいけない。
- バイオンテック、ファイザー連合。バイオンテックはドイツのマインツに本社があるので、ドイツ株ADR。臨床試験は4/23からドイツで始まった。アメリカでは5月の第2週から臨床試験が開始された。臨床試験の規模は、ドイツが1に対して、アメリカは3-4。
- ファイザーは、ジョンソンエンドジョンソンとならんで尊敬されている企業だから、わざわざバイオンテックを選んだのは注目に値する。トランプ政権もアメリカ産でなければダメだという風な言い方をした場合、このワクチンだけが効いてしまうとワクチン候補から外さなければならない。だから、米国以外に本社があるワクチンも検討しうるという注意書きをわざわざいれている。これはバイオンテックのために入れている。
- 臨床試験のスケジュールは6-7月。トレーディングのスタンスとしては、6月までには降りてください。この銘柄だけは動いていない。ドイツ株だからアメリカでトレードできることを知らない人が多い。経営陣はおしどり夫婦でやっていてCEOの人がなまりがあって、プレゼンテーションが聞きにくい。それでものすごく損をしている部分があると思う。だけど新型肺炎のワクチンを同時に4種類用意している。それも、効き方がそれぞれ違うだろうという考慮もしている。考え方もすごく堅実だと思う。
- ノババックス(NVAX)は、CEPIから後ろ盾を得て3.8億ドルの寄付を得ている。CEPIは世界の企業に対して、ワクチン開発したい企業を募った。イノビオ、ノババックスとかがその予算を下さいとファンディングを受けた。今回の3.8億ドルというのは、その第2陣なんです。CEPIに途中経過を報告した内容をベースにして、ノババックスが一番大きなファンディング額をもらっている。ワクチンが完成したわけではなく、研究の骨子がしっかりしているから。問題点としては、トランプ大統領のワクチン計画の後ろ盾を経ていけるかどうかはわからないこと。また新型ワクチン向けのプレビューを会社が行ったけれど、それを聞く限りあまり感心できなかった。チームとしては感心しない。でも、6-7月に臨床試験の結果がわかる。CEPIから得たお金で臨床試験に必要なワクチンを増産する。そのときにエマージェントが下請けになる。つまり今回得た資金は右から左にエマージェントに行くことになる。そうするとエマージェントを買った方が得ということ。
- 6月ぐらいに臨床試験の結果がわかるので、ノババックスに乗るなら6月までには降りてください。空振りになるリスクが高いから。
- カンファレンスコールを聞いていて、ノババックスもモデルナも、ん〜って感じだけど、これは行けると思ったのはギリヤド。すでにレムデシビルが承認されているけど、経営者の質、仕事の手堅さは、抜きん出いている。
- 全部のワクチンがダメだった、治療薬もダメだったという絶望の淵に落とされる局面もくるかもしれない。その時に何に頼れるかというとレムデシビルという薬だけ。ホームランではなくポテンヒットの薬だけど、投薬の仕方によって予防的な使い方ができる。抗ワクチン薬だから。ウィルスをひとつひとつ潰していく働き方をする。これは末期ガンだとどんな良いお薬だって救うことができないのと同じように、レムデシビルにできることも限られている。そうであれば、レムデシビルを前倒しして初期投与しなければならない。
EBS DOCU、どっちが半年であがると思いますか?
- わかりません。ついていくしかない。
- 相場に対する姿勢でみんなとの違いを感じることがある。広瀬さん、半年ぐらい持ってて大丈夫?とか期間を切ろうとするヤツはド素人。相場のことを何も分かっていない。期間で考えないで。どのぐらい値が伸びますか?と値幅で考える人。これも相場が分かっていない。
- 相場が分かっている人たちは、今日は大丈夫、明日も大丈夫だろうな…と1日1日を踏みしめている。頂上には雲がかかっていてどのぐらい高いかはわからない。でも、足元は今日も一歩、明日も一歩踏みしめて上がっていこうとそれしか分からない。だから、柳の木が風に揺れるみたいにそのときの相場の流れについていくしかない。
- EBSの株価は2倍ぐらいになると思っているけど、おくびにも出さない。なぜかというと、そもそも分からないことを皆とシェアしたってわからないでしょう?6月に臨床試験の結果が出るから、結果が出る前に降りて…とか分かることしか言っていない。それが責任ある発言だと思う。
ワクチンの素材を扱う会社への投資は、EBSに投資するのとは違い儲けづらいのでしょうか?
- そういう視点もあると思います。
- でもね、これは難しいね。すごく。だから、上場銘柄で知る限りではそういうことができる銘柄がない…と言い切って良いと思う。だから、EBS買えば良いんじゃない?
- なぜEBSを推しているかというと、政府とつるんでるから。ペンタゴンと一緒なわけ。だからワクチン計画にEBSを外すわけがない。そういうことは、素材の会社には言えない。
EBSも来年には降りるのがメインシナリオ?
- テメェの皮算用は一切しない。いいところまで付いていけばいいし、駄目になったら降りれば良い。本当にそれしか考えないです。
- スケジュールを組んで来年までに億り人になりたいといってやっていても全く意味がない。
- エマージェントを2年持つべきか?と聞かれたって、僕に答えられるのは「明日ぐらいまでは大丈夫じゃない?」としか答えられない。相場ってそういうもの。
2020/05/06:大企業でもエマージェントにへこへこしてお願いしに行っている
ワクチン工場建設やサプライチェーン構築銘柄を探してみたいけど、素人が調べる術ありますか?
- ワクチン工場でキャパをもっているところは、全米で5社ぐらい。
- そのうちの一社が上場で、エマージェント。
- ワクチン工場はリードタイムが非常に長い。4年ぐらいかかる。今から建設しているというニュースで株を買っても駄目かも。
- FDAから工場認証をもらうのが、ものすごくハードルが高いです。
- 株式上場してIPOして、新薬も承認されたがお薬を作るバイオ工場が承認されず株価が暴落するケースは何度も経験している。そのぐらいバイオ薬の量産は難しい。
- 僕なら、すでに稼働している工場、つまりエマージェントの株を買った方が安心。ジョンソンエンドジョンソンぐらいの大企業でも、エマージェントにへこへこしてお願いしに行っているんですよ。それなのになぜどこの馬の骨かわからない企業がワクチン工場をいきなり立ち上げられるわけ?イミフだよね。
- そこらへんのことは、どのぐらいハードルが高いことなのか庶民にはわからない。エマージェントはこれから相場が始まる1階だと思っています。
2020/05/04:今から買ってちょうど良い
- 今から買ってちょうど良いと思う。
- チャート的に新高値を更新し一皮むける標準になっている。今後、トランプ大統領が言っている爆速ワクチン開発計画が実行に移されると、臨床段階でのワクチンをあたかも承認されたかのように大量に作り込みしておく。
- 量産キャパシティーをもっている企業はほんの片手で数えるぐらいしかない。ジョンソンエンドジョンソンでもエマージェントに依存している。
- どのワクチンが承認されるか否かに関わらず、エマージェントのビジネスは伸びていくと思う。
2020/05/01:もしワクチンが成功したら…
今からでも買いですか?
- 昨日、決算発表があったけど、みんな見ていない。どうでもいい。それは新型肺炎向けのワクチン製造下請け案件を3つとったことが材料で株価が動いているから。
- ま、ボチボチの決算だった。カンファレンスコールで今後の見通しについてアナリストが聞いていた。ジョンソンエンドジョンソン、バックスアート、ノババックスの契約に関して、臨床向けのワクチンを作る契約なんです。承認された後、国民に広く配る契約ではない。
- だから、もしワクチンが成功したら、今の契約の10倍とか15倍ぐらい軽くなると思うよ。ま、10倍になるとは会社側は言っていなかったけどね。
2020/04/29:チャート的にカップを形成。タイムリー!
夏頃に100ドルぐらいなる?
- 目標価格はわかりませんw だけども良いと思います。
- 今、チャート的にカップを形成して、過去の最高値とツラの水準に来ているのでタイムリー。
- ひょっとしたら今の水準でしばらく揉んでポーンと高値抜けるかも。
- これまでにワクチン製造の3件を契約取っているが、それだけに留まらないと思います。
実際には同年8月に136ドルを超えちゃうんだよねぇ〜。
2020/04/25:モデルナ買うより安全
- ワクチンができた後、ワクチンを委託生産する工場、つまり下請けの銘柄がエマージェント。
- この会社はワクチンの製造に特化している。
- 半導体の世界では、デザイン会社とかがある。たとえばエヌビディア、AMDとか。彼らが回路を設計して、TSMCに製造委託する。TSMCはファウンドリーで、彼らがチップを製造する。
- エマージェントはTSMCのような会社なんです。これ重要な事だから理解して。
- 2000年頃、アメリカで炭疽菌を使ったバイオテロが起きた。その炭疽菌ワクチンを生産することからスタートした会社。
- 炭疽菌ワクチンの売上高が1.7億ドル、天然痘ワクチンの売上高は2.4億ドルぐらいある。アメリカでは唯一のサプライヤーです。
- エマージェントが作っている炭疽菌ワクチンは、生物兵器に対抗するもの。国家安全保障に密接に関係したビジネスをやっている。もっといえば、国策企業だということ。
- 合衆国保健福祉省、防衛国家安全保障関係省庁と深いパイプがあります。
- 炭疽菌や天然痘ワクチンには賞味期間がある。バイオテロに対して、そういうものを政府は備蓄している。しばらくすると、賞味期間がすぎて廃棄処分しなければいけない。
- エマージェントは、炭疽菌ワクチンを製造し、アメリカ政府が保管して、時期が来たら廃棄処分する。また新しいものを納品する。備蓄の25%は毎年、入れ替えている。つまり、リピートビジネスです。
- 戦場で被弾したときモルヒネ注射を打つが、鎮痛剤としてオピオイドが利用される。アメリカではオピオイドで中毒になってしまって、中毒患者が増えてしまうことがあった。過剰摂取した際、その解毒剤としてナルカンという薬がある。そのナルカンを一手に引き受けて製造しているのが、エマージェント。
- エマージェントという会社は、国家安全保障に深く関わっている企業。
- でも、下請けなので利幅は薄い。だけど独占的にやっている会社なので参入障壁はものすごく高い。
- すでにノババックス、バックスアートといった企業が、エマージェントとタイアップして、ワクチンが完成したときは、彼らに作ってもらう。実際、第一層臨床試験向けにエマージェントへ委託した。
- 昨日、ジョンソンエンドジョンソンもエマージェントを指命し、1.3億ドルの契約を結んだ。
- ワクチンは博打。誰が成功するかわからない。みんな失敗するかもしれない。でも、エマージェントはサンプルを量産することができ手間賃で稼げる。誰が失敗しようが、成功しようが関係ない。言われたことをやって納品するだけだから。
- 風が吹けば桶屋が儲かるではないが、漁夫の利を得るのはエマージェントであることがわかりきっている。そういう会社。
- ただリスクもある。
- 近年の業績を見ると、売上高がするすると上がっている。これは注意する必要がある。アメリカでオピオイド中毒が急増して、解毒剤のナルカンの売上が増えた。いま、アメリカ政府はオピオイドを押さえ込みにかかっている。押さえ込まれたら、エマージェントの成長率も鈍化する。
- モデルナやイノビオなどを購入するより、エマージェントを購入する方が安全だと思う。
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