新興国市場への投資について、じっちゃまが教えてくれた大切な教えを備忘録としてまとめています。
新興国ETFへ投資する際の視点
新興国ETFに投資するタイミング
新興国ETFに投資するタイミングはたったふたつ。
1.米国が利上げしていないときを選んで買う
2.新興国ファンドが宣伝されていないときを選んで買う
これだけです。
経済指標のどこを見る?
新興国の代表的な経済指標は次のとおり。
以降、本記事は執筆中のため、参考程度にご覧ください。
56:58に新興国の見方について言及されています、
これらの数字を調べる際、IMF(国際通貨基金)のホームページを観に行くのがセオリーのようです。実際、じっちゃまはIMFのデータを出典元にしています。
ただし、じっちゃまに質問したところ、各国の中央銀行から数字を引っ張るのが良いと回答してくれました。
では実際にどのようにして数字を拾うか。以下に私が実践しているやり方を記しておきます。
まずIMFのカントリーインフォメーションのページへアクセス。
次にお目当ての国の頭文字であるアルファベットを選択します。
以下はベトナムを選択したときの画面遷移。
ベトナムのカントリーデータを選択し、グラフ上部に記されているインディケーターをクリック。
すると目当ての指標が記されるのでここで数字を拾っています。OUTLOOKの数字を調べる場合は、ホーム画面下にある「World Economic Outlook」から数字を拾うようにしています。
GDPについて
株価の先行きを占う上で新興国のGDP成長率は殆ど相関性が無い。よって、GDP成長率にはほとんど注意を払わない。
GDP成長率は見ない…とおっしゃっていません。横目でチラリと確認する程度なのかも。
CPIについて
インフレがひどい国の通貨は売られやすいのでCPIは重要。CPIが高い国の通貨は弱い。
経常収支(Current account)について
経常収支は-2.0%くらいまでならOK。経常収支が大幅に赤字になっている国の通貨には不安が走りやすいので注意が必要。
外貨準備(foreign reserve)について
外貨準備もチェック。「貯金」がどのくらいあるか?を示している。
対外債務(foreign debt)について
対外債務は「GDPの何%」で表示される。30%以下ならOK。小さければ小さいほど良い。
2020/01/21:お金が抜けているときに新興国へ投資するのは非常に危険
- 2003年は(SARSの影響による)急落の後で、新興国市場はすごくいい買い場だった。大相場の起点だった。
- 今回も(新型コロナウィルスの発生で)新興国市場はかなり下がるかもしれないけれど、今日とか明日とかには買い出動しないで。でも、半年後とかにはすごく良い買い場が来るかもしれない。
- 今の世界の資本市場の構図というのは、アメリカが景気良くてアメリカにお金が集まってきている。そういう風に世界のお金がアメリカに集まってきているときというのは、新興国や周辺国からお金が抜けているとき。
- 新興国など小さな株式市場で、お金が抜けているときに投資するのは非常に危ない。お金が抜け始めると、マーケットがすごくギクシャクし始めるから。
- これから香港市場とかは、そういう局面に入っていくかもしれない。
- 要するにアメリカの引力が強すぎる。アメリカへの投資があまりにも鉄板だから。
- ボトムフィッシングするときには、重々そういうことを考えて、用心深くいってほしい。
- 一般論になるが、たとえばの話、今年11月に大統領選挙があって、トランプ大統領が勝利して、来年になり好材料が出尽くしてアメリカが不景気になったら…。
- 今までアメリカがこーんなに良くて、その他の国々がこんなに悪かったのが、比較感でシーソーが逆になり始めたら…。
- そのときにお金がアメリカから抜け出して、新興国とか小さな市場にお金が流れ始めていく。そのタイミングがグッドタイミングなんですよ。
- だから、(新興国市場への投資タイミングは)今ではない。今はまだアメリカの吸引力がすごく強い。
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