TradingView提供の VRTX ファンダメンタルデータ
ヴァーテックス・ファーマシューティカルズ(ティッカーシンボル:VRTX)が第3四半期決算を発表しています。
EPSは予想 $4.08 に対し、結果$4.38でした(前年比25%増)。
売上高は予想$2.69Bに対し、結果$2.77Bでした。
売上高成長率は前年同期比+11.6%でした。
通年の製品売上高ガイダンスを108億ドルから109億ドルに引き上ました。
CF治療薬(vanzacaftor triple)と急性疼痛治療薬(suzetrigine (VX-548))の2つの製品上市に向け準備中です。
ヴァーテックスが現在取り組んでいる3つの薬の開発プログラムが進展しています。
それぞれの薬は、異なる疾患を対象としており、いずれも治験のフェーズ3に進んでいます。
フェーズ3は、新薬の開発プロセスにおける最終段階のひとつで、この段階では薬の有効性や安全性が多くの患者で確認されます。
- suzetrigine: DPN(糖尿病性末梢神経障害)という、糖尿病患者に見られる末梢神経の損傷を対象としています。
- povetacicept: IgAN(IgA腎症)という、腎臓に影響を及ぼす自己免疫疾患を対象としています。
- VX-880: T1D(1型糖尿病)を対象としており、自己免疫によりインスリンを作る細胞が攻撃されてしまう疾患です。
この進捗は、同社の開発パイプライン(研究開発中の薬剤リスト)が順調に進んでいることを示しており、ヴァーテックスにとっては、好材料です。
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