株式投資を始めてから4年7か月が経過。元手資金を2024年10月現在、13倍増やすことができました。
さらなる高みを目指すべく、投資をする上で心がけたことをまとめてみました。
なお、この記事は投資初心者の方が読むべき内容です。あらかじめご理解ください。
投資成功率をあげた5つの心得
暴落時に買った
2020年3月。コロナが流行して株が大暴落した、まさにその時、僕は「これはまたとないチャンス!」とスタートさせたのが株式投資の始まりでした。
当たり前、タイミングが良かっただけ…といえばそれまでですが、間違いなく勝利を手にした第一歩でした。
あのとき、世間はみな、世紀の大暴落に震え上がっていました。
でも今になって思えば、絶好の買い場でした。実際、2020年3月に買った銘柄は、すべて儲かりました。
一方、イケイケの雰囲気の中、なんとなく買った銘柄は、痛い目にあうことが多かった気がします。
以来、個別銘柄を購入する際は必ず、恐怖を感じているか…と自問するよう心がけています。
暴落時はめったにないチャンス。至極当然の話かもしれませんが、実際にこれ、意外とできないです。

ちなみに僕は、買いに走るタイミングは、VIX、プットコールレシオ、Fear & Greed Indexなんかを見ています。
日本株バリュー投資を止めて米国グロース株に投資した
株式投資をスタートさせた頃は、日本株の個別銘柄をたくさん保有していました。
割安と言われる銘柄を保有し、ただただ上がる日をじっと待つ。いわゆるバリュー投資です。しかしこの方法は、資金力に乏しい僕にとって不向きでした。
もちろ元本が大きければ、配当だけ狙うやり方はあるでしょう。
しかし元手が100万という小さな金額だったので、上がっても微々たる利益です。僕の場合は有益な結果はもたらしませんでした。
そこで、バリュー投資に見切りをつけて、やり方を変えることにしました。
割安な株を持って「いつか上がるのを待つ」のではなく、儲けている会社の株を買って「近い将来上がる株を持つ」戦略に変更。
インカムゲインではなくキャピタルゲインを狙うのです。
また、日本株を止めて米国株にチェンジしました。経済成長がある国の成長株投資にシフトしたのです。世界経済を動かしているのは、Apple、Google、Microsoftなど名だたる企業はすべて米国の会社だったからです。
勝つか負けるかわからない日本の中小企業に期待を寄せるより、はるかに成長性があって、とんでもない規模でお金儲けてしいる米国の会社に投資するのが資金を増やす近道です。

ポートフォリオはコアサテライト戦略にした
何を買えば良いかわからなかった頃、投資の神様であるウォーレンバフェットの本を読みあさり、彼が言っていることを極力マネしました。

バフェットの書籍だとこの辺からが入りやすいです。

投資を始める上で「複利の力」を理解するのがとても、とても重要です。
その戦略のひとつったのが、S&P500のようなインデックス投資をポートフォリオのコアにすることでした…。
インデックス銘柄の投資信託をコツコツ積み立てるだけでOK。下がろうと上がろうと横ばいだろうと、とにかく毎月同じ額をちまちま積み立てました。
個別株はハイリスクハイリターン。ボラティリティも激しく、時に夜眠れなくなることもありました。
でも、コアサテライト戦略といわれる投資法を行ったことで、分散投資が簡単にできてリスク回避ができます。
コアサテライト戦略は、投資ポートフォリオの構築方法ひとつです。この戦略は、「コア(核)」と「サテライト(衛星)」の2つの要素でポートフォリオを構成させます。
この戦略のメリットは、安定性と成長性のバランスを取りながら、リスクを管理しつつ高いリターンを目指せる点です。
前提として、iDeCoやNISAの枠をフル活用するのが重要なポイント。手数料を考えるなら以下の銘柄からピックアップするのがおすすめ。
コアサテライト戦略については、今は亡き山崎元さんの考え方から学んだと記憶します。

山崎さんの教えは本当に学びが多かったです。
全世界ファンドがもっともリスクが穏やか。次に全米株式、攻めるならS&P500といった選択肢になるでしょう。
投資信託
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
ETF
- Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(ティッカーシンボル:VTI)
- Vanguard Total World Stock Index Fund ETF(ティッカーシンボル:VT)
- Vanguard S&P 500 ETF(ティッカーシンボル:VOO)
賢人の投資法を謙虚にカンニングした
僕がここまで勝てたのは、専門家やすでに成功している人の話を傾聴し、彼らのやり方をマネしたからです。
投資においてカンニングは悪ではありません。たとえばギターはじめて弾くときに、好きなアーティストの曲をコピーして、フレーズを覚えていく…そんな作業と似ているかもしれません。
具体的にいうと、僕の場合、証券会社が開催するセミナー動画を片っ端から見聞きしました。youtubeで投資系チャンネルも視聴しまくりました。
何度も聴いているうちに、彼らの発言から一定の共通項に気がつくはずです。見つけ出した共通項に沿って、投資することで僕は勝率がアップしました。
とにかく、偏見をなくし、先人達の教えに謙虚な姿勢で傾聴することが大事だと思います。

どの辺りの情報をカンニングしたか…については、話しが長くなるので別の記事に後日まとめてます。
銘柄に感情移入をしない
上がると期待して買った銘柄が10%以上下がったら、問答無用で損切しています。こういう銘柄は下がりきったところで、また上がり出すことが多いのですが、感情論を一切排除して損切りしています。
だからナンピン買いは一切していません。
ただひとつだけ、一時期、塩漬けにしていた銘柄は僕にもあります。ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)です。IPO直後から保有していた銘柄でしたから、どこか愛着を感じていました。
でも、結局25%値下がりしたところで、泣く泣く損切りしました。今となっては株式投資に「愛着」などという感情は一切不要だと実感しています。
銘柄を応援するとか、愛着を持つという発想は、株式投資において厳禁です。
まとめ
成功の秘訣…なんていうと高飛車に聞こえるかもしれません。でも、勝率を上げる秘訣は確かにある気がします。
先述した5つの秘訣はセオリーのほんの一部であり、あくまでも基本的な考え方の一部です。
ただ言えるのは、投資に終わりはなく素直に学び続けることだけが成功をたぐり寄せる秘訣だと確信しています。

投資はあくまでも自己責任でお願いします
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