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投資で成功するための9つの条件

じっちゃま最後のセミナーとなりました。じっちゃまのyoutubeチャンネルからはOMUSUBI-ch時代まで、ずっとお世話になってきた身としては、実にさみしい限りです。

最終回セミナーでは、今までの経験則から得た教訓をお話されていました。まさに、じっちゃまの集大成ともいうべき、とても、とても、価値ある内容。敬意を込めて、ここにまとめておきたいと思います。

良い投資家になるための必要条件

1. 良い決算の会社を買いなさい

良い決算とは、EPS、売上高、ガイダンスのすべてが、事前コンセンサス予想をクリアすることです。これらの数値にひとつでも取りこぼしがあると、良い決算ではありません。

良い決算が出ると、株価がポーンと跳ね上がるがほとんどの場合、損をしません。

逆に、悪い決算が出て株価がズドンと下がった場合、その会社の株を持ち続けるのは御法度です。すぐに売りましょう。

その理由は、機関投資家の振る舞い。良い決算が出た場合、1日で買い終わらない。悪い決算が出た場合、1日では売り終わらない。

どんなに自分が好きな銘柄であっても、ちゃんとした決算を出せない会社の株を買うのは良くありません。

2. 分散投資を心がけろ

株価指数ETFを買えば、一発で分散投資ができます。

たとえばS&P500を買えば、500銘柄に投資したのと同じ効果が得られます。

3. 過去最高値更新がチャンス

新波動入りしたアルファベット

株価が新高値になると証券界では「新波動入りした」と表現します。

新値はその株に新しい評価が生まれた瞬間であり、売り圧力が軽くなるということ。

新高値を更新した時に、そうした銘柄を売ってしまうのは非常にもったいないこと。こういうときはその銘柄から降りないようにしましょう。

チャートの読み方を深掘りしたい場合は「マーケットのテクニカル分析」は必読書籍。ウォール街で必ず読まれているバイブル書です。

4. 金利に注意を払え

金利と株式バリエーションはシーソーの関係にあります。一方が上昇すると他方が下がるのです。

株を買うのであれば、無リスク証券(債券金利(10年債))よりもリターンが得られることが確信出来なければならない。

つまり、市中金利はハードルの高さを表しているといえる。市中金利が上がるということは、投資行動のハードルが上がるということ。

良い投資家は、市中金利が高いときに株を買いません。

最低でも、米国10年債の金利は毎日チェックすること。
TradingViewでチェックするときは「US10Y」で検索。

5. 営業キャッシュフローに注目せよ

営業キャッシュフロー(営業CF)は、営業利益とは違います。

営業利益は経費などを差し引いた結果になりますが、営業CFは現金の動き。この違いの意味は、その企業の支払能力を表しています。

営業利益は意図的に粉飾・操作できる余地があります。一方、営業CFは、粉飾・操作できないので、ごまかせんません。

そのため、営業利益よりも営業CFが小さいケースが出てくる。こういう場合、ほとんどが決算書が嘘をついている。

だから、営業利益よりも営業CFが大きい方が良い。

過去3年にわたり、EPS、一株当たり営業CF、売上高が毎年増えている会社が良い。一株当たり営業CFは必ずEPSより大きくあるべきです。

さらに、営業キャッシュフロー(営業CF)マージンは、15%以上ある銘柄が良い。

楽勝で利益が出せる営業CFマージンがこの数字になります。

6. 新天地を目指す勇気を持て

ブームになる期間は最長で5年(ドットコムバブル)。

ひとつのテーマが大きく開花した後は、
ぺんぺん草も生えない荒涼とした相場が続きます。

ブームには必ず終わりがある。永遠に続いたことは一回もない。

賞味期間が終わったテーマやマーケットを捨て、新しいものに取り組みなさい。

ラッキになれる場所に移動したほうがいい。

いままで勉強してきた知識が無駄になってしまうが、どれだけ勉強したとしても相場は聞く耳をもっていない。

mRNAワクチン相場もそうだった。どれだけワクチンの勉強をしても、そうした知識にこだわっていても、ワクチンブームが終わったら、相場は終わり。

積み上げてきた知識や努力を捨てられるかどうかは、すごく大事。

7. アノマリーを軽視するな

アノマリーとは、過去の実績に基づく法則性にほかならない。

それが投資理論でうまく説明できないからといって、確実に存在する法則性を無視するのは傲慢な態度です。

典型的な例として、米国株は11月、12月、1月はだいたいパフォーマンスが良い。

他に、3月末から4月15日ぐらいにかけて、米国株で儲からないケースが多い。確定申告の期日が関係しているのかもしれない(納税のために現金を持っておかなければならない)。

こうしたアノマリーには逆らわないほうがいいと思います。

S&P500月次パフォーマンス(%、1950年1月~2020年5月、ストックトレーダーズ・アルマナック)

8. 周囲を観察しろ

相場が荒れた局面では、沈着冷静になりなさい。
逆に、みんながビビってて、相場に手を出しにくくなっているときは、買い場です。

自分の思い込みに固執せず、まず状況が変化したか事実を集めて判断すること。自分の心情ではなく、データが変わったときに踏ん切りをつけること。

周囲を観察し、皆が怖がっているときは大胆に、逆に皆が得意満面のときはそろりと足抜きを考えること

日経新聞の日曜版に投資に関する広告が出ていたら、マーケットは売りです。

強気相場は悲観の中で生まれ、
懐疑の中で育ち、
楽観の中で成熟し、
幸福感の中で、消えていく。
サー・ジョン・テンプルトン(Sir John Templeton)

9. 知識の空白は自分で埋めろ

投資は複雑系の専門分野である。
その知的挑戦を愛せない者は良い投資家になれない。

自分のチカラを過信せず、自分の知らないことを畏れ、謙虚であれ。

知識の空白は自分が勉強することで埋めろ。
そして知識が完成したときは相場的には売りだ。

投資で一番儲かるときというのは、何かを発見したとき。
逆に言えば、誰もしれない知識の空白を埋めるということ。

相場は、知ったらおしまい。
知識の完成を畏れてください。

人並みのパフォーマンスを求めるならば、VTI一択でも良い。
しかし、それは投資で身を立てる専門家のやることではない。

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