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じっちゃまが教えてくれた金(ゴールド)への投資方法についてのまとめ

ゴールドへの投資方法は、ETF、個別株、現物になると思いますが、オススメはETFになります。

ETFでゴールドを買う

一番簡単なのはETFを買う。このやり方がお手軽。金価格そのものに投資したい場合はこれが良い。

SPDRゴールドシェア(ティッカーシンボル:GLD)というEFTがあり、NY市場に上場されておりアメリカ株を買うやり方で買える。これが簡単。

そのほか、金鉱株のETFを買うやり方もある。代表的な金鉱株ETFには、ヴァンエックベクトル金鉱株ETF(ティッカーシンボル:GDX)。ヴァンエックというのは運用会社の名称。規模としては中堅ですが老舗の運用会社。産金会社のなかでも大型株を組み入れている。

つぎに小規模な産金会社を組み入れているETFもある。ヴァンエックベクトル中小型金鉱株ETF(ティッカーシンボル:GDXJ)。中小型株になるので少し値動きが荒っぽい。

産金会社(ゴールドを生産している会社)の個別株を買う

個別に産金会社の株を買うやり方もある。

代表的な銘柄ではアメリカ最大の産金会社でニューモント(ティッカーシンボル:NEM)、比較的生産コストが高くて業績変化率が大きい(オペレーティングレバレッジが大きい)のは南アフリカの企業でアメリカに上場されているアングロゴールドアシャンティー(ティッカーシンボル:AU)もある。

金鉱株のリスクについて

オペレーションリスク(操業リスク)、環境問題リスク、財務リスク、政治リスク、確認埋蔵量見積が間違えるリスク、政変リスクがある。それを踏まえた上で投資する必要がある。

ゴールドそのものと産金会社に投資する違い

金価格が上昇している局面では、往々にして金価格の上昇率よりも金鉱株の株価上昇のほうが早い。その理由は、オペレーティングレバレッジと呼ばれる現象があるから(生産コストが高くて業績変化率が大きいから)。

逆に金価格がするすると下落する場合、金価格の下落よりも金鉱株の価格下落がひどい。金価格が下がっているときには、金鉱株を買ったまま放置してはいけない。

オペレーティングレバレッジについて

産金会社が地中から1オンスの金を掘り出すとき、ブルドーザーのお金やワーカーの賃金コストが発生する。産金にまつわるすべてのコストをAISC(All-In Sustaining Costs)という。

AISCが高い企業ほど、なかなか利益が出ない。このことを会計用語では損益分岐点が高いという。つまり、高コスト体質だということ。

逆に言えば、高コスト体質な企業は、それ以上に金価格が上昇した場合、利益が面白いようにするする伸びる。つまり、利益の伸び率でいえば、高コスト体質企業のほうが利益が鋭角的に伸びやすい。要するにボロ株のほうが面白い。これがオペレーティングレバレッジと呼ばれる現象。

代表的な産金会社のAISCデータ(2020/07/02)

一番高コスト体質なボロ会社が南アフリカのハーモニー(ティッカーシンボル:HMY)。AISC(採掘コスト)は1,207ドル。今、金価格は1,800ドル(2020年7月時点)なので、採掘1,207ドルということは利益が出ているということ。

次に採掘コストが高い企業は、南アフリカのゴールドフィールズ(ティッカーシンボル:GFI)。採掘コストは、1,098ドル。

3番目以降の採掘コストが高い企業順は、南アフリカの企業でアングロゴールドアシャンティー(ティッカーシンボル:AU)で、採掘コストは992ドル。カナダのキンロスゴールド(ティッカーシンボル:KGC)。採掘コストは983ドル。アメリカのニューモント(ティッカーシンボル:NEM)、産金コストは966ドル。カナダのアグニコイーグル(ティッカーシンボル:AEM)、産金コスト938ドル。カナダのバリックゴールド(ティッカーシンボル:GOLD)、産金コスト894ドル。

金鉱株のバリエーションを確認する

これらの銘柄の株価、時価総額、それぞれの企業が持っていると思われる地下に眠っているゴールド、それのことをリザーブというが、リザーブの量で割り算して、バリエーションを確認する方法がある。

時価総額÷確認埋蔵量(リザーブ)を計算すると、眠っているゴールド1オンスに対して、株式市場の投資家は何ドルを株価に払っているかということが出てくる。

一番低い銘柄は、ハーモニー(HMY)。ゴールド価格は今1,800ドル(2020年時点の話)と言ったが、1,800ドルをそのまま買うやり方があるけど(これは良い買い方)、今、ハーモニー株を買ったら、わずか60ドル払うだけで1,800ドルしているゴールドを支配することができる。

つまり、地上にある金の延べ棒を買おうと思ったら、1,800ドル払わなければならない。けれど、ハーモニーの株を買うことにより、地下に眠っているまだ生産されていないゴールドを支配するならば、60ドルで買えるという話をしています。オプションみたいなものだよね。

なぜ、同じゴールドなのにそんなに価格差があるかというと、1,207ドルもかけて1オンスのゴールドを掘り出さなければならないという高コスト体質に対して投資家が嫌気しているから。だから地下に眠っているゴールドは二束三文で売買されいているという理解になる。

そのほかの企業の「時価総額÷確認埋蔵量(リザーブ)」の数値をいうと、ゴールドフィールズ(GFI)171.5ドル、キンロスゴールド(KGC)274.2ドル、アングロゴールドアシャンティー(AU)275.5ドル、ヤマナゴールドAUY416.1ドル、ニューモント(NEM)495.5ドル、バリックゴールド(GOLD)671.7ドル、一番高い評価を受けているのがアグニコイーグル(AEM)697.3ドル。

一番割安な株はハーモニー(HMY)60.80ドル。一番割高なのがアグニコイーグル(AEM)697.3ドル。だから10倍以上の差があるということ。

トレードのポイントとしては、金価格がどんどん上昇するという強気であれば、ハーモニーを買って下さい。もし、これからあがったり下がったりして、紆余曲折あるだろう、ちょっと心配だということであれば、アグニコイーグル(AEM)を買った方が良い。そういう風にこれらのデータを使うべき。

 

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