Investor’s Business Dailyで成長株として注目されるバイオ株ジェンマブ(GMAB)銘柄分析


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ジェンマブがなぜ注目されているか?

このバイオ株について、広瀬さんがコメントした経緯はありませんが、Investor’s Business Dailyでは、 IBD50トップ10リストに追加され、注目されています。新興バイオ企業ではありますが、パイプラインが豊富で今後の成長がかなり期待されます。

Genmab A/S は、デンマークにおいて、がんやその他の疾患の治療のための抗体治療薬を開発している。多発性骨髄腫(MM)患者の治療に用いるヒトモノクローナル抗体DARZALEX、甲状腺眼症の治療に用いるteprotumumab、慢性リンパ性白血病(CLL)と多発性硬化症の治療に用いるヒトモノクローナル抗体ofatumurnab、進行・転移性の胃がんまたは食道がんおよびNSCLCの治療に用いるAmivantamabなどを販売。約20もの前臨床試験プログラムを有しており、その強力なパイプラインは有望視されている
Yahoo!financeを参考に編集

ジェンマブ(GMAB)に関するまとめ

主力製品

ジェンマブの主力製品は、多発性骨髄腫薬のダラザレックス(ダラツムマブ)です。2022年9月期(第3四半期)の主力3薬の売上高は以下のとおり。

  1. DARZALEX®(多発性骨髄腫薬):DKK 3,049M(前年同期比成長率:+68.7%)
  2. TEPEZZA ®(甲状腺眼疾患薬):DKK 3,049M(前年同期比成長率:-6.8%)
  3. Kesimpta®(再発性多発性硬化症薬):DKK 213M(前年同期比成長率:+213.2%)

「DARZALEX ®」として販売されているダラツムマブは、市場に出回った最初のヒト CD38 モノクローナル抗体です。ダラツムマブを使用したお薬は、点滴で投与する「DARZALEX®」または注射投与する「DARZALEX SC」があります。

管理人
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「よく効く薬」として知られ確実に売上高を伸ばしています。日本でもダラツムマブが保険適用され、今後も売上を拡大させるのではないかと期待しています。

「Kesimpta®」(オファツムマブ)は、成人の再発性多発性硬化症 (RMS) の治療薬です。米国、EU、カナダ、日本などで承認されています。進行性多巣性白質脳症(PML)が起こりにくいといわれ、安全性が高いため注目されています。ただ、感染症リスクが高まるため、コロナ渦では使いにくいという意見が医師の間でもあるようです(以下の動画参照)。

ジェンマブのパイプライン

2022年12月時点でのジェンマブのパイプラインは以下のとおりです。

answers.ten-navi.comより引用

開発中のお薬で、注目したいのがEpcoritamab(エプコリタマブ)です。商品名は「(DuoBody ® -CD3xCD20」。アッヴィとの共同開発している再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫のお薬になります。

米国で2023年5月21日までに承認判断が下される予定になっています。欧州ではアッヴィが申請済み。欧州では、スイスのロシュが「Lunsumio」(一般名・mosunetuzumab)の承認取得済みです。

エプコリタマブは、米国で来年5月21日までに承認判断がある予定。欧州ではアッヴィが申請を済み。スイスのロシュが欧州で「Lunsumio」(一般名・mosunetuzumab)の承認を取得済み。

チソツマブベドチンは、米国では2021年に再発・転移性子宮頸がん治療薬「Tivdak」として迅速承認を取得しています。

多発性骨髄腫薬(ダラツムマブ)について

上図は多発性骨髄腫薬の変貌を年代順に表したものです(図1)。図の右側に記された「新規治療薬」領域のなかに「ダラツズマブ」とありますが、これがジェンマブが開発したお薬です。

日本においてダラツズマブは、17年に再発・難治性多発性骨髄腫に対して承認。2019年には初発の多発性骨髄腫に対して承認。2021年12月に保険適用されました。

  1. プロテアソーム阻害薬
    総称名:ベルケイド<一般名:ボルテゾミブ(製薬会社:ヤンセンファーマ)>
    総称名:カイプロリス<一般名:カルフィルゾミブ(製薬会社:小野薬品工業)>
    総称名:ニンラーロ<一般名:イキサゾミブクエン酸エステル(製薬会社:武田薬品工業)>
  2. 免疫調整薬
    総称名:サレド<一般名:サリドマイド(製薬会社:藤本製薬)>
    総称名:レブラミド<一般名:レナリドミド水和物(製薬会社:ブリストルマイヤーズ)>
    総称名:ポマリスト<一般名:ポマリドミド(製薬会社:ブリストルマイヤーズ)>
  3. モノクローナル抗体薬
    総称名:ダラザレックス<一般名:ダラツムマブ(製薬会社:ヤンセンファーマ)>
    総称名:ダラキューロ<一般名:ダラツムマブ(製薬会社:ヤンセンファーマ)>
    総称名:サークリサ<一般名:イサツキシマブ(製薬会社:サノフィ)>
    総称名:エムプリシティ<一般名:エロツズマブ(製薬会社:ブリストルマイヤーズ)>
    血液がんフォーラム2022(Cancer Channel)から引用

上記3剤とステロイド剤を組み合わせた治療が、多発性骨髄腫の標準治療です。ダラザレックスもダラキューロもジェンマブが開発したお薬に違いはありません。違いは、ダラザレックスは点滴剤であるのに対して、ダラキューロは皮下注射になります。

ダラザレックスは何時間(初回7時間、2回目からは4時間)も点滴しなければなりませんが、ダラキューロであれば短時間で投与が可能であるため、ダラキューロが選ばれるようです。

売上高推移

さて、この銘柄にエントリーするかどうかは、今後のパイプライン承認状況によるかと思います。

ただ、過去の業績を振り返ると売上高が2021年に減少しているのが気になります。

企業として何らかの問題を抱えて成長後退していたとしたら懸念材料になりますが、その心配はなさそうです。

2020年に、アッヴィ社からライセンス収入として一時金4,398百万DKK(ライセンス売上高)が、計上されていたのが要因です(2021年年次決算資料から参照)。

Genmab 2021 Annual Reportより

2020年の売上高からアッヴィのライセンス収入4,398百万DKKを除いたとして、同年売上高は5,713百万DKKになります。

一時的ライセンス収入を除くと2019年から2021年の売上高成長率は以下のとおりになります。

2019年売上高:5,366百万DKK
2020年売上高:5,713百万DKK(前年同期比成長率+6.47%)
2021年売上高:8,482百万DKK(前年同期比成長率+48.5%)
管理人
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そもそも、一時金を無かったことにして成長率をみるのはナンセンスかもしれませんが、これで投資する懸念材料はひとつ消えました。

ジェンマブ(GMAB)に関する2022年まとめ

2022/12/23:IBD、バイオ銘柄トップ5にリストアップ

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2022/12/12:日本参入を本格始動

ジェンマブ、日本市場本格参入へ体制構築…P3に2品目、将来的には「日米同時開発」 | AnswersNews
デンマークに本社を置くバイオテクノロジー企業ジェンマブが、日本市場への本格参入に向けて体制構築を進めています。2つのパイプラインがP3試験の段階にあり、将来は日米同時開発・申請を目指しています。

2022/11/09:9月決算発表 EPS、売上高、ガイダンスすべてOK

9月 FY22
EPS 予想$0.23 vs $0.53 ⭕️
売上高 予想$473.493M vs $551.031M⭕️
YoY +54.0%

2022年ガイダンス
売上高 12,000-13,000→13,500-14,500DKK M に上方修正

✅ダラザレックスの売上高は前年同期比+35%成長
✅ロイヤリティ収入は前年同期比+75%成長
✅再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫薬「Epcoritamab(エプコリタマブ)」において重要なアップデートが2点あり。2022年下半期に米国食品医薬品局 (US FDA) に生物学的製剤承認申請 (BLA) 。アッヴィは、全身療法を2ライン以上行った再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者さんの治療薬として、epcoritamabのSC版を欧州医薬品庁(EMA)に販売許可申請し、EMAにより有効性が確認されました。

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