こんにちは。酒とロック(@saketorocks)と申します。
今日は、投資神様、ウォーレン・バフェットからの学びメモです。
彼の書籍「バフェットの財務諸表を読む力」から、銀行株の買い方についてです。
バフェットが教える銀行株の買い方
じっちゃまが、ウェルズファーゴ(WFC)を推奨していましたが、僕もどこかで入ろうとしています。
でも、推奨していたから…という理由で、あまり安易に手を出すのはどうかな…と最近、感じるようになっています。何より、売り時もわからない(^_^;)
そんなとき、「バフェットの財務諸表を読む力」に、銀行株の買い方についてページが少しだけですが割かれていました。
短期借入金と長期借入金に注目せよ
バランスシートには、資産の部、負債の部、純資産の部が書かれています。ここで注目するのが負債の部に記載されている「短期借入金」と「長期借入金」の比率についてです。
銀行株の投資を考える際、その企業のバランスシートのうち、長期借入金より短期借入金が多い場合は、投資しないこと。これが鉄則とバフェットは説いています。
短期金利と長期金利の差で銀行は儲けている
短期借入金とは、1年以内に返さなければならない借金のこと。
銀行は、短期で借り入れたお金を長期で貸し出すことで利益を生み出しています。
もし、短期借入金の金利が1%で、長期貸出金利が5%だとしたら?
この場合、銀行は短期で借り入れたお金を長期で貸し出せば、利ざやが生まれます。
FRBが2023年まで政策金利を利上げしないと言っています。一方、長期金利はズンズンと上昇しています。
これは、新型コロナワクチンの普及により景気回復を見込んでいるため。イールドカーブが立ってきて、銀行が設けやすくなっている。
総量規制が解除される日が近いウェルズファーゴにとって、環境はさらに良くなっている、だからこそ、じっちゃま推奨銘柄として推すわけです。
ところが、短期借入金の金利が長期金利を上回るとしたら、銀行はどうなるか。
仮に、短期金利が6%になったとしたら。長期でお金を貸した金利(この場合は5%)以上のコストが発生してしまう。しかも短期金利は1年以内に返済しなければならない。
バフェットは、警告しています。
銀行業における最も懸命かつ安全な金儲けの方法は、長期で借りて長期で貸すことである。
手っ取り早く利ざやを稼ぐには、短期で借りて長期で金を貸すこと。だけど、これは攻撃的でリスクが伴う。逆に、長期で借りて長期で貸すことができる銀行は安全かつ健全だということ。
そこで米国投資銀行の短期借入金額の比率を調べてみた。
銀行名 | ティッカー | 2020年 | 2019年 |
ウェルズファーゴ | WFC | 27.7% | 45.8% |
バンクオブアメリカ | BAC | 7.3% | 10.0% |
ゴールドマンサックス | GS | 24.8% | 23.3% |
シティグループ | C | 10.9% | 14.0% |
ウェルズファーゴは、短期借入比率が高い。特に2019年は45.8%もあった。総量規制によるものなのだろうか?
ゴールドマンサックスも比較的、短期借入比率が高い。シティグループやバンクオブアメリカは低めだった。
まとめ
長期金利上昇により、銀行株の環境が良いのは理解できるが、いまだウェルズ・ファーゴを買えていない。
というか、箸が進まないといったほうがいいかも。
結局VTIを買い増しすることになりそう。早漏買いするよりは、まぁいいか。
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